2010年2月6日土曜日
助言(1893)
アドバイスを辞書で調べると、「助言すること。勧告。忠告」とあります(・・・横綱の引退勧告もアドバイスと言えるのでしょうか?)。
しかし、忠告や勧告と、「助言」は大きく違うように思います。
スポーツで成長するためには、自分で考えて解決しようとする姿勢が大切であって、コーチはそういうものの考え方を身につけさせるのが大切な仕事になります。
そのための「助言(アドバイス)」が、文字通り「助け」になるためは、
「相手のためになる言葉として、相手の気づきを導くもの」という考え方を持たなくてはなりません。
忠告は、(ルールに基づくものとして)理解させるというニュアンスが強いと思います。
「相手のためになる言葉」になるためには、コーチが「自分の力で何とかする」と思いすぎないことが肝心です。
アドバイスの重要性は認識しています。
でも、コーチングでもっと大切なことは「人の能力を高める」ということです。
能力を高めるためには、「自分で」という考え方がしっかりとしていないとだめだということです。
だから、時にはアドバイスしないことも大きな「助言」となりうることがあります。
そういう考えでコーチングをすることは誤解を生むかもしれません。
「女王の教室」で、阿久津真矢先生がしっかりとした理念を持って指導をしても、それが理解されずに教師失格の烙印を押されて再研修を受けるシーンがありました。
「教えるという本質」を貫こうと思うと、大きな誤解や障壁があるということです。
でも、こういうドラマが話題になるということは、多くの人がその本質に気付いているということですね。
辛抱強く「教えることの本質」を求めていかなくてはならないと思います。
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