2010年3月10日水曜日
ほんの少し(1925)
ブルネイ遠征6日目
大会2日目は、曇天でブルネイにしては涼しいコンディションの中で行われました。
タイの選手と戦った可奈は、強いショットの攻撃的な選手に対して、粘り強いラリーとフットワークを武器にした切り返しで対抗し、互角の戦いを挑みます。
ファイナルセットでもリードを奪いますが、そこから相手選手の開き直ったような強いショットが決まるようになってミスが出始め、惜しい敗戦となりました。
惜しくも敗れはしましたが、最後まで自分のテニスをやり切ろうとする姿勢の感じられる良い試合だったと思います。
サービスと打ち込みの威力を高め、相手にプレッシャーをかけることができる展開が多くなれば十分に戦えます。
プレーイメージをしっかりと持って練習してほしいですね。
同じくタイの選手と戦った詩菜ですが、相手のドロップショットやネットプレーを織り交ぜた展開についていけず、微妙なコントロールも崩されて敗退しました。
まだショットの精度が低いことが気になります。
単純なラリー練習では素晴らしいボールが打てるのですが、試合では状況を判断して、的確にショットを選択してコントロールしなければなりません。
そのための訓練が足りないということです。
実践の意識を高く持って練習しなければなりません。
これでシングルスの戦いは終わりました。
試合を見て感じることは、この場でも十分に戦えるということです。
もちろん、まだまだ足りないところはたくさんありますが、戦うための資質を持っていると感じます。
しかし、勝つためには「ほんの少し」何かが足りません。
その何かを埋めるためにもっともっと練習しなければなりません。
足りないものが、身体的なものであったり、精神的なものであったり、技術的なものであったり、様々です。
何が足りないのかを明確に理解できるものではありません。
だからこそ、必死になって練習に打ち込まなければならないのです。
私の好きな言葉、「何が何でも」の強い気持ちに支えられて、ただひたすらに強くなるために練習に打ち込む、そういう選手が足りないものを埋めて強くなっていきます。
今回の遠征に参加した選手は、大変に素直で、純粋にテニスに打ち込んでいますが、ほんの少し、強さが足りないと感じます。
自分に足りないものが何かを自覚して、それを埋めるために必死になって練習してほしいですね。
明日はダブルスが行われます。
詩菜は、約束していた選手が直前でキャンセルしたこともあってパートナーが見つけられず、シングルスのみの戦いとなりました。
ITFのファーストチャレンジとしては、まずまずの成果と経験になったのではないでしょうか。
この経験を次のチャレンジに活かしてほしいと思います。
ダブルスを戦う可奈と南奈には、今回のレポートで何度も出てきた「必死の戦い」を期待したいと思います。
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