ブルネイ遠征6日目
今日からダブルスが始まります。
都と詩菜の組はインドネシアの組との対戦でしたが、ショットの威力に押されてうまく自分のショットをコントロールできません。
まだサービスも不安定で流れが悪く、うまく気持ちを合わせていけないことも気になりますね。
もっと基本技術を磨かなくてはなりません。
そのためのイマジネーションと集中力を持ち続けられることが条件になります。
この遠征で感じたことを忘れないで明日からの練習に取り組んでほしいと思います。
PANGESTU (INA) / TRI OKTAVIRA (INA) defeated HIRAMATSU (JPN) / MIZUNO (JPN) 6-1 6-2
佐賀の宮原選手と組んだ可奈と、明日香と梨緒の組は雨のため明日に順延になりました。
朝からコートを取って積極的に練習に取り組んでいます。
その成果が出せればいいと思います。
遠征では、「練習することよりも大切な事」を教えていかなくてはならないと思います。
グランドスラムの大会でも練習時間の割り当てが30分しかないことがあります。
私が添田豪選手のフレンチオープンジュニアのサポートに行ったときのことです。
午前中に雨が降って、予約した練習時間に練習ができなくて、試合開始前の30分だけに練習時間が変更になりました。
でも、いざ練習を始めようとした矢先に係の人に、
「練習コートが変更になり、練習はできない」
と通告されました。
「そんな馬鹿な!」
と思いましたが、アダルトの選手が優先であると聞かされ、その練習コートに入っていきたのがアガシ選手では仕方なかったと思います。
結局、練習はできませんでしたが、添田選手は取り立てて気にする様子もなく、私の指示するトレーニングを黙々とこなします。
そして、いざ対戦となって、その前の年のオレンジボールチャンピオンに勝って、グランドスラム初勝利を上げました。
ジュニアの時代のグランドスラムでは、このフレンチオープンだけに勝利したので、コンディショニングが上手くいったということです。
大切な事は、「試合に臨む意識」です。
思い通りに行かなくてもそれを受け入れて自分のすべきことに集中できる強さが必要です。
そのフレンチオープンでは、その当時の世界ランクナンバーワンのアランチャ・サンチェス選手の行動は忘れられません。
雨が降っているのでもちろんコートで練習はできません。
プレーヤーズラウンジの通路で黙々と縄跳びやメディシンボールでのトレーニングを行っています。
私たちが食事をする前には相当量のトレーニングをこなしていたはずですが、食事が終わって帰るときにもひたすらトレーニングを行っています。
どれくらいトレーニングをするのかを興味を持って見ていましたが、いつまでも終わる様子はないのであきらめて帰ってきたのを覚えています。
そういう考え方を持つことや行動ができることのほうが、練習を一生懸命することよりも大切だと思います。
そういう考えが持てないと、自分の思い通りにかないことに感情的になったり、次の行動が思い浮かばなかったり、ただ無意味に時間を過ごしてしまいます。
日本の子どもたちは「勝負弱い」と言われています。
「練習するだけでは何か足りない」、ということを自覚して強さを身につけてほしいと思います。
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