2010年3月14日日曜日
泣き虫コーチ(1929)
今日、一人残っていた卒業生が退寮しました。
最後に寮生と一緒に簡単なお別れ会のようなものをしたのですが、言葉に詰まって何もしゃべれませんでした。
最後の練習で教えていても、奇麗に片付いた部屋を見ても、いろいろな思いは巡るものの涙は流れてきませんでした。
テニスを続けていれば、またいつでも会うことができるという気持ちもあるのでちょっと冷めた感じなのかなと自己分析してました。
でも、最後のあいさつを、と思ったとたんに言葉が詰まって、涙が止まらなくて、何も話せません。
ちょっとカッコ悪いと思いながらも、こみ上げる感情を抑えることができませんでした。
泣き虫コーチの再来ですね。
初めての寮生で、最初の卒業生なので思いは格別です。
何度も怒って、何度も泣いて、嫌なこともたくさんありました。
でも、彼女たちが私に勇気をくれました。
彼女たちが名古屋でテニスをすると言った時、私は迷っていました。
テニスコーチとしてどうしていけば良いのか分からなくなっていました。
そんな時に彼女たちが「道」を示してくれました。
不安はありましたが、迷いはなくなりました。
今回、退寮する子に贈る言葉は「素直」です。
「素直」とは、自分のあるがままに思いを伝えるということです。
純粋に強くなりたいという心のままに従って、自分をごまかさずに行動することです。
いつもそういう素直な気持ちでテニスをする、それが強いということです。
そんな思いを持ってこれからも進んでほしいと思います。
寂しい気持ちはもちろんあります。
でも心から彼女たちの進む道を応援すること・・・それがコーチの仕事です。
これからも、ずっと・・・。
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