2010年1月12日火曜日
行動を目標とする(1868)
目標を立てるというのは結構難しいものです。
多くの目標は、「この大会に優勝するぞ」とか「全国大会に出る」という自分が達成したい目標です。
この目標を設定することは簡単ですが、
本当に、心の底からこれを達成したいと思っているのか
そのためには自分のすべてをかける覚悟があるのか
というような強い意志が必要です。
そうでないと、自分をその目標に向かって追い込むことはできませんね。
こういう目標のことを「達成目標」といいますが、もうひとつ注意しなければならないことがあります。
それは、目標が達成できない時に、モチベーションが下がってしまうということです。
初めの状態に戻るであれば良いのですが、それよりもさらにモチベーションは下がって、競技をやめてしまうこともあります。
また、たとえ目標を達成したとしても、次の目標を見つけられずに、モチベーションが下がってしまうこともあります。
目標を「達成することが目標」だからです。
もうひとつ目標の種類があります。
目標を達成するために、自分のすべきことを決めて、それをやりきることを目標とすることです。
全国大会に出るために、毎日1000回素振りするとか、毎日ストレッチをするというように、自分の行動を決めて実践することです。
こういう目標のことを「行動目標」といいますが、これを実践するのは大変です。
そして、この目標の本当の価値は、全国大会に出るなどの達成目標のために頑張るのではなく、そういう目標に関係なく、自分が成長するために、ただひたすらに行動することにあります。
私の場合であれば、「自分の理想とするテニスアカデミーを作る」という目標があります。
この目標は漠然としています。
はっきりとしたゴールがあるわけではありません。
一生かかっても実現できるかどうかわかりません。
でも、実現のために、ブログを書く、レポートの返信は欠かさない、誰よりも早く起きる、自分の身の回りの整理整頓を怠らない、などの行動を決めて実践しています。
毎日です。
当たり前のように実践しようと努力します。
「行動目標」とはこういう目標のことです。
ただ達成したい目標のために頑張るのではなく、それに向けて自分の行動をコントロールできるかどうかということです。
そして、その「行動そのものを目標にする」ことです。
その結果として目標が達成できると考えるのです。
難しいことです。
ある本に、
「私は目標を持たなくなった。私の目標はただひとつ。昨日と違う自分になる」
と書いてあったと記憶しています。
あるテレビドラマで、
「ありもしないことや将来のことを考えすぎて、今やるべきことに意識を向けないのはおろかです。」
と言っていました。
・・・こういうことです。
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