2010年12月24日金曜日
部活動とはなんだろうか?(2086)
よく部活動とはなんだろうかと考えます。
今年の4月から深く部活動に関わるようになってから、よくそういうことを考えるようになりました。
正直、いろいろと戸惑うことも多くて、しっかりとした体制を作って指導してきたわけではありません。
お願いしていたコーチも何度か変わって、混乱も生じました。
なので、本来であれば、年度の初めの頃に行う予定の保護者会も12月になって初めて行いました。
いくつか質問があって、その中に、
「この部活動の目標とは何ですか?」
と聞かれました。
最近の団体戦の成績が県大会ベスト8だったので、ベスト4ぐらいの目標が妥当だと思って、そう答えました。
子どもたちの中にも、そう考える生徒が多いと感じています。
また、
「そのような大会の成績を目指すものではなく、人間形成に寄与することを期待して部活動に参加させています。」
という意見もありました。
「達成目標としては県大会ベスト4、行動目標としては自立した人間形成が目標としてあります。」
と答えました。
でも、私にとっては、それほど大したことではありません。
一番大切なことは、目標は何であれ、必死になって取り組む姿勢です。
いい成績をあげるかどうかではなく、ただ強くなるためにがんばる
(ひたむきさがなくては、ただつらいだけです)
練習の内容が悪くても、その中から何かをつかもうと努力する
(強くなれないことを練習や環境のせいにしてはいけません)
人間関係がうまくいかなくても、それを試練として乗り越える
(これからもっと苦しいことはたくさんあります)
さぼりたいという怠惰な心を自制し、コートに向かわせる
(練習なくして強くなることはありません)
いろいろなことを犠牲にして、テニスに取り組むことを最優先にした青春を送る
(犠牲にしたものの数だけ、きっといいことがあります)
苦しくても言い訳せずにがんばる
(苦しさが自分を磨きます)
こういうことを通して、「人間としての強さ」を身につけるということです。
親御さんたちは、子どもたちにとってより良いものを与えようとして、それを部活動に期待します。
でも、私は、子どもたちの自立心を養うためには、多少難しい状況があったほうが良いと考えます。
もちろん、親が準備するものでもありません。
その中で、
「私は他の何もしていない生徒とは違う」
「苦しくてもがんばる自分を誇りに思う」
「苦しさに耐えて強くなろうとする自分が好きだ」
という「考え方」を身につけるということです。
そういう「プライド」を持つということです。
それが部活動の本質だと思います。
もちろん、クラブでの指導でも同じです。
私は、子どもたちに「強さとは何か」を教えていきたい・・・そう考えています。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!
にほんブログ村
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿