2011年4月14日木曜日

シンボル(2166)

ちょっと前にこのブログで紹介した松の話を覚えてますか?

大津波にも負けずにたった一本残った松のことです。

この松の話が中日新聞に掲載されました。

のこった松の周りには、松の木が囲んで倒れていたそうです。

「一筋の希望を、みんなで守ったんだ」

と書かれています。

松に意志があるとは思いませんが、そうした状況で残った松には何か「力」があるのかもしれません。

そう思い、厳しい復興の道を進んでほしいですね。

遠い名古屋からも、こうして応援する方がたくさんいることを忘れないでがんばってください。

この松が復興のその日までまっすぐに立っていることを願います。



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2011年4月12日火曜日

まっすぐに進む(2165)


震災から1ヶ月が立ち、徐々に復興の確かな歩みが始まっていると感じます。

私も、この4月からもう一度原点に戻ってテニスを教えていこうと思っているので、復興に向けて力強く進んでいる姿を見ると、「やらねば!」の気持ちになります。

そんな思いを持って振り返るとき、思い出すことがあります。

それは、「プロフェッショナル」という番組で紹介されたあるリンゴ農家の方の話です。

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今まで何度もこの番組を見てきたが、これまでの出演者と違って朴訥とした人の良いおじいさんといった感じの方だったので、

「一体この人のどこがプロフェッショナルなんだろう?」

と興味がわいた。

この方は今までの常識を覆す農法でりんごを栽培する農家の方だった。

それまで行われていた農薬散布に頼る農法をやめ、農薬も肥料も一切使わない農法を行うことを決断し、それを見事にやり遂げた。

途中死のうと思ったぐらいつらいこともあったらしいが、その時に自然に育っている草木の強さに感嘆し、その環境を実現することで成功に導いたらしい。

もちろん手間隙はかかる。

でもその手間隙をかけてやることで、

「りんごが喜ぶ」

と言っている。

そして、

「私が栽培しているのではなく、育つのを手助けしているんです。だから私の職業はりんご栽培農家ではなく、りんご手助け業です。」

と言い切る姿に本当のプロの姿を見ることができた。

「良いりんごを育てるのはむつかしいことではない。何もしないで愛情を込めて育てればりんごは育ちます。」

という言葉が真理だと感じる。

この「何もしない」でというのは、自然のあるがままにあるようにするということであって、それを人工的に実現するのは大変な忍耐と努力があったことは容易に想像できる。

テニスの指導でも同じだと感じていた。

コーチの仕事は、練習できるコートを確保し、時間を調整し、チャレンジできる環境を作るなどのサポートする仕事が最も大切である。

練習ではその子の持っている力を引き出すことができるように、できるだけ「何もしないで」じっと愛情を持って見守ることができなくてはならないと思う。

本物のプロになることはむつかしい。

でも「愛情を持って」育てることができれば、きっと

「そんなことは簡単ですよ。愛情を持って育てればよいのです。」

と言い切れる日が来るだろう。

そういう日が来るように毎日の手間隙を惜しまないように生きていたいと思う。

話の続きであるが、その方の作ったりんごは腐らないんだそうだ。

実際に2年前のりんごをスタジオで披露していたが、確かに色や形は変わっているが、においなどは香ばしさを感じるなど問題ないらしい。

こういうりんごを「芯が強い」と表現するのかもしれない。

いわゆる生命力にあふれ、どんな環境にも屈しない命の強さを持っている。

テニスに限らず、スポーツの選手でも「芯の強い」選手には、命のエネルギーがほとばしっている強さや威圧感のようなものを感じる。

あるバレーボール選手の逸話であるが、血だらけになりながらでもボールを打ち続ける姿を見たときになんて思うだろうかと想像してみた。

きっと言葉はない。

ただじっとその姿を見続けていると思う。

声を掛ける必要もない。

ただその時間を共有していることに感動するだろうと思う。

そういう選手の思考はまっすぐである。

ただひたすらに強さを求めることだけに全身全霊を傾けている。

揺らぎはない。

だから強い。

腐るはずはないのだ。

いろいろなことに手をかけすぎずに、自然に、まっすぐに育つものは「芯が強い」。

そういう選手が育つ環境作ることもこれまた大変むつかしい課題である。

腐らずまっすぐに進んでいきたい。

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こうブログに書きました。

そのことをふと思い出し、読み返してみました。

慢心や自己中心的な考えを抑え、まっすぐに進んでいきたい・・・そう思っています。

・・・テニス選手手助け業・・・になれるかな。


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2011年4月11日月曜日

考える力(2164)


昨年の広州アジア大会の100メートル、200メートルで2冠の福島千里選手をはじめ、女子短距離のトップ選手がそろう陸上クラブを率いる指導者の話が載っていました。

「私が自分のやり方を貫けたのは、地方にいてあまり情報が来なかったからかもしれない。

情報過多になればオリジナリティーがなくなる。

大事なのは、自分で常に考え続けることだ」

と言います。

私もそう考えます。

教えているのは子どもたちなので、まったく自主性に任せて、ということはありませんが、練習中はあまり口を出さないように心がけています。

試合後のミーティングもほんの短い時間で終わることが多いです。

練習や試合における「気づき」を大切にしたいからです。

感想はノートに書くように指導します。

そういう習慣が「気づき」を生むと考えるからです。

「自分で考える力」をつけて強くなってほしいと思います。

もちろん、私も考え続けます。

貪欲にオリジナリティを求めます。

それが、もっとも子どもたちに適した方法を探し出す唯一の方法だと信じるからです。

もっと、もっと、考える力がほしい・・・そう思います。



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2011年4月10日日曜日

全力を出す(2163)


2日間のキャンプを終了しました。


ちびっ子たちにとっては、初めての宿泊でのキャンプだったので良い経験になったのではないでしょうか。

このキャンプのテーマは「全力を出す」ことでした。

全力を出し切れないで負けていく試合をたくさん見ました。

勝っても、可能性を感じない試合をたくさん見ました。

子どもたちのテニスに夢を感じたい、そう思ってこのテーマを決めました。

10時間以上の練習、5時間以上のトレーニング、私の予想以上の成果でした。

全力を出すことで変わっていく、

全力を出すことでしか変われない、

そんな「思い」を強くするキャンプでした。

そういう意識を持って練習することで、強い選手が持っている雰囲気に近づくことができます。

それが強さを作っていきます。

このキャンプを通して強くなったと確信できます。

大きな可能性を感じます。

それを続けることで夢を実現させてほしい、私の願いはそれだけです。

明日からの練習が楽しみになりました。



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2011年4月8日金曜日

奇跡の松(2162)


昨日、紹介したミュージシャンの萌香さんが作った気仙沼を応援する歌について書かれたブログに、一本の松の写真がアップされています(鎌田先生、無断拝借ご勘弁願います)。

大津波を耐えぬいた姿を美しいと感じます。

私が子どもたちに求めるのは「自立」です。

ブルネイ遠征中のブログに、「自立」について書きました。

―自立することです。

―自分のことは、自分ひとりでやり切る覚悟を持つことです。

―それが一人前になるということです。

そう願って指導しています。

でも、私自身がその「自立」を阻害しているのではないのか、と考える時があります。

自分の常識を押し付けてしまったり、

決まった型に押し込めようとしたり、

子どもたちの自由な感性を奪っているのではないか・・・そう思う時も多くあります。

よく分かりません。

でも、

「これは子どもたちにとって必要なことだ!」

と強く思うときは、その信念したがって行動します。

それがうまくいかなくて、疎まれたり、非難されても、自分自身の信念に従って行動することの大切さを忘れずにいたいと思います。

どんな時も、まっすぐに立っていられる人間でありたいと思う。

2011年4月7日木曜日

新しい明日へ(2161)


一緒に練習してくれた宮城県のジュニアたちが帰って、練習が少しさみしくなりました。

でも次に会う時に、

「強くなったなあ」

と言われるように真剣に練習に取り組んでほしいですね。

宮城県から練習に来てくれたジュニアたちの多くは、大きな災害を受けた気仙沼にある東陵高校の選手達です。

そのテニス部の顧問である鎌田先生からメールを頂き、東陵高校テニス部のブログの存在を知り、時々見るようになりました。

そのブログには、震災直後に何もかも失ってしまった街の様子、全国選抜を辞退しなければならなかった苦渋の決断などが記されていて心痛みます。

でもそれ以上に、多くの方に支えられて前を向いて歩こうとしている姿に元気をもらいます。

その中に、ミュージシャンの萌香さんが作った気仙沼を応援する歌とムービーが紹介されています。

『新しい明日へ』という歌です。

http://m.youtube.com/watch?v=ayufZbZ9egM

『新しい明日へ』

この街のざわめきは
私に「頑張れ」と
語りかけてくる

どんなに大きな力で
抑えつけられそうになっても
どうしても譲れないものがある

さあ
飛び立とう
新しい明日へ向かって

この熱い私の想いだけは
誰にも消せやしない

この街の人混みは
私を「負けるな」と
励ましてくれる

どんなに冷たい非難も
カイロみたいにもまれて
熱くなって勇気に変わる

さあ
走りだそう
光ある希望を信じて

この熱い私の想いだけは
誰にも奪えない

さあ
飛び立とう
新しい明日へ向かって

この熱い私の想いだけは
誰にも消せやしない

いつだって正解は
心の中にあるから
答えは自分で出すんだ
夢を描いたこの街のハートが
たまらなく好きだから

さあ
走りだそう
光ある希望を信じて

この熱い私の想いだけは
誰にも奪えない

さあ
飛び立とう
新しい明日へ向かって

この熱い私の想いだけは
誰にも消せやしない

何か前に進もうとする力強い思いが伝わる応援メッセージソングです。

テニスを教えていると、つまづいて、傷ついて、苦しくて前に進めなくなる子どもたちをたくさん見ます。

そんな時、コーチは大きな存在ではありません。

自分自身の力で進もうとするのをじっと待ち、見ているしかできません。

私は子どもたちにそういう「強さ」を身につけてほしいと思っています。

状況は変えられなくても、自分の考え方ひとつで、それが大きな成長のきっかけになります。

子どもたちの成長をしっかりと見ていこうと思います。



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2011年4月6日水曜日

本職は何?(2160)


先月の31日は、24回目の結婚記念日でした。

大した喧嘩もせず(記憶では一度も喧嘩をしたことがありません)、よく続いていると思います。

そんな話を娘としていたところ、

「ところで、パパの本職は何?」

と上の娘が聞いてきました。

本職が何か分からない人と結婚するのは大変だろうなあ、という素朴な疑問から聞いたのではないかと推察します。

この質問は、娘が小学校の1、2年生の頃にもされたので、約10年ぶりです。

この時は、

「パパは何しているの?」

と聞いてきたので、「本職」というようになったのは成長の証です。

とりあえず、

「本職はテニスコーチだ!」

と答えておきました。

身内でもよく分からないので、世間様から見たら一体何をしている人か不思議でしょうね。

私の母親も、いまだに、

「あんたは何しているの?」

と聞いてきます。

色々なことをしているのでよく分からないのはしかたないですね。

でも、一度しかない人生でいろいろな経験をすることができるのは素晴らしいことだと思っています。

本職が何か分からない人と結婚するのは大変だとは思いますが、充実した人生を歩んでいると納得できればいいのかなと思います。

来年は銀婚式です。

無事に迎えられたら幸せです。

いつも一緒にいてくれてありがとう。



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2011年4月5日火曜日

純粋性(2159)


今回の大震災で被災した宮城県のジュニアたちが練習を終え故郷に帰りました。

たった10日間ほどの練習でしたが、何か得るものがあれば良いと思っています。

私にできることは多くはありません。

ただ練習場所を与えただけです。

彼らは本当に熱心に練習していました。

目標意識も高く持っています。

こうした状況に負けない強い心を持っています。

何よりも、テニスが強くなりたいという「純粋性」を持っています。

テニスを始めたときの感動や喜び、わくわくするような感覚は年とともに薄れていきます。

でも、それが人間を成長させる一番大きな原動力であることは真実です。

彼らと一生に練習をして、彼らの言葉を聞いて、クラブの子ども達も何か感じたのではないでしょうか。

それを大切に記憶してほしいと思います。

まだ十分に練習環境が整っているわけではありません。

思うように練習できないかもしれません。

でも、「純粋性」を失わない限り、きっと成長していきます。

君たちはもう私の教え子です。

何かあったら連絡してください。

私にできることであれば力になります。

名古屋に来てくれてありがとう。

一緒に練習してくれてありがとう。

また会えるのを楽しみにしています。



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2011年4月3日日曜日

日本犬のしつけ(2158)


日本犬は、洋犬とはしつけの仕方が違うそうです。

多くの犬のしつけの本は洋犬用に書いてあって、それがうまくいかないことが多いらしいです。

人間でも、日本人気質があって、それを西洋人や他の人種と全て合致するように扱うことは難しいことと同じかもしれません。

「なるほど!」と思いました。

特に、日本犬は忍耐強いそうです。

だからうまく我慢させることを覚えると、うまくいくとうことを聞きました。

日本の子どもたちも同じような気がします。

日本人の気質を活かして、がまん強さを武器に戦う選手に成長していく、それがいいのかもしれません。

まずは自分ががまん強さを高めるべく、怒らないように教えていこうと思います。

・・・・ちょっとむつかしいかもです。



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2011年4月1日金曜日

チャリティクリニック(2157)


チャリティクリニックを開催しました。

短い告知の期間だったにも関わらず、多くの子どもたちが集まってくれて感謝しています。

私たちは安全な地域に住んでいます。

大きな被害もありません。

当たり前のようにテニスをしています。

でも、今なお、多くの子どもたちがテニスをしたくてもできない現実を少しでも理解してもらおうと思い企画しました。

クリニックのはじめには、被災地から練習に来ている子どもたちの代表に挨拶をしてもらいました。

大変な「思い」をしているということ、テニスをしたくてたまらないという「思い」が強くあること、そんな「思い」が伝わればいいなと思います。

クリニックの内容は、私がいつも子どもたちに言っていることを確認したしました。

「強くなるための」考え方をしっかりと持ってもらうことです。

一番大切なことは、「テニスのことをよく知る」ということです。

自分がやっているテニスの世界のことを深く知れば、もっと夢が広がります。

それが強さを生む原点です。

そして、「記憶する」ことです。

特に試合の内容はきちんと記憶してください。

問題点がはっきりと見えてきます。

私の友人で、静岡の浜松でジュニア選手の育成をしているコーチがいます。

彼のブログには、子どもたちの試合の内容が細かく記載されています。

私たちコーチは、当たり前のように記憶します。

そこから次のステップを導き出すからです。

それを自分自身で行うことができれば、もっと成長は早いはずです。

そして、「自分で考える」ことです。

コーチは多くの経験と知識を持っています。

きっと多くのヒントをくれるはずです。

でも、最後は自分で感じることです。

自分自身でしか感じることができない感覚をつかんだものだけが強くなります。

同じミスを繰り返さないようにしてください。

ミスを深く考えていないとそうなります。

考えていないと、何も変わってきません。

また、強い選手は、「練習と試合で同じボール」を打てます。

多くの子どもたちは、連習のボールと試合の時のボールが大きく違います。

そういう練習(試合のボールを打つ)をしていないので、うまくいかないときのほうが多いはずです。

試合のための練習、それを心がけてください。

そのために「しっかりと構える」ことがとても大切です。

それは、次の動きに素早く対応できるということだけではなく、高い集中力を維持するために役立つからです。

集中力や気持ちの強さはすべて「構え」に表れます。

それを訓練してください。

このようなことは当たり前に言われていることだと思います。

でもやり切る力が足りないと思います。

高い「意識」を持って取り組んでください。

きっと強くなります。

みんなが強くなり、競い合い、大きくテニスの世界を広げていく、それが私たちの願いです。

このクリニックに参加してくれた子どもたちに心から感謝します。

クリニックをサポートしてくれた、茨木テニスクラブの平松コーチ、Nテニスアカデミーの桑野コーチ、ロングウッドジュニアテニスアカデミーの河本コーチに心から御礼申し上げます。

これからも子どもたちの夢を広げるためにともにがんばりましょう。

集まった義援金¥53,300は、中日新聞社を通じて寄付いたします。

一刻も早い復旧を願っています。

本当にありがとうございました。



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