2010年12月31日金曜日

一年を振り返る(2092)



この一年を振り返って、一文字で表すとすれば、

「再」

ですね。

再会・・・
河本コーチと再会し、一緒に仕事を始めました。

再開・・・
しばらく休んでいたブログを再開しました。

再生・・・
クラブの運営をもう一度見直し、理想のアカデミーに向かって歩みます。

再出発・・・
今までの自分の軌跡を振り返り、気持ちを新たに進みます。

・・・そんな感じですね。

自分にとって、自分に起こった出来事は、

「すべて意味がある」

と捉えます。

自分にとって良い事、悪いことという区別をせずに受け入れます。

その意味を考え、自分のすべき道を探ります。

すべてのことは、この道のためにある・・・そう考えます。

来年は、その道をまっすぐに進もう、そう思っています。

今年も大変お世話になりました。

そして、くる年が皆様にとって素晴らしい年であるように祈っています。


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2010年12月30日木曜日

至福の時間(2091)



「ヤングスターカップⅡ2010」が行われました。

私は、大会運営といっても、本部に居座って子どもたちとたわいもない話をして過ごします。

これが実に心地いいんですね。

私に対して、

「ねえねえ」

と、友達のように話しかける子どもたちに、

「あのさあ、私は君たちの友達じゃあないんだよ・・・・」

「あのう、すみませんが、くらい言えないの?」

「おバカさんかな?」

とツッコミを入れながら楽しく過ごします。

こんな子どもたちが、何年かすると立派な選手に成長します。

そんな選手のプレーを見ながら、

「あの子も昔は???だったよなあ」

と懐かしいような気持ちに浸ります。

これが私の至福の時間です。

「なんで、一銭にもならないことをやるんですか?」

と聞かれれば、

「こういう時間を味わいたいから!」

と答えます。

これからも至福時間が続く・・・最高です。


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2010年12月29日水曜日

宝もの(2090)



昨日の「トップジュニア・テニスクリニック」には、たくさんの子どもたちが参加してくれました。

3時間のクリニックのために、静岡や岐阜から来てくれた子も多くて大変嬉しく思いました。

クリニックでは、特別な練習をしたわけではありません。

試合に勝つために「当たり前にしなければならないこと」を再確認したということです。

ウォーミングアップやトレーニングをちゃんとやってください。

いつでもしっかりと構えてください。

変化をつけて打つことを心がけてください。

あきらめないでボールを追ってください。

こうした「当たり前のこと」にちゃんと気づいて練習できる子が強くなっていきます。

みんなのこれからの成長を期待したいですね。

それと、もう一つ嬉しいことがありました。

ロングウッドの卒業生が集まってレッスンを手伝ってくれたことです。

まさかレッスンの手伝いをするとは思っていなかったでしょうが、せっかく来てくれるのであれば後輩のために一肌脱いでもらおうとお願いしました。

「せっかくの休みにこんな事させられるとは・・・」

と思っていたかもしれませんが、本当に、本当に一生懸命やってくれました。

「テニスが好き」

という思いが参加した子どもたちにも伝わったのではないでしょうか。

こうやって卒業してもクラブに集まってくれて、一緒にテニスがやれる・・・私の夢です。

この子たちは、こうやって「私の宝もの」になっていきます。

一緒にご飯を食べ、ボーリングをやって、苦手なパフェまで付き合って、楽しい時間を過ごしました。

ロングウッドを卒業しても、ずっとテニスを続けてくれる、テニスを通して豊かな生活を送ってくれる・・・その夢が続いていけばいいなと思います。

でも、もうちょっとボーリングは練習したほうがいいかな。

次回の挑戦を待っています!


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2010年12月28日火曜日

1+1>2(2089)



数学であれば等式=になるところですが、人間の関係においてはこうなることもあります。

河本コーチが一緒に仕事を始めてくれるようになって約2ヶ月が経ちました。

本人は初めてのことが多いので戸惑うことばかりだと思いますが、私はとても楽になりました。

楽になったというのは、仕事の量が減ったという意味ではありません。

気持ち的に楽になったという意味です。

何か今まで以上のことがやれそうな気がします。

子どもたちにもっと大きな世界を見せてやることがたくさんできるかも知れません。

強くなるための環境をしっかりと作ってやれそうです。

そんな気持ちにさせてくれたということです。

人間のつながりは大変もろいものです。

1+1<2になることも知っています。

だからこそお互いが同じ指向性を持っていることが大切になります。

それを大切に、1+1>3にも4にもなるようにしていければ良いと思っています。

河本コーチ、心から感謝していますよ。

これからもよろしくお願いします。


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2010年12月27日月曜日

買い物(2088)



この前の休みに、カミさんと娘たちと一緒に買い物に出かけました。

私は買い物が大の苦手ですが、久しぶりに家族揃っての買い物なのでちゃんと付きあおうと思っていました。

しかし!しかしですよ、9時間です。

9、9、9、9、9、9、9、9、9、9・・・・・時間です!

いったい、どんな買い物をしたら、9時間も買い物ができるのでしょうか?

しかあああし!!!

「もっと大丈夫!」

とまで言いました。

昨年、同じ時期に寮生を連れて買い物に来た時も7時間でした。

その時は、2時間くらい車に戻って寝たり、テレビを見て過ごしたので、何とかぎりぎり持ちました。

でも、今回は、しっかりと付き合っての9時間です。

「あなたも買い物すればいいじゃん!」

と言われるかもしれませんが、私の買い物は1時間もあればことは足ります。

残りの時間は、あちこち歩き回り、

「あ~でもない」

「こ~でもない」

の連続攻撃に耐えながら、ぼうっと時を過ごすのです。

最後の方は意識朦朧としてました。

いやはや女の人の買い物根性はすごいですね。

この集中力と忍耐力を見習わなければ・・・と少しだけ思います。

でも、よくよく考えてみれば、私は秋葉原や大須(名古屋の秋葉原みたいなところです)では、何時間も居られます。

要は、好きなモノがあるかどうかということですね。

少しはファッションにも興味を持ってみようかな。

まず無理だとは思いますが・・・


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2010年12月25日土曜日

力を抜いてスイングしよう!(2087)



グリップを厚く握り、ラケット面が上を向いて準備する人は、脇が閉まったテイクバックの形になる。当然スイングでも脇が閉まり、インパクトで肘が下がってしまう。

それに対して、正しいグリップで「シャットフェイス」に構えることができる人は、自然と脇があいた構えになる。

なぜ脇をあけたほうが良いのかは、今までの解説を読んだ方ならお分かりいただけると思うが、その方が上腕をスムースに振りやすく、スイングスピードは速くなるからだ。

これはサービスでは最も大切なポイントだ。

「自分で意識的に力を発揮することはあまりよくない」とストロークの解説のときに説明した。

「手首を強く固定する」とスムースなスイングを妨げてしまうのはサービスでも同じである。

サービスでは特に構えのときに手首の力を抜くように注意してほしい。

ボールを持って構えたときに、上から見て打つほうのラケット面が見えていれば良いが、反対の面が見えている人はグリップが悪いか、手首を強く曲げてしまっている。

ここではできるだけ手首をリラックスさせて構えるようにしたい。

もちろん、テイクバックのときも力が抜けている方が望ましいのは言うまでもないだろう。


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2010年12月24日金曜日

部活動とはなんだろうか?(2086)



よく部活動とはなんだろうかと考えます。

今年の4月から深く部活動に関わるようになってから、よくそういうことを考えるようになりました。

正直、いろいろと戸惑うことも多くて、しっかりとした体制を作って指導してきたわけではありません。

お願いしていたコーチも何度か変わって、混乱も生じました。

なので、本来であれば、年度の初めの頃に行う予定の保護者会も12月になって初めて行いました。

いくつか質問があって、その中に、

「この部活動の目標とは何ですか?」

と聞かれました。

最近の団体戦の成績が県大会ベスト8だったので、ベスト4ぐらいの目標が妥当だと思って、そう答えました。

子どもたちの中にも、そう考える生徒が多いと感じています。

また、

「そのような大会の成績を目指すものではなく、人間形成に寄与することを期待して部活動に参加させています。」

という意見もありました。

「達成目標としては県大会ベスト4、行動目標としては自立した人間形成が目標としてあります。」

と答えました。

でも、私にとっては、それほど大したことではありません。

一番大切なことは、目標は何であれ、必死になって取り組む姿勢です。

いい成績をあげるかどうかではなく、ただ強くなるためにがんばる
(ひたむきさがなくては、ただつらいだけです)

練習の内容が悪くても、その中から何かをつかもうと努力する
(強くなれないことを練習や環境のせいにしてはいけません)

人間関係がうまくいかなくても、それを試練として乗り越える
(これからもっと苦しいことはたくさんあります)

さぼりたいという怠惰な心を自制し、コートに向かわせる
(練習なくして強くなることはありません)

いろいろなことを犠牲にして、テニスに取り組むことを最優先にした青春を送る
(犠牲にしたものの数だけ、きっといいことがあります)

苦しくても言い訳せずにがんばる
(苦しさが自分を磨きます)

こういうことを通して、「人間としての強さ」を身につけるということです。

親御さんたちは、子どもたちにとってより良いものを与えようとして、それを部活動に期待します。

でも、私は、子どもたちの自立心を養うためには、多少難しい状況があったほうが良いと考えます。

もちろん、親が準備するものでもありません。

その中で、

「私は他の何もしていない生徒とは違う」

「苦しくてもがんばる自分を誇りに思う」

「苦しさに耐えて強くなろうとする自分が好きだ」

という「考え方」を身につけるということです。

そういう「プライド」を持つということです。

それが部活動の本質だと思います。

もちろん、クラブでの指導でも同じです。

私は、子どもたちに「強さとは何か」を教えていきたい・・・そう考えています。


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2010年12月23日木曜日

トレーニングを教えるのは難しい(2085)



トレーニングを指導することが難しいのは、どんなトレーニングを行えば良いのかということがよく分からないからです。

私は大学院でトレーニングに関することを専門に勉強してきました。

それでも、環境に応じてトレーニングプログラムを組むことは容易ではありません。

何年も経験してきて、プログラムを組む手順が理解でき、トレーニングの種目をいくつも考えて、やっと納得のいくプログラムを組むことができます。

これからは、そのノウハウを何らかの形で伝えていかなくてはならないと思っています。

テニスに必要なトレーニングとして、

■体幹トレーニング

■メディシンボールを使った股関節強化トレーニング

■マシンによる筋力強化トレーニング

■バーベルを使ったバランス系筋力トレーニング

■ジャンプ系トレーニング

■ラダーなどのアジリティトレーニングを含むオンコートトレーニング

■LSDによる全身持久力向上のためのトレーニング

が挙げられます。

私のアカデミーでは、これらのトレーニングをバランス良く振り分けて指導しています。

初めはぎこちなかった動きがスムースになり、力強さが高まるを見ると、改めてトレーニングの重要性を認識します。

子どもたちは、きっと、

「もっとテニスがしたい!」

と思っているかもしれません。

でも、

「強くなるにはトレーニングだ!」

と言い続けて、それが当たり前になるようにしていきたいと思います。

時には一緒にトレーニングしよう!・・・ちょっとだけ、思います。


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2010年12月22日水曜日

トレーニング(2084)



練習時間に加えてトレーニングの時間を確保するのは容易なことではありません。

「そんな時間があるならもっとコートで練習させてほしい」

と願う親御さんの気持ちもわかります。

「お金を出してトレーニング?」

「テニススクールなのにトレーニング?」

そう思う人もいるかも知れません。

でも、私たちが運営しているのはアカデミーです。

その子の持っている能力を引き出し、テニスを通して豊かな人生を送る、という目標を掲げて指導しています。

その目標を達成するためにトレーニングは欠かせない、そう考えます。

誰もが好きでトレーニングをすることはありません。

それでも、苦しくても、辛くてもトレーニングをするのは、

「強くなりたい」

からです。

私はトレーニングを指導するとき、高岸知代プロが泣きながらトレーニングしていたことを思い出します。

涙に濡れて、鼻水が垂れても拭う余裕もなく、懸命にトレーニングをしようとするその姿に感動しました。

その意識を高めていかなくてはならない、強くそう思います。

たった今、練習のスケジュールを変えました。

練習スケジュールにトレーニングの時間を明記してあります。

これは、

「絶対にトレーニングするぞ!」

という私の決意の表れです。

トレーニングの耐えて強くなる、そんなアカデミーを目指します。


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2010年12月21日火曜日

口ぐせ(2083)



自分ではなかなか分からないですが、

「たとえば」

とたくさん言っているように思います。

口ぐせから深層心理が分かることは分かっています。

多分、分類すれば、

「理屈っぽい」系

ではないかと思います。

この「理屈っぽい」系の人は、

長所として、

明確な根拠を持つ

説得力がある


というところです。

短所として、

自分の意見を押し付けがち

ナルシスト

であるらしいです。

また、甘えん坊が多いらしいです。

長い時間お母さんのおっぱいを吸っている人はそうなるらしいです。

聞くところによると、恥ずかしながら、私は小学校に上がるまで吸っていたそうです。

いろいろな経験が深層心理を形成している、と改めて思います。

そして、そうした心理を活かしながら能力を伸ばすのがコーチの仕事です。

しっかりと観察して、コーチングに活かしていこうと思います。


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2010年12月20日月曜日

サービスが弱くて負ける(2082)



さて、今回はサービスについて話をしたい。試合に負けた後に子ども達の感想を聞くと、

「サービスが入らなかった」
「大事なところでダブルフォールトとした」
「弱気なサービスを打ち込まれた」

などの感想が返ってくることが多い。

負けた原因の多くがサービスにあることをわかっているようだ。

しかし、そのための練習に真剣に取り組んでいるのかというと少々疑問である。

いくつか原因はあるだろう。

・真冬のサービス練習は凍えてできない
・サービス練習ばかりしているとコーチはサボっているように見られる
・サービス練習では仲間と話す時間ができるので集中できない
・ファーストサービスとセカンドサービスの違いを理解せずに練習している

などの理由で、試合の勝ち負けを大きく左右する大切な技術であるにも関わらず、その練習が十分にできていないことが多いようだ。

これらを改善すれば簡単に効率的なサービス練習ができそうであるが、実際の指導場面では、これらをうまくコントロールしてサービス練習に取り組むのは大変難しい。

コーチの皆さんであればお分かりいただけると思う。

そのような状況を踏まえつつ、何としてでもサービス力強化に取り組みたいという諸君にとっておきの法則を紹介したいと思う。

サービスが武器になる、そんな選手を目指してほしい。

サービスでやってはいけないことは、

・テイクバックでラケット面が開く
・正面を向いたままでボールを打つ
・肘を下げて打つ
・腰を引いて打つ

などであるが、これらすべての要素を含んでいるサービスを「おばさんサービス」と呼んでいる。

実際に指導していると、中高年の女性の方にはこのようなサービスを打たれる方は大変多い(もちろん、そうでない方も多いですよ)。

そして、この「クセ」はなかなかに矯正しにくい。

小さいうちにこのような「クセ」が体に染み込んでしまうと、サービス力がより重要になる年齢になってから矯正するのは大変難しいので、特にジュニアの選手はしっかりとしたフォームを習得してほしい。

このようなサービスを矯正するもっとも大切なポイントは「グリップ」である。

「おばさんサービス」を打っている人は、間違いなく厚いグリップで握っている。

これはそのように持たないとラケット面をまっすぐに相手のほうに向けられないので、そうするしかないのだ。

もちろん、このままではボールに回転をかけることも、高い打点で打つことも難しいだろう。

また、肩の内旋動作を使って前腕を振ることができないので速いサービスを打つこともできない。

一般愛好家としてテニスを楽しむのであれば問題ないが、「強くなるため」にはここを矯正しなくては先へは進めない。

グリップの厚い人は、テイクバックをしたときにラケット面が上を向いているはずだ。

これを「オープンフェイス」という。

正しいグリップで握るとラケットの面は上を向かず、少し下を向くようになる。

これを「シャットフェイス」いう。

自分で意識的に「シャットフェイス」にしようとすると、グリップを厚く握っている人は大変不自然な手首の形なるので、だんだんとグリップを薄く握りかえるようになる。

まずはここから始めてほしい。

「グリップはこうです!」と無理に矯正しなくても、「ラケット面が上を向かないように少し下を向けましょう」とか、「まっすぐにラケットが立つように準備してください」
と指導するほうが楽に強制できる。

サービスの能力が格段に上がる可能性がある。


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2010年12月19日日曜日

人と違うコーチ(2081)



前に、「テニスコーチといっても、普通ではないコーチを目指した」と書きました。

何が普通ではなく、人とは違うのかというと、それは、

「何事も理屈でものを考える」

ということです。

理屈とは、「物事の筋道、道理」です。

何だか偏屈おやじな感じがして、ちょっと嫌ですが、それを心がけています。

自分がリーダーとなってレッスンをコントロールするので、どんなレッスンがいいのかを考えます。

どのような内容を取り入れるのか

どういう順番で練習を行うのか

人のローテーションはどうするか

組み合わせや内容が理屈にあっているかどうかを評価の基準としています。

理屈に合うことであれば、積極的に取り入れるし、変更や中止も速やかにします。

もちろん、理屈を深めていかなければ、評価の基準が曖昧になるということなので、そういう努力はしています。

がんこおやじで取っ付きにくいけど、何だか憎めない・・・そんなレッスンにしてきたいですね。


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2010年12月16日木曜日

テニスは難しい(2080)



テニスはとても難しいスポーツだと感じます。

ひとつは、ネットを挟んで対峙するするスポーツの中でもっともコートが広いということです。

それだけたくさんの技術が必要です。

それだけ高いレベルでの体力が必要です。

世界ツアーしか無いので、プロとして生計を立てるのが大変です。

・・・いろいろな理由があります。

でも、一番感じるのは、テニスを通したスポーツマンシップの形成が難しいということです。

スポーツマンシップとは、

「スポーツマンシップは、スポーツのルールを遵守してゲーム(競技)を行っていくうえでの根本的な姿勢をいうものである。

広義では、スポーツを行う上での品性ないしマナーということができるかもしれない。

これらは、スポーツを実際に行う選手に限らず、選手を指導するコーチや監督、またスポーツに応援という形で間接的に関係するファンをも含めて求められる傾向がある。

一種の美学としてもみなされる。」

と記されていますが、私がいうスポーツマンシップとは、スポーツに対する情熱とか、根性とか、やる気とか、何が何でもというような気迫のようなものです。

スポーツを通して自分を成長させる「原動力」のようなものです。

私は、多くのスポーツ選手の指導経験があります。

野球、陸上、ソフトボール、ゴルフなどなどです。

大学で授業をするようになって、さらに多くのスポーツ選手と関わり合いを持つようになりました。

そういう選手と、テニスの選手との感覚的な違いを感じるということです。

ある授業で、スランプについて話をしました。

授業後に泣きながら私のところに来た選手がいます。

ソフトボールをやっていて、

「今自分すべきことが見えてこない」

と言って迷っている様子です。

授業と授業の合間のほんの短い時間ですが、その子とずっと話をしました。

翌週、その子に、

「どうだ!」

と声をかけると、

「なんだか、吹っ切れました。大丈夫な感じです!」

と元気に声が返ってきました。

うれしかったですね。

その子は、苦しいけれども、スポーツを通して、何かを一つ発見したと思います。

実は、テニスの選手にはこういう感覚が薄いと感じるのです。

もちろんほとんどの子にそういう感覚や意識はありますが、それが薄いと感じるということです。

同じく授業で、

「自分が関わっている(関わってきた)スポーツで、問題点を挙げ、自分なりの解決策を示しなさい」

というレポートでは、

部員との人間関係を円滑するために奔走し、チームの為に自分が何をすべきなのか真剣に考えて苦悩する様子が伺える学生が沢山います。

野球だったり、バレーボール、バスケット、サッカーなどの団体スポーツが多いですね。

こういう苦しさや困難が人を磨きます。

だから真剣にスポーツをする意味があります。

その感性を磨いていかなくてはならない、そう強く感じます。

何があっても、どんなことがあっても絶対にテニスをやめない、テニスを生きがいにがんばる、そう強く感じる心を育てたい、そう思っています。

現実には、他のスポーツに比べて、その感性が育まれにくい環境にあることは自分も感じているし、多くのコーチも感じています。

だからこそ挑む・・・そんな感じですね。

困難が人を磨く、それは自分にも当てはまります。


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