2010年4月3日土曜日
話をする時間(1949)
試合前に調子を落としたり、試合で十分に力を発揮できなかったりする時に子どもたちと少し時間をかけて話をすることがある。
もちろん、合宿や遠征では毎日ミーティングを行うが、通常の練習時間内に十分に時間を取って話をする機会はあまりない。
調子が悪かったり、試合で力を発揮できなかったりすることの「意味」を考える時間が必要だと思うからだ。
調子がちょっと悪かったりすると「今、スランプなんだよなあ」とか言ったりすることがある。
しかし、「スランプ」の意味を知っているわけではない。
調子が悪いことの原因として「スランプ」という言葉を使い、その言葉に振り回されて事態はさらに悪くなることも多い。
しかし、実際に調子が悪い時に「調子が悪い=スランプ」ではないことを理解し、「スランプ」の本当の意味を知ることで、気持ちが前向きなったり、気分が楽になったり、すっと力が抜けたりすることがある。
そのためには何よりも子ども達と「話をする時間」が大切だと思っている。
子ども達にとっては学校の授業みたいで退屈な時間かもしれないが、少しは気持ちがすっきりするかもしれない。
それがとても大切な気がする。
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