2011年4月1日金曜日

チャリティクリニック(2157)


チャリティクリニックを開催しました。

短い告知の期間だったにも関わらず、多くの子どもたちが集まってくれて感謝しています。

私たちは安全な地域に住んでいます。

大きな被害もありません。

当たり前のようにテニスをしています。

でも、今なお、多くの子どもたちがテニスをしたくてもできない現実を少しでも理解してもらおうと思い企画しました。

クリニックのはじめには、被災地から練習に来ている子どもたちの代表に挨拶をしてもらいました。

大変な「思い」をしているということ、テニスをしたくてたまらないという「思い」が強くあること、そんな「思い」が伝わればいいなと思います。

クリニックの内容は、私がいつも子どもたちに言っていることを確認したしました。

「強くなるための」考え方をしっかりと持ってもらうことです。

一番大切なことは、「テニスのことをよく知る」ということです。

自分がやっているテニスの世界のことを深く知れば、もっと夢が広がります。

それが強さを生む原点です。

そして、「記憶する」ことです。

特に試合の内容はきちんと記憶してください。

問題点がはっきりと見えてきます。

私の友人で、静岡の浜松でジュニア選手の育成をしているコーチがいます。

彼のブログには、子どもたちの試合の内容が細かく記載されています。

私たちコーチは、当たり前のように記憶します。

そこから次のステップを導き出すからです。

それを自分自身で行うことができれば、もっと成長は早いはずです。

そして、「自分で考える」ことです。

コーチは多くの経験と知識を持っています。

きっと多くのヒントをくれるはずです。

でも、最後は自分で感じることです。

自分自身でしか感じることができない感覚をつかんだものだけが強くなります。

同じミスを繰り返さないようにしてください。

ミスを深く考えていないとそうなります。

考えていないと、何も変わってきません。

また、強い選手は、「練習と試合で同じボール」を打てます。

多くの子どもたちは、連習のボールと試合の時のボールが大きく違います。

そういう練習(試合のボールを打つ)をしていないので、うまくいかないときのほうが多いはずです。

試合のための練習、それを心がけてください。

そのために「しっかりと構える」ことがとても大切です。

それは、次の動きに素早く対応できるということだけではなく、高い集中力を維持するために役立つからです。

集中力や気持ちの強さはすべて「構え」に表れます。

それを訓練してください。

このようなことは当たり前に言われていることだと思います。

でもやり切る力が足りないと思います。

高い「意識」を持って取り組んでください。

きっと強くなります。

みんなが強くなり、競い合い、大きくテニスの世界を広げていく、それが私たちの願いです。

このクリニックに参加してくれた子どもたちに心から感謝します。

クリニックをサポートしてくれた、茨木テニスクラブの平松コーチ、Nテニスアカデミーの桑野コーチ、ロングウッドジュニアテニスアカデミーの河本コーチに心から御礼申し上げます。

これからも子どもたちの夢を広げるためにともにがんばりましょう。

集まった義援金¥53,300は、中日新聞社を通じて寄付いたします。

一刻も早い復旧を願っています。

本当にありがとうございました。



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