2011年3月6日日曜日

足りないもの(2142)






















ブルネイ遠征3日目

今日は予選が行われました。

明日香は、フォアのトップスピンストロークを得意とするストロークプレーヤーとの対戦でした。

時折鋭いショットでエースを奪うものの、大切なポイントでのダブルフォールトや凡ミスでリズムがつかめずに敗れました。

自分のポイントで打つショットは威力も十分ですが、相手のボールに対する対応力が足りません。

ショートボールやトップスピンの中ロブなどで体勢が崩されるといとも簡単にミスを繰り返します。

打った後の構えを早くすること、前に攻撃する気持ちをいつも持ってプレーをすることで改善できるかもしれません。

最後まで戦う姿勢を崩さなかったことは高く評価できますが、もう少し動きの強さのようなものを身に付けてほしいと思います。

同じく予選を戦った伊蕗は、相手の巧みな配球にまったく自分のテニスをさせてもらえずに完敗です。

伊蕗には配球を覚えてもらわなくてはなりません。

配球とは、単なるコントロールではなく、「状況によって選択する力」が大切です。

相手が下がっていればドロップショット、ワイドが空いていればショートクロス、動きのバランスが崩れたのを見ればその逆を突く、などの判断力が必要になります。

まだショットを打つことが精一杯で、相手をよく見て自分のショットを選択したり、ポジショニングを考えるところまではきていません。

常に相手を見てショットを選択することを練習で意識して積み重ねていかなくてはならないと思います。

自分の力が発揮できないままに負けることで、自分の「足りないもの」が明確になります。

そのために遠征に来ているといっても良いと思います。

大切なことは、きちんと記憶しておくことです。

強くなれない選手は、自分の「足りないところ」をすぐに忘れます。

忘れてしまうと、次のステップへの気づきもありません。

何度も何度もイメージし、自分がどういうプレーをすれば良いのかを頭に刻み込むことです。

この遠征を通してそういう習慣がつけばよいと思います。

残念ながら二人は予選敗退となりましたが、こういう大会はラッキールーザーで上がれる場合も多いので、明日の本戦サインイン後のドロー発表を待ちたいと思います。

曇っていたのでそれほど日差しは強くはありませんが、首も手も足も真っ赤です。

ひりひりして痛いですが、それが仕事なので忍耐力を持って臨みたいと思います。



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