2011年2月11日金曜日
力を入れる(2124)
力を抜けないもうひとつの理由は、
「打つ」ということが、
「力を入れないとできない」
という思い込みです。
パワーを出すということの誤った考え方です。
ラケットのグリップを万力で固定した場合と、ただ立てただけの場合で、同じ速度のボールを当てて跳ね返ったときのボール速度はどちらが速いと思いますか?
普通は万力で固定した場合のほうが速いと思いますよね。
でも、実際には同じ速度で跳ね返ります。
これはスウィートスポットに当たった場合ですが、ちょっとびっくりです。
私がグリップに埋め込んだ圧力計でスイング中のグリップ圧を測った実験でも、上級者のほうがゆったりと握っています。
こうしたことから、私は、
「力をいれることがパワーを出すことではない」
と考えるようになりました。
実際に、関節の保持力は力を抜いたほうがはるかに大きくなります。
大切なことは、こうした「感覚」をつかむということです。
いろいろな方法がありますが、まずは、
「力を抜こう」
と言い聞かせることから始めてください。
日常の動作でも同じです。
どこか変に力の入りすぎているところはないかを感じるようにしてください。
そうした訓練を続けるうちに、
「はっ」
と気づく時があります。
それは自分の感覚が変化した時です。
それが上達へのきっかけになります。
あなたのテニスが変わることを願っています。
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