2010年1月3日日曜日
贈り物(1860)
この時期は、クリスマスプレゼントやお年玉、お歳暮、年賀状など、いろいろな人に贈り物をしたりされたりする機会があります。
私は贈り物をするのが苦手です。
相手が喜ぶものを一生懸命に考えますが、それが本当に相手にとって喜ばしいものかどうかよく分からないからです。
でも、贈り物をする時にひとつだけ心がけていることがあります。
それは、相手がどう思うと、自分が贈りたいという気持ちだけを考えるということです。
自分が一生懸命に考えて、それを喜んでもらえない時はがっかりします。
中には、気分を害したり、怒ったりする人もいます。
気持ちはよく分かります。
なぜ、気分を害したりするのでしょうか?
それは、相手に喜ぶことを期待するからですね。
一生懸命に贈り物を選べば選ぶほど、その期待は大きくなります。
それが思い通りにならないと人間は怒ってしまうんですね。
でも、贈りたいという気持ちを伝えることが大切であって、喜んではもらえないかもしれないけれど一生懸命により良いものを選びました、考えました、という気持ちを伝えることが大事です。
人にものを教える仕事をしているので、自分が一生懸命に教えた分だけ見返りを期待します。
それは、満点の成績だったり、大会での優勝だったりします。
もちろん、そうした成果を残すことができれば素晴らしいですが、何よりも、自分がちゃんと教えるということに目を向けます。
明後日から大学での講義が始まりますが、講義の1回目に必ず言うことがあります。
「私は、君たちに必要だと思うことを教えます。一生懸命教えます。もし、私の講義を聞いても仕方ないと思う人はこの講義を選択しない方が幸せです。ただ単位を取るというだけではなく、自分のとって必要だと思うものを選択することができるようになってほしいと思います。」
2週間後には試験も行います。
これは自分の講義をちゃんと聞いてくれたかどうかを試すものではありますが、大きな期待はしていません。
やる人はやる、それだけです。
私は最後までちゃんと教える、それだけです。
贈り物をする時に、過剰なまでに相手に期待している人を見ると、ちょっと反応に困ってしまいます。
私はこれからも贈り物をしますが、大きな期待をせずに、ただ気持ちを伝えていくという姿勢でいようと思います。
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