2011年4月30日土曜日

プリンスジュニアキャンプ(2176)



今日は「プリンスジュニアキャンプ」でした。

高田充プロと宮地弘太郎プロを迎え、充実したキャンプになりました。

私がこうしたキャンプを企画し、積極的に参加するのは、子どもたちに少しでも強くなる、うまくなるきっかけを与えたいということはもちろんありますが、自分自身の興味関心を深めることにあります。

プロたちの話は、私が及ばない世界の話であることが多いものです。

日本を代表するトップ選手の練習の様子や日常を垣間見ることができます。

特に高田プロは今年度からナショナルチームコーチに就任しましたので、ナショナルトレーニングセンターでの選手の様子が聞けるので大変刺激的です。

鈴木貴男選手や錦織圭選手は、他の選手のランキングや試合結果に異常に詳しいとか、添田選手の練習での集中力は半端でないなど、実際にその「場」にいなければ分からないことが身近な情報として聞けるので興味関心は深まります。

この時間が何よりも楽しいのです。

もちろん、彼らのテニス対する興味関心が深いことに驚かされます。

テニスを教えるコーチの行動力は、まず「ここ」から始まるということを再認識出来る貴重な時間です。

短い時間では、彼らの熱い想いは伝わらないのかもしれません。

でも、きっと子どもたちの興味関心が深まれば、彼らの凄さが分かるし、それが強さを高めるきっかけになるはずです。

キャンプでは、「全力を出す」ことをテーマにトレーニングを指導しました。

強くなるために当たり前にしなければならないことのうち、もっとも大切な事を伝えたかったからです。

それを強く意識してください。

ひとと比較しないでください。

誰よりも「自分が強くなりたい」、その気持ちを高めてほしいと思います。

その気持ちが強ければ、こうした時間がより素晴らしい時間になるはずです。

キャンプは続けていくつもりです。

それが子どもたちが強くなるきっかけになればいいと思います。

サポートしてくれたコーチに心から感謝します。

お陰さまで、本職の(?)カメラマンに専念できました。

みなさん、本当にお疲れさまでした。

次もよろしくお願いします。

このキャンプのフォトギャラリーをオープンしました。

http://picmate-club.panasonic.jp/p/1173/album/RAWcM7bye6LO/photo_list

で見ることができますので、お楽しみください。


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2011年4月28日木曜日

完全無欠かつ美しい勝利(2175)



錦織圭選手のアドバイザーとしてブラッド・ギルバート氏が就任したことは大きなニュースになりました。

「トップ10に入る選手しか教えない」

と言っているだけに、圭選手の素質を高く評価しているということです。

実際に全米クレーコート選手権で準優勝して大きくステップアップしたことで、その指導が見を結んでいるということです。

前にも書きましたが、ブラッド・ギルバート氏の書いた「ウィイニング・アグリー」は座右の書とも言うべきものです。

「勝つために何をすべきか」を明確に意識することができます。

ぼんやりと勝つことだけを望んでいたのでは、それは決して手に入りません。

それを強烈に訴えています。

その考え方をしっかりと圭選手に注いでいることでしょう。

ある記事にはこう書いてありました。

ギルバートが掲げる“ウィニング・アグリー”とは、決して不恰好なプレイスタイルや戦術を指すのではない。

相手の弱点を突き、自滅を誘い、試合を、さらには相手の心の動きをも支配する。

狡猾さは痛快さと表裏一体であり、駆け引きの妙は、詰め将棋的な側面を持つテニスの魅力を具現する。

完璧の幻影を追わず、泥臭さを標榜(ひょうぼう)する強硬な信念は逆説的に、完全無欠かつ美しい勝利を志向するのだ。

・・・と。


これからの圭選手の活躍がますます楽しみです。



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2011年4月27日水曜日

ヒッティングゾーンをつかめ!(2174)




ある程度の打ち分けができるようになったら、正確にヒットできるように訓練をしよう。

正確にヒットするためには自分がもっとも楽に強く打つことができる「ヒッティングゾーン」をつかむことが大切だ。

よくスマッシュの練習では「指の先にボールを見て」とか「ボールを指差して」などと指導されることがある。

どちらも正確にヒットすることができるようにするアドバイスであるが、効果はあまりない。

実際にスマッシュの映像を確認すると、指先にボールがないことが多い。

ボールを打つポイントを見ると、身体の軸の延長線上(中心軸のほうがわかりやすいかな)からあまり大きくずれてはいない。

ということは、ボールは頭の上あたりで打つことになるのだが、そこを指差そうと思うと手をまっすぐに上に伸ばさなければならない。

そんな風に腕を上げるのは窮屈だろう。

そして、腕をそのように窮屈に上に伸ばすと反対側の腕、つまりラケットを持っている側の腕もスムースにスイングすることはできない。

あまりうまい方法とはいえない。

では、どこでボールを打っているのかというと、上げた腕と身体の軸線で作るエリアの中だ。

あなたがもっとも楽に強くボールをヒットできるポイントは必ずそのエリアの中にある。

これを「ヒッティングゾーン」と呼んでいる。

もし肩の筋力などが弱くて腕を十分に高く引き上げることができなくても、このゾーンで打つことができれば強いボールが打てる。

また、頭の後方に上がったボールに対しても身体を少し反らして軸線を後方にずらしてきちんとゾーンの中で打つことができればフェデラーのスマッシュも夢ではない。

常にゾーンで打つことを心がければ、その中でも自分がもっとも強く正確にヒットできる「ポイント」が見つかるはずだ。

そうすればいつでもスマッシュを「武器」にできる。



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2011年4月25日月曜日

自信(2173)




大学で「コーチング論」という講義を受け持っています。

その講義では、毎時間レポートを提出してもらうのですが、ある時のテーマは「自己分析」でした。

自分がどういう人間なのか、ということについて自分なりに解釈し、それを文章にしてまとめてもらうというものです。

いろいろな分析があって大変面白いのですが、「自分のことはよく分からない」という意見が多いのにはちょっとびっくりします。

講義は大学3年生を対象に行っているので、全員成人になっているはずですが、それでもなかなか「自分という人間」を捉えられていないということです。

まあ、これは哲学においても永遠の問題とされているので、「自分とは何か」について深く考察し、回答を得ることは難しいものです。

しかし、ある程度は自分の特徴を認識し、長所、欠点を把握して生活や行動の指針とするのは大切なことだと思います。

そして、私が少し不安に思うのは、「自分がしたいことは何か?」という問いに対しても、「よく分からない」と答える学生が多いということです。

自分がどういう人間かは把握しがたくても、自分がしたいことくらいは「何か」あるだろうと思っていましたが、それが「よく分からない」ということは問題だと感じています。

人間が一番つらい時は、「自分が何をして良いのか分からない時」だと言われています。

彼らはまさに「その時」に居るのだということです。

人生においては「その時」は何度もやってきます。

大切なのは、その苦しさの中から「何か」を見つけることですね。

どうやって見つければ良いのか、ということについては明確な答えはありません。

ただ一つ言えることは、「自信」が持てるようにするということではないかと思っています。

「何をして良いか分からない」ということは、「何を信じて良いのか分からない」と同じように捉えることができます。

特に「自分自身」を信じられない、つまりは「自信が無い」といういうことが一番苦しいということです。

だから、コーチは何とかしてこの「自信」をつけさせようといろいろと工夫努力します。

自分自身の経験から得た方策を話してみたり、夢を語ってみたり、目標を持つことの素晴らしさを説いてみたりしますが、なかなか難しいものですね。

そのためのひとつの方法としては、小さな「成功体験」を積み重ねる、ということがあります。

例えば、たばこやパチンコなど、自分の生活にとって“自分が”あまり好ましくないと考えていることについて、やめる決断をして、それを成功させるということです。

どんな小さなことであっても、それを継続的に成功させることは難しいものです。

それを何度か繰り返すうちに、何となく「自分でもできる」という「自信」が身についてきます。

さらにいろいろなことを経験し、それなりに克服し、納得し、次のステップを見つけるようになれば、自信を持って事に臨めるようになります。

それが「自信をつける」ということではないかと考えています。

それには、まず「自分がこうする」という決断が大切です。

どんな些細なことでもいいので、“自分で決める”ことが大切です。

そして、それをやり切るために「強く意識する」こと、まずは「ここ」から始めることです。

ある学生が私にこう言いました。

「先生は成功しているからいいんだよね。」

確かに私は大変充実した生活を送っています。

しかし、毎日毎日の積み重ねが何よりも大切だということを認識し、そのことだけに「意識」を向けています。

それを長いことを続けてきたので、「今の自分」があります。

学生さんたちは、これから素晴らしい可能性に満ちた人生があるかもしれません。

それを決めるのは「自分自身」であることを忘れないでください。



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2011年4月23日土曜日

共感 (2172)




テレビで「お酒が飲めない芸人」特集を見ました。

実は、私はまったくお酒が飲めません。

体も大きく、色も黒いのでいかにも飲めそうですが、一滴も飲めません。

芸人さんは、体育会系なので、さぞや苦労しているだろうと興味を持って見ていました。

飲める人には分からないだろう、心理や気持ちに大いに共感が持てました。

焼き鳥が大好きなのに、店に入るのに躊躇する

お酒を飲んでるという雰囲気を作るために、烏龍茶やジンジャエールを飲み続ける

飲む人に付き合うと、時間を持て余す

お酒が飲めないと下に見られる

など、次々と共感できる状況が再現されていて楽しい時間でした。

「うんうん、たしかにそうだよなあ」

と頷きながら見ています。

できることならお酒を飲めるようになりたい、というのが本音です。

一度は酔っ払ってみたい、それが夢です。

でも、お酒の力を借りなくても、

一日をリセットできるし、

お酒の力を借りなくても嫌なことに耐えられる、

きっとそういう力を持てているのだと思います。

お酒を飲めるようになることは夢ですが、心地良く酔える時間が多くあればいいなと思います。

でも、やっぱり酔ってみたい・・・それが夢です。



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2011年4月22日金曜日

アイドル(2171)




元キャンディーズの「スーちゃん」こと、田中好子さんが逝ってしまいました。

初めて夢中になったアイドルだったのでさみしい気持ちになります。

「普通の女の子に戻ります!」と突然の引退にはびっくりしました。

ファイナルコンサートには残念ながら行くことはできませんでしたが、買ったレコードを何度も何度も聴きました。

東海中日ジュニアの会場で(当時は名城コートでした)、スーちゃんが好きか、ランちゃんが好きかで静岡の選手ともめたことを思い出します。

人のことを好きになるということは理屈ではありません。

どうして好きになるのかを説明はできません。

ただ「好き」になるのです。

自分の人生でもっとも夢中になったアイドルの突然の死に深い悲しみを覚えます。

でも、自分の青春のページを刻んでくれたことに感謝します。

安らかに眠ってください。



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2011年4月21日木曜日

書く力(2170)




「書く力」、それは「考える力」をつけるためには大切な事です。

私は大学の授業で毎時間レポートを書かせるようにしています。

はじめのうちは、びっくりするぐらい幼稚な文章が、講義がすすむうちにだんだんとまとまって、良い文章がかけるようになってきます。

何度も書いているうちに、「考える力」がついたということです。

そのためには、ちゃんと話をすることです。

ただ、

「書いてみろ!」

と言っても良い文章が書けるわけではありません。

「考える力」をつけるためには、どうやって書けば良いのか、どうやって自分の考えをまとめれば良いのかというヒントを与えなくてはなりません。

それを伝える人がちゃんと話をすることができなくては「考える力」も「書く力」もついてこないということです。

私が何度もミーティングをするのは、子どもたちに「書く力」、「考える力」をつけるということもそうですが、自分自身の「話す力」をつけるための訓練です。

講義の名人、サンデル教授の講義の仕方は、対話式の講義です。

質問を投げかけて、それに答えながら考えを導き出す講義に多くの人が魅入ります。

きっとサンデル教授の講義を真剣に聞いた人は、「考える力」、「書く力」がついているはずです。

私はそれを目指します。

子どもたちに「考える力」がついて、それが成長に役立つといいですね。

でも、ちょっと滑舌が悪いのが気になります。

「豪華貨客船」がうまく言えません。

何か「コツ」があるのかなあ?



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2011年4月20日水曜日

徹底する(2169)



最近、ホームページをリニューアルしました。


今回は部分的なリニューアルですが、色々と新しく始めることもあるので、そのページを作りながらの作業はちょっと面倒です。

私がなぜリニューアルを繰り返すのかということについては前に述べました。

「自分を変える」

「新しいものにチャレンジする」

という気持ちを高め、トライしていく意欲を向上させるためです。

面倒には違いありませんが、気持ちが萎えてしまって前に進めなくなることを最も恐れます。

ホームページのリニューアルは、その証みたいなものですね。

でも、ページを作っているときはそれほど苦ではありません。

想像力を働かせているので、わくわく感のようなものがあります。

面倒なのは、配布する資料とページとの整合性をとるために何度も確認したり、フォームのチェックのために何度もサイトのアップと確認を繰り返すことです。

コンピューターのプログラムでいえば、「デバッグ」という作業です。

ミスがどこにあるのかを何度も何度も執拗に繰り返して見つけていきます。

何度確認しても見つからないときは途方にくれます。

また一から順になんてことはよくあります。

そして、見つかったミスが、ほんの些細なことだった場合は、

「今までの苦労はなんだったんだ!」

とパソコンを放り投げたくなります。

また、こうした作業は途中でやめられないことが大変です。

色々と考えながら確認していくので、途中で休憩を挟むとその思考が途切れてしまうからです。

私が大学院生の頃に、まるまる2週間ぐらいバグを探し続けたことがあります。

今回のリニューアルでも、ある時は13時間ぐらい座り続けました。

こうやって「徹底」しないと、システムは向上していかないという信念にもとづいて行動します。

ホームページを作るのはそれほどのことではありませんが、それでも全体の統合性があるかどうか、些細なミスはないかを探し続ける「徹底さ」は必要です。

これはテニスでも同じですね。

上手くいかない時は、何かを変えなくてはいけません。

それがはっきりと分かっていれば問題ありませんが、なかなかそうはいきません。

あれやこれや試しながら、何度もフォームや感覚を確認します。

それを「徹底する」ことができる人は強くなっていくと思います。

面倒なので途中で諦めたり、言い訳したりするのが常です。

「徹底する」強さは「忍耐力」にもつながります。

徹底して強くなる、そんな選手を目指してほしいですね。

さあ、もうひと踏ん張り、ひと踏ん張り!



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2011年4月18日月曜日

好奇心(2168)



人間の行動の原動力は「好奇心」です。

過去に何かをやり遂げた人たちは、みな「好奇心」の旺盛な人であったと思います。

ドラマ「JIN」を楽しみに見ていますが(子どもたちはつまらんと言います(泣))、そこに出てくる坂本龍馬なんかは、その典型ですね。

私が海外遠征にこだわる理由も「そこ」にあります。

まったく違う文化に触れて好奇心が刺激されます。

日本語が通じない国が実際にあることを知って興味が高まります。

私は子どもたちの好奇心を高めたい、そのために海外出ます。

テニスに対して深い興味を持ってもらいたい、そう考えて海外に行きます。

英語が通じないから、自分のクラブの子はあまり強くないから、と言い訳ばかりで前に進まないのはもったいないですね。

不安や恐怖のようなものは理解できます。

でも、

「何としてでも知りたい」

といいう好奇心が行動を支えます。

「行っても無駄なのではないか」

とは考えません。

とにかく行ってみて、やってみること大切です。

何もしないで、ただ憂えているのはダメだと思います。

「人間の行動は好奇心が支えている」

そのことをちゃんと示していこうと思います。


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2011年4月15日金曜日

体を信じる(2167)


風邪を引いたらしく、微熱があって、喉が痛み、関節に痛みがありました。

「これは寝込めるかもしれない!」

と期待しつつも、腰湯をして、たくさん汗をかいて、夜中に2回ほど服を着替え、ゆっくり寝たら回復しました。

残念ながら今回も、

「寝込んで、みんなに介抱してもらう作戦」

は失敗のようです。

まだ、若干の鼻水や咳はありますが、回復です。

私は、

「回復したな」

と感じたときに必ずすることがあります。

それは、次の3つのうちどれでしょう?

1.大掃除

2.DVS(映画)鑑賞

3.散歩





答えは、1の大掃除です。

自分が回復したと感じた瞬間に起き上がって、まず布団を干します。

もちろん、シーツや枕カバー、掛毛布もすべて洗濯します。

そのまま、大掃除です。

すべての部屋をというわけではありませんが、私が主に使っている部屋はすべて掃除機をかけます。

最近は、犬が部屋に入り込むことが多いので、あちこちについた犬の毛なんかをくるくるローラーで取ります。

細かなところも、お気に入りのハンディモップでホコリを取ります。

本や出しっ放しになっているDVDなども整理整頓です。

汗をかくぐらいに一生懸命やります。

そして、シャワーを浴びですっきりして完了です。

「どうだ!この風邪やろう!」

っていう感じですかね。

大切な事は、「自分の体を信じる」ことです。

私は自分の免疫力を信じます。

だから、めったことでは医者にいきません。

ちょっと熱があるくらいで、騒がないほうが良いと考えます。

そして、免疫力を高めるには、やはり「気合い」です。

大掃除をするのは、「気合い」を入れるためです。

「無理をしないでゆっくり休みなさい」

は間違っていると思います。

自分が回復したと思ったら、すぐに体を動かしてみることです。

そうすると体は、

「おっと、こりゃあ休んでおられんわい」

と力を発揮してくれます。

私が「体を信じろ」というのはこういうことです。

年をとって、体が信じられなくなる日が来るかもしれませんが、その日まではちゃんと信じていこうと思います。

「寝込んで、みんなに介抱してもらう作戦」

は当分おあずけのようです・・・残念!



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2011年4月14日木曜日

シンボル(2166)

ちょっと前にこのブログで紹介した松の話を覚えてますか?

大津波にも負けずにたった一本残った松のことです。

この松の話が中日新聞に掲載されました。

のこった松の周りには、松の木が囲んで倒れていたそうです。

「一筋の希望を、みんなで守ったんだ」

と書かれています。

松に意志があるとは思いませんが、そうした状況で残った松には何か「力」があるのかもしれません。

そう思い、厳しい復興の道を進んでほしいですね。

遠い名古屋からも、こうして応援する方がたくさんいることを忘れないでがんばってください。

この松が復興のその日までまっすぐに立っていることを願います。



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2011年4月12日火曜日

まっすぐに進む(2165)


震災から1ヶ月が立ち、徐々に復興の確かな歩みが始まっていると感じます。

私も、この4月からもう一度原点に戻ってテニスを教えていこうと思っているので、復興に向けて力強く進んでいる姿を見ると、「やらねば!」の気持ちになります。

そんな思いを持って振り返るとき、思い出すことがあります。

それは、「プロフェッショナル」という番組で紹介されたあるリンゴ農家の方の話です。

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今まで何度もこの番組を見てきたが、これまでの出演者と違って朴訥とした人の良いおじいさんといった感じの方だったので、

「一体この人のどこがプロフェッショナルなんだろう?」

と興味がわいた。

この方は今までの常識を覆す農法でりんごを栽培する農家の方だった。

それまで行われていた農薬散布に頼る農法をやめ、農薬も肥料も一切使わない農法を行うことを決断し、それを見事にやり遂げた。

途中死のうと思ったぐらいつらいこともあったらしいが、その時に自然に育っている草木の強さに感嘆し、その環境を実現することで成功に導いたらしい。

もちろん手間隙はかかる。

でもその手間隙をかけてやることで、

「りんごが喜ぶ」

と言っている。

そして、

「私が栽培しているのではなく、育つのを手助けしているんです。だから私の職業はりんご栽培農家ではなく、りんご手助け業です。」

と言い切る姿に本当のプロの姿を見ることができた。

「良いりんごを育てるのはむつかしいことではない。何もしないで愛情を込めて育てればりんごは育ちます。」

という言葉が真理だと感じる。

この「何もしない」でというのは、自然のあるがままにあるようにするということであって、それを人工的に実現するのは大変な忍耐と努力があったことは容易に想像できる。

テニスの指導でも同じだと感じていた。

コーチの仕事は、練習できるコートを確保し、時間を調整し、チャレンジできる環境を作るなどのサポートする仕事が最も大切である。

練習ではその子の持っている力を引き出すことができるように、できるだけ「何もしないで」じっと愛情を持って見守ることができなくてはならないと思う。

本物のプロになることはむつかしい。

でも「愛情を持って」育てることができれば、きっと

「そんなことは簡単ですよ。愛情を持って育てればよいのです。」

と言い切れる日が来るだろう。

そういう日が来るように毎日の手間隙を惜しまないように生きていたいと思う。

話の続きであるが、その方の作ったりんごは腐らないんだそうだ。

実際に2年前のりんごをスタジオで披露していたが、確かに色や形は変わっているが、においなどは香ばしさを感じるなど問題ないらしい。

こういうりんごを「芯が強い」と表現するのかもしれない。

いわゆる生命力にあふれ、どんな環境にも屈しない命の強さを持っている。

テニスに限らず、スポーツの選手でも「芯の強い」選手には、命のエネルギーがほとばしっている強さや威圧感のようなものを感じる。

あるバレーボール選手の逸話であるが、血だらけになりながらでもボールを打ち続ける姿を見たときになんて思うだろうかと想像してみた。

きっと言葉はない。

ただじっとその姿を見続けていると思う。

声を掛ける必要もない。

ただその時間を共有していることに感動するだろうと思う。

そういう選手の思考はまっすぐである。

ただひたすらに強さを求めることだけに全身全霊を傾けている。

揺らぎはない。

だから強い。

腐るはずはないのだ。

いろいろなことに手をかけすぎずに、自然に、まっすぐに育つものは「芯が強い」。

そういう選手が育つ環境作ることもこれまた大変むつかしい課題である。

腐らずまっすぐに進んでいきたい。

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こうブログに書きました。

そのことをふと思い出し、読み返してみました。

慢心や自己中心的な考えを抑え、まっすぐに進んでいきたい・・・そう思っています。

・・・テニス選手手助け業・・・になれるかな。


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2011年4月11日月曜日

考える力(2164)


昨年の広州アジア大会の100メートル、200メートルで2冠の福島千里選手をはじめ、女子短距離のトップ選手がそろう陸上クラブを率いる指導者の話が載っていました。

「私が自分のやり方を貫けたのは、地方にいてあまり情報が来なかったからかもしれない。

情報過多になればオリジナリティーがなくなる。

大事なのは、自分で常に考え続けることだ」

と言います。

私もそう考えます。

教えているのは子どもたちなので、まったく自主性に任せて、ということはありませんが、練習中はあまり口を出さないように心がけています。

試合後のミーティングもほんの短い時間で終わることが多いです。

練習や試合における「気づき」を大切にしたいからです。

感想はノートに書くように指導します。

そういう習慣が「気づき」を生むと考えるからです。

「自分で考える力」をつけて強くなってほしいと思います。

もちろん、私も考え続けます。

貪欲にオリジナリティを求めます。

それが、もっとも子どもたちに適した方法を探し出す唯一の方法だと信じるからです。

もっと、もっと、考える力がほしい・・・そう思います。



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2011年4月10日日曜日

全力を出す(2163)


2日間のキャンプを終了しました。


ちびっ子たちにとっては、初めての宿泊でのキャンプだったので良い経験になったのではないでしょうか。

このキャンプのテーマは「全力を出す」ことでした。

全力を出し切れないで負けていく試合をたくさん見ました。

勝っても、可能性を感じない試合をたくさん見ました。

子どもたちのテニスに夢を感じたい、そう思ってこのテーマを決めました。

10時間以上の練習、5時間以上のトレーニング、私の予想以上の成果でした。

全力を出すことで変わっていく、

全力を出すことでしか変われない、

そんな「思い」を強くするキャンプでした。

そういう意識を持って練習することで、強い選手が持っている雰囲気に近づくことができます。

それが強さを作っていきます。

このキャンプを通して強くなったと確信できます。

大きな可能性を感じます。

それを続けることで夢を実現させてほしい、私の願いはそれだけです。

明日からの練習が楽しみになりました。



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