ブルネイ遠征7日目
今日は順延となったダブルスの続きがありました。
可奈のペアは、時折鋭いショットでポイントを奪いますが、相手の粘り強いストロークにミス犯して惜敗です。
基本的な技術は持っていますが、ゲームでの判断力に課題があります。
もう少しショットのバリエーションを増やしていくことで、ゲームでの展開力も高まってきます。
緩急や高低を使った攻撃と思い切ったネットプレーなど、単純なラリー戦にならないような工夫をしながらゲーム感覚を磨いてほしいと思います。
HSIEH (TPE) / KAO (TPE) defeated MIYAHARA (JPN) / YAMAGISHI (JPN) 6-1 6-4
明日香と梨緒のペアの1回戦は、単純な試合展開ですが、相手のコンビネーションの悪さや雑なプレーに助けられて勝利しました。
内容的にはあまりほめられるものではありませんが、チームの初勝利を素直に喜びたいと思います。
この二人に共通するのは、「積極的なプレーができない」ということです。
ポーチに出ることはありません。
ロブで相手を崩して攻める展開がありません。
ツーバックのパターンが目立ちます。
これから技術や戦術を磨いていく上で、積極性がなくては何も変わってきません。
もっとチャレンジ精神を持って戦ってほしいと思います。
KATO (JPN) / SUZUKI (JPN) defeated BOEY (MAS) / BOEY (MAS) 6-2 7-6(1)
2回戦でも同じようなプレーで相手のミスを待つテニスに終始します。
少しストロークに粘りが出てきたので、簡単に崩れることは少なくなりましたが、まだまだ攻撃力という点では不満が残ります。
ネットので動きをより積極的にして、シングルスとは違う展開を考えてプレーできるようになれば良いと思います。
RUAN (TPE) / SCOTT (GBR) (4) defeated KATO (JPN) / SUZUKI (JPN) 6-0 6-2
これで今回の遠征での大会日程はすべて終了しました。
力不足はもちろんそうですが、「変われない」ことを残念に思います。
今日のミーティングでは、自己分析を行いました。
そこそこ的確に分析は出来ています。
でも、それを実際のプレーでやり切ることはできません。
「覚悟」がないからです。
「本気」ではないからです。
心の何処かに、
「一生懸命に練習していれば強くなる」
という「幻想」が潜んでいます。
「今まで勝ってきたから、これからもそこそこ勝てるだろう」
という「甘い感覚」が残っています。
もちろん「変なプライド」もあります。
だから、「変われません」。
「本気」になって変わろうとすることを「自覚」と言います。
「自覚」とは単に自分の課題を覚えておくということではありません。
自分の能力を「覚醒」させるために、徹底的に追い込んでいく「覚悟」のことです。
「本気」でなければ変われません。
「自覚」できなければ自分に妥協していきます。
そうならないように今回の遠征でのことを頭に刻んで成長の糧としてほしいと思います。
新しい自分が明日から始まる、そんな練習をしようと思います。
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