2010年5月4日火曜日
ガマン(1980)
今日は東海中学生大会のシングルスが行われ、ひとりが明日の決勝に進み、ひとりは最後の枠をかけた決定戦に勝って全国大会出場を決めました。
珍しいことに、実はこの最後の決定戦は、3年連続での勝利となりました。
もっともプレッシャーが掛かる試合で、きちんと自分のプレーをやりきっての勝利を素晴らしいと思います。
きっと神様がこういう試練を与えてくれたのだと思いますが、それを3年続けてとなると、「何かある」・・・そう思ってしまいます。
この結果、私のチームからは3名が全国中学生大会にチャレンジします。
素晴らしい成果だと思いますが、順調に切符を手にいれたわけではありません。
苦しい戦いを勝ち抜いての成果であるが故に、それを心から嬉しく思うのです。
プレッシャーで思うようなプレーができずに苦しんでいました。
強気でプレーしなければならないことは分かっていても、それができない歯がゆさを感じていました。
そんな時、私は「ガマンすることが一番大事」と言います。
試合では、苦しいことの方が多いに決まっています。
自分の思うようなプレーが出来ないのが当たり前です。
でも、そうなると、苦しくて苦しくて、弱気な自分を見せたり、落ち込んで相手をますます有利にしてしまいます。
そんな時は・・・「ガマン」です。
「ガマン」して、「ガマン」して戦うことです。
苦しくても、相手と戦う姿勢を崩さないように、崩れそうなる自分に対しての「ガマン」です。
「ガマン」していると、必ず「チャンス」がきます。
自分の取り戻すことができる「チャンス」です。
そのための「ガマン」、これが何よりも大切です。
今回の大会は、それを学ぶ機会になりました。
決勝に進んだ子は、準々決勝での苦しい戦いで「ガマン」ができました。
その試合で対戦した選手に負けた子は、その後の順位戦で「ガマン」を覚えました。
自分の力を十分に発揮しながら、惜しくも初戦で敗退してしまった子は、ほんの少し足りないことの悔しさを強く感じて、その悔しさに対して「ガマン」することを学びました。
今回の大会では素晴らしい成果を残してくれましたが、それは全国大会に出場するとかしないの問題ではなく、成長するためにもっとも大切な「ガマン」を覚えて強くなったことです。
もちろん、思い通りにプレーできない悔しさはコーチも感じます。
歯がゆくて、悔しくて、教える気力が萎えそうになります。
でも・・・「ガマン」します。
地方の県でありながら、全国制覇を成し遂げた学校の監督さんが言っていました。
「強くなる秘訣はなんですか?」
「教えることをあきらめないことです。」
強く心に残っています。
私は絶対にあきらめない・・・そう心に決めています。
子どもたちのさらなる成長と全国大会での成果を期待します。
よく頑張りました!
明日の決勝では自分の力を思う存分に発揮してほしいと思います。
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