2010年3月19日金曜日
リアクション(1934)
よく、「実戦を意識して練習しろ!」とか「試合のように練習しろ!」ということを言いますが、なかなか難しいことです。
ただ単に一生懸命だけでは「実戦」とは言えません。
そこに、緊張感やプレッシャーが存在しないからです。
それを引き出すためには、ゲームイメージは大切です。
自分がどういうプレーをしたいのか、ということをしっかり脳裏に描いて練習するということです。
これがしっかりとできれば十分実戦形式の練習になるのですが、それでも緊張感を自ら生み出すことは難しいようです。
一番簡単な方法は、厳しい罰ゲームを与えることです。
負けること、ミスをすることに対する恐怖心のようなものを導くからです。
でも、ぎりぎりの勝負で勝ちきるためには、自らそれを引き出さなくてはなりません。
外的なものではなく、内的なものから、自分にプレッシャーをかけることができる選手が強くなります。
そのために心掛けると良いことがあります。
それは、ミスをした時の「リアクション」を意識することです。
集中力が欠けていたり、プレッシャーを強くかけられていないと、ミスをした後に笑ったり、ふざけるような態度をとる選手は多いものです。
これは不快な状況を早く抜け出したいために、逃避する行動とみなされます。
強くなる選手は、ここをぐっと我慢します。
ミスを受け入れ、自分なりに消化し、次の行動に気持ちを切り替えます。
逃避せず、常に「戦う意識」を持っているということです。
簡単なことではありませんが、どんな時でも相手と戦うことを自分に言い聞かせるといいと思います。
その訓練によって、ギリギリの勝負でも自分の力を発揮できるようになります。
明日からの合宿では、「それ」を訓練したいと思います。
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