2010年6月30日水曜日

神のくれた手(2037)



しかし、そうはいっても、できるだけ早くその感覚を身につけたいと思うのが人情である。

そこで、グリップ感覚を高めるための方法をいくつか提示してみたい。

1.できるだけ素手で握る
先ほど述べたように、手は高度に発達した感覚器官である。手袋などしていては、その機能を低減させてしまうので、出来るだけ素手でラケットを握るようにしていただきたい。日焼けなどが、どうしても気になるご婦人は、手の甲側だけを覆う手袋があるので、それを使用していただきたい。手に出来たまめを愛しく思えるようになってこそ本物であると思うのが、いかがであろうか。

2.幼児期にできるだけ手を使うトレーニングをする
幼児期は神経系の発達が著しい。7歳で成人の神経系の約90%にまでに発達する。この時期までに基本的な手の運動パターンを習得していなくてはならない。ぞうきんを絞るとか、指先を合わせてお互いに押し付けるように指を伸ばす運動は、手の感覚を向上させるのに大変効果がある。

3.練習前のエクササイズ
練習前に体のストレッチなどは良く行うのに、指や手の運動を行なうことは大変に少ない。思いっきり握ることと、指を思いっきり伸ばしてパーの状態にすること、指先を合わせてお互いに押し付けるように指を伸ばす運動は大いに効果がある。これを数回繰り返すことによって手の代謝活動を促し、手の関節の動きが良くなり、適確な力を発揮しやすくなることが知られている。

4.グリップに過度に力を加えないようにスイングすることインパクトでぎゅっとグリップを握るように意識しても、コントロールやスピードに良い影響を及ぼさないことがわかった。大切なのは、手の反射機能が効率的に発揮されるように、適切グリップ力でラケットを保持することである。力を入れすぎることはもちろんのこと、抜きすぎても良くないことを理解した上で指導を行なっていただきたい。実際にはどのようなアドバイスが良いのかは断言できないが、「ラケットを支えるように持ってください」を指示したときに良い結果が得られたことを報告しておく。

グリップの機能を高め、適切な力を発揮する方法について解説した。

テニスはラケットという道具を使うスポーツである。

道具を扱う以上、手の機能を上手く発揮させることが強くなるための秘訣である。

他の動物にはない、まさに「神のくれた手」を磨いてさらに上のレベルを目指していただきたい。


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2010年6月29日火曜日

グリップを握るな(2036)



実際の指導場面では、グリップを握る形を矯正するためのアドバイスとともに、「インパクトでぎゅっと力を入れて打ちなさい」とか、「もっとグリップの力をゆるめて」というようにグリップを握る「力の入れ方」をアドバイスする場合が多い。

「力の入れ方」については、インパクトでグリップを強く握ることによって「打球速度が速くなり」、ラケット面がぶれないので「コントロールも良くなる」と解説されている場合が多い。

つまり、「インパクトでグリップを強く握ること」は、テニスのパフォーマンスを向上させるのには不可欠ということである。

しかし、「インパクトでグリップを握り締めること」が、本当にパフォーマンスの向上に役立つのかについては疑問な点がある。

上級者と初級者のグリップ把持力を比較してみると、上級者ほどインパクト前後におけるグリップ力の集中性が高く、ばらつきが少ないことが多くの実験結果から導き出されている。

また、インパクト以外では、上級者よりも初級者の方が大きな力を出しており、上手く力が抜けないことが示されている。

これらの結果から、「インパクトでグリップを握るように打つべきである」と主張されることが多い。

「インパクトでぎゅっとラケットを握るように打ちなさい」とか「ラケットをインパクトでぎゅっと握って面がぶれないようにしなさい」というアドバイスはやはり正しいのだ。

「ふーん、そうか、やっぱりインパクトでグリップをしっかり握るように打つ方がいいのか。上級者はそうしてるからやっぱりその方が良いんだよな」

「よーし、インパクトでぎゅとグリップを握るように意識してボールを打つようにするぞ」

と思われた方、ちょっと待っていただきたい。

いくら上級者だからといって、インパクト前後のほんの短い間にこれほどまでに見事に力の大きさをそろえ、また力を発揮するタイミングを合わせることができるものであろうか。

しかも、それを意識して行うことなどは神業に近いものがある。

また、コーチの方も自分が実際にボールを打っているところを冷静に考えていただきたい。

はたして、インパクトでグリップを握るように意識して打っているのであろうか。

インパクトの瞬間にグリップを握るように意識して打つことは大変に少ないと思う。

確かにそういうことを意識して練習することはあるが、プレー中はほとんどそんなことを考えて打つことはない。

では、上級者と初級者の違いは何であろうか。

それを探るキーワードは「反射」である。

筋肉が動くとき、生まれつき備わっているメカニズムで発生する筋肉の動きが「反射」である。

生まれたばかりの赤ちゃんは両手を握り締めており、手のひらに触ってやると握る力がさらに強くなる。

これを「把握反射」という。

ラケットをスイングして、その遠心力が手に伝わると、その力で指を伸ばそうとするが、それに抗するように握る力を強める反射の働きを上手く利用してスイングをしているのが上級者なのである。

つまり、「グリップを握る」ということは、

1.自分から能動的に(意識して)グリップを握る力
2.スイングの遠心力に抗して反射的に発揮される力

の2つがある、ということである。

そこで、いままでの指導を振り返ってみると、「自分で能動的に発揮する力」のことだけを考えてアドバイスを行っていたのである。

しかし、手を上手に使うには反射の機構を上手く利用することが重要であり、その運動を繰り返して行っているうちにはじめて運動を上手に遂行することができるようになる。

しかし、「実際に、インパクトでぎゅっと握るように打つとコントロールが良くなり、スピードも上がる。」と、反論される方もいるだろう。そこで、

A.普通に打ってください
B.インパクトでグリップをぎゅっと強く握るように打ってください
C.力を抜いて打ってください
D.ラケットを支えるように持って打ってください
E.力を入れて打ってください

という5つのアドバイスにしたがって打球したときの、グリップ力とボールコントロール、ラケットのスイングスピードを調べてみた。

この実験で得られた結果をまとめると、次のようになる。

1.力を入れるように意識して打つと、インパクト時点やインパクト前の力のばらつきが大きくなる。力を入れて打つと、常に緊張状態にあるので、インパクト時に適正な力を発揮することが困難で、また力発揮のタイミングも取りづらくなると考えられる。

2.上級者は各アドバイスごとでグリップ力の変化があまり見られないのに対して、初級者はグリップ力の変化が大きい。初級者ほどアドバイスの影響を受けやすく、それに対して上級者はインパクト時にグリップをどれくらいの力で握ればよいのかという運動プログラムが作られていて、反射的にグリップ力を調整していると考えられる。

3.力を入れすぎはもちろんのこと、リラックスしすぎても良くない。適切な力でグリップを握ることが重要である。「力を抜いて」のアドバイスは指導に際して注意を要する。

4.アドバイスによってスイング速度にあまり差は生じない。インパクトの瞬間に、グリップをぎゅっと握るようにアドバイスすることは、スイング速度を高めるのにそれ程有効なアドバイスではないと思われる。

指導書に解説があるように、「インパクトでぎゅっと握る」ことによってスピードが増す、ラケットの面がぶれないのでコントロールが良くなるとことはあまり期待出来ないという結果になった。

出来るだけグリップの力は抜いておいて、体全体を使ったスイングを行うようにすることが望ましい。

そして、くりかえし打球しているうちに反射的に、適確なグリップ力を発揮できるようになってくるのである。


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2010年6月28日月曜日

手の感覚を高める(2035)



「自分に最適なグリップ」を見つける方法について解説した。

もう見つかっただろうか。

そう簡単ではないと思うが、毎日毎日グリップを握り続けることできっと見つかるはずだ。

まだ見つかっていない人のために、もう少しヒントを与えよう。

上手く自分のグリップが見つからない人は、手の感覚が少し鈍っている場合が多い。

この感覚を高める訓練をすることで、最適なグリップが見つかるだけではなく、テニスのパフォーマンスが格段に上がる可能性がある。

強くなるには大変大切なことだ。

まず、手の構造と機能について少し学習しよう。

はじめに、自分の手のひらをじっと見つめてほしい。

人それぞれに形が違い、指の太さやしわの数などは同じものどないし、自分の手であってもその日の体調や気温などによっても変わるのが普通である。

まあ、最近はなかなか自分の手をじっと見つめることなどないかもしれないので、しばらく見つめてやってほしい。

「ああ自分の人生が刻み込まれた、ごわごわだけど愛しい手だなあ」と感心するのは私だけかな。

一見何ごともないかのように見える手であるが、道具を作り、道具を扱うのに大変適した構造を持っている。

手には全部で27個の骨があり、深い溝の直下に骨の継ぎ目(関節)があり、曲げたり、伸ばしたりという運動を助けている。

また、紋は凹凸状になったものが何重にもあり、凸部分には小さな穴が一列に並んでいて物をつかんだときに滑らないように滑り止めの役割を担っている。

最近は手袋をしてラケットを握る人が多い(特に中高年の女性)。

確かに日焼けを防いだり、怪我を防ぐことはできるかもしれないが、滑り止めの機能や感覚器としての働きを失うことになる。

感覚を研ぎ澄まし、手の持つ機能を高めることができればテニスのレベルは向上するはずである。

そのためにもできるだけ素手でラケットを握ってほしいものである。

私たちに時代は、手につばをぺっぺっとはきかけてプレーをする人も多かったが、実はこういう人は手を上手に使える人なのである(ちょっと汚そうなのでまねしなくていいですよ)。

手を動かす筋肉は全部で25個あるが、これらの筋肉が微妙に動くことで複雑な手の動きが実現されている。

その基本的な運動パターンは、

手首を手のひらの側と手の甲の側に曲げ伸ばす(屈曲と伸展)
手首を親指側と小指側に曲げる(橈屈と尺屈)
前腕を内側と外側に捻る(回内と回外)
親指を他の指に近づける(対向)

の4つである。

このパターンのうち、手の回内、回外がうまくできないと運動を器用に行うことができないといわれる。

グリップを強く握り締めすぎたり、不適切なグリップでは回内、回外をスムースに行うことはできない。

上級者はインパクト前後で回内や回外をはじめ、橈屈や尺屈などを最適に行うことによりスイングスピードを高めたり、スムースな動きを生み出したりするのである。

また、「対向運動」は人間だけが行うことができる運動である。

ドアを開けるとき、人間は手のひらが取手に触れないように包むように握ってノブを回すが、ゴリラやチンパンジーは「対向運動」ができないのに加えて、親指が短く、なおかつ親指を内側に曲げる筋肉が弱いので、取手を4本の指で握り、手首を曲げたり伸ばしたりしてドアを開ける。

みかんを握らせても、人間は5本の指を同時に曲げて包むようにして持つことができるが、サルやチンパンジーは非常に不安定で、すぐに落ちそうな印象を受ける。

このことから、「握る」という運動に関して「親指」が大変重要な役割を果たしていることがわかる。

グリップのどの位置を握るのがもっとも良いのかについては一概には言えないが、親指の位置だけはチェックしておいた方が良いだろう。

指導していると、親指を他の指には触れないように、ラケットの上に置く人、わかりやすくいうと、高島忠男の「イエーイ!」の形(知っている人は少ないだろうなあ)でグリップを握る人が多いのには驚かされる。

この点はきちんと指導しなくてはならない。

このような人は、「握る」という訓練をあまりしていない人なので、グリップを強く握ったり緩めたりする運動を練習前に行うことが必要である。


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2010年6月27日日曜日

ジュニアキャンプ(2034)



金曜日と土曜日にかけて、プリンスのコーチセミナー、ジュニアキャンプに行ってきました。

コーチセミナーにには、30名弱のコーチが、ジュニアキャンプには45名のジュニアが参加してくれました。

コーチ陣は、前回の名古屋でのキャンプと同じく、亜細亜大学の堀内監督、山本育史プロ、高田充プロ、それに私です。

私の今回のテーマもトレーニングについてでしたが、筋肉至上主義に陥らずに、ひとの持つ能力を引き出すためにどんな考え方を持ってトレーニングをすれば良いのかということについて話をしました。

目指すのは、できるだけトレーニングをしなくても、ちょっとしたコツをつかんで上手くなる方法を伝えていくということです。

中には大変ストイックにトレーニングに励む方もいらっしゃいますが、基本的にはトレーニングは嫌なものです。

だから、いきなり強度がどうとか、頻度がどうとか言われても、ちょっと引いてしまいますね。

そういう気持ちができるだけ現れないようにするためには、納得してトレーニングをすることです。

トレーニングの目的や効果、注意点などがどうテニスと結びついているのかをしっかりと伝えるということです。

ここがあいまいだと、トレーニングに対する意識が高まってはきません。

もっとも大切なポイントです。

トレーニングをしてもらったジュニア諸君には、バランスの向上のためのトレーニングを指導しました。

きついトレーニングではありませんが、いろいろことをうまく調整してやらないとうまくできません。

段階的にレベルを上げて、気がつけばバランスが良くなったと思えるように工夫したつもりです。

1回や2回の講習で目に見えてうまくなることを期待してはいませんが、ちょっとだけトレーニングに対する意識が変わってくれれば良いと思います。

この秋には何回かのジュニアキャンプを予定しています。

多くの子どもたちの意識が高まるように頑張って教えていこうと思います。


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2010年6月26日土曜日

自分のグリップを探せ(2033)



自分の最高のパフォーマンスを引き出すためには「グリップ」は大変大切である。

要はどんなグリップでも良いから、自分に最も合うグリップを探し出せばよいのである。

まあ、この問題もそう簡単ではないが、私なりの提案を聞いてもらいたい。

1.自分の最も力の入るインパクト位置を決める

実際にボールを打つのではなく、壁などにラケットを押し当てて、どの位置でラケットを押せばもっとも力が入るのかを確かめてみる。

2.グリップを少し変えてみる

インパクト位置が決まったら、その位置で少しグリップを変えてみる。

最初に握っていたグリップが最もしっくりいっているのであればよいが、ちょっとグリップを変えてみてさらに「おっ」と感じるようなグリップに出会えれば最高だ。

3.インパクト位置を上下に変えてみる

一番力の入るインパクト位置でのグリップを探し出したら、そのインパクト位置を上下にずらしてみる。

テニスの上達にはトップスピンのテクニックは必須であり、低い位置や高い位置で鋭い打球を打つことが大切なので、高さを変えてもそのグリップが最もしっくりくるのかを確かめてほしい。

高さが違うと、最高のグリップは変わるのが普通であるが、実際にはその度ごとにグリップを変えるのは難しい。

全ての高さで満足できるグリップを見つけ出さなくてはならない。

4.インパクト位置を変えないで打球を繰り返す

「自分のグリップ」を決めたら、インパクト位置ができるだけ変わらないように何度も繰り返し打球することが大切だ。

ネット越しにボールを送球してもらうのでは、トップ選手ならともかく、初心者では正しくインパクトすることは難しい。

当然、「自分のグリップ」で打球し、その感覚を高めることはできない。

ここでは、その場でボールを落としてもらい、その跳ね上がってきたボールを打つ練習のほうが望ましい。

5.ミスの傾向を探る

基本的に4の練習方法では、インパクト位置はそれほど変わらないので、ミスショットをする確率は低い。

それでも、同じようなミスが続くのであれば、自分では適していると思ったグリップに実は問題があるのかもしれない。

グリップを変えないで、腕の使い方や全身の動きを少し変えて修正するか、グリップそのものを少し変えて、同じようなミスが続かないように修正してほしい。


このような段階を踏んでグリップを調整していくと、あるとき突然に、「おっ、このグリップだ!」と感じるグリップにめぐり合うはずだ。

ジャンボ尾崎(最近、破産してちょっと元気がありませんが)は、練習中に「このグリップだ!」と感じると、それを忘れるのが嫌でグリップを握ったままガムテープでクラブごとぐるぐる巻きにしてしばらく過ごしたそうである。

私も高校生のとき、グリップの感覚を忘れないように、グリップだけを切り取って暇さえあれば握っていたのを思い出す。

グリップは単にラケットを持つだけではなく、身体動作やパフォーマンスに大きな影響を及ぼす大切な技術である。

形にこだわらずに、自分の感覚に従って「自分のグリップ」を見つけること、これが強くなるためには必要である。


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2010年6月25日金曜日

ビジョン(2032)



技術の向上でも、アカデミーの運営でも、あらゆることにおいて長期のビジョンを持つことが大切だと言われます。

しっかりとしたビジョンを持つことで意欲が高まったり、アイディアが閃いたりすので、それが大切な分岐点での決断に役立ちます。

しかし、すぐに結果が見えるものではありません。

長期のビジョンを実現させるためには、うまく行っていない現状に耐える力が必要です。

まさに「ここにないものを信じれるかどうかにある」ということです。

なかなかガマンすることは難しいですね。

子どもたちはうまくいかないと悔しくて泣いてしまいます。

将来に対する不安も大きくなって、今やっていることの自信が揺らいでしまいます。

それをどうやってうまく耐えさせることが出来るかどうかがコーチの役割です。

何度も話をします。

うまくいくビジョンを明確に想像させるように努力します。

それでもうまくいかないことは多いですが、ここはコーチも忍耐力が試されます。

怒っったり、褒めたり、慰めたり、突き放したり・・・いろいろなアプローチを試します。

いつも「どうすればいいだろう?」と考えます。

どうすれば良いのかということに対する明確な答えはありませんが、将来をしっかりと想像することが大切です。

揺らがないビジョンを持つこと、それがコーチの使命です。

いつも夢を語ることができるコーチでいたい、そう思います。


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2010年6月24日木曜日

休日(2031)



昨日は久しぶりの休日でした。

どうして良いのかよく分からないので、カミさんに「どうしたらいい?」と聞くと、あるわあるわ、いっぱい要求されました。

まずは犬小屋を作ることから始まります。

今飼っている柴犬がだんだんと大きくなって、抜け毛も多く(嫌な響きだ!)家の中で飼うのが難しくなってきたので、外に犬小屋をセットします。

あれやこれや悩んで、木製の結構立派な犬小屋を購入しました。

早速組み立てです。

意外と簡単でしたが、組み立ててから、設置したい場所まで運び入れるのに通路が狭くて難しいことが判明しました。

解体するもの面倒なので、大きく外回りをして何とか運び入れました。

犬は全然喜んではいませんね。

自分がここに住むとはよもや思ってもいないので、小屋に入る気配はまったくありません。

一応、試しに夜一人で寝かせてみましたが、寂しいのか、吠えまくるので断念して玄関でお休みです。

しばらくは外で寝るのはむつかしそうです。

次にやったのは、お風呂の掃除です。

カビの季節なので、「ちゃんとやってよ!」と急かされて、一時間もかけて徹底的にやりました。

目にしみるカビキラーにはまいりますが、ピカピカのお風呂は気持ちイイですね。

その他にも、壊れかけた引出しを修繕し、玄関を掃除し、あれやこれやいろいろと働きました。

日頃やれていないので、自分なりに一生懸命にやったつもりです。

娘たちが帰ってきてからは、「なばなの里」にお出かけです。

下の娘の宿題で、花図鑑を作らねばならないので、いっぱい写真を撮りました。

これも久しぶりなので、夢中になって撮りました。

カメラの設定の仕方をちょっと忘れていたりして、なんだかカメラに申し訳ない気持ちです。

いろいろとやって、正直、疲れました。

まったく「休日」にはなりませんでしたが、気持ちは充実していましたね。

なかなかこういう時間を取ることは難しいですが、上手にスケジュールをやりくりして、時間を作りたいと思います。

早く、犬が外でちゃんと寝てくれるようになることを願って、ゆっくり休みました。

あ~、疲れた!


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2010年6月23日水曜日

王者の翳り(2030)



夜中まで起きて仕事をしていましたが、やはりウィンブルドンが気になってテレビのスイッチを入れました。

王者フェデラーの試合です。

芝の王者と言われ、ここ何年も芝のコートに君臨していた王者です。

史上最強のチャンピオンと言っても良いと思います。

その王者があと一歩というところまで追い詰められました。

そこから盛り返したところはさすがですが、プレーには少し陰りが見えます。

得るものはすべて得てしまっているので、何かを求めるモチベーションは低くなります。

そういう時でも、真の王者はただテニスを極めることを追い求めていくのでしょうか。

「こころがすべてを決める」ので難しいことですが、この王者の翳りは気になります。

でも、錦織選手や奈良選手の活躍に胸踊ります。

若い力の台頭によって、王者はその座を奪われていくのは世の常です。

王者の座を脅かす日本の若い力に期待したいと思います。


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2010年6月22日火曜日

グリップが違うと何が変わるのか(2029)



私は、フォアハンドストロークにおけるグリップの違いがどのように身体動作に影響を及ぼすのかを調べてみたことがある。その結果、グリップが違うと次のような影響が出ることが分かった。

1.インパクト位置が違う

グリップの違いよってインパクト位置は異なる。

しかし、前後方向や左右方向(ネットに対して)については違いが見られず、高さのみに違いが見られた。

ウェスタン系のグリップではインパクトの位置が低くなる。

これは、トップスピンをかけようと自然と下から上へのスイングを意識するからだ。

実は、この調査をする前は、前後方向にも違いがあるのではないかと予想していた(指導書にはそのような違いがあると書いてあるものが多い)が、この予想は見事に裏切られたわけだ。

未発表の資料であるが、上級者のサービスについては、グリップに違いがあっても、それほどインパクト位置に違いが無いことが確認されている。

たぶん、上級者は自分がもっとも打ちやすいインパクト位置を感覚として感じ取り、それに対応するように動きを調節する能力が高いのである。

フォアハンドストロークについても同じように、上級者はそれまで自分が培ったインパクトの距離感を無意識のうちに調節するのに対して、初心者は、どのグリップでもインパクト位置は一定しない。

この点では、コンチネンタル系のグリップが極めて優れているなどとはいえない。
   
2.身体の向き(傾き)が変わる

上空からのカメラから両肩を結んだ線とネットの角度(体の開き)、両肩と上腕との角度(脇のあき具合)、両肩がどれくらい下がるかなどを調べてみると、体の開きや脇のあき具合は、どのグリップでもそれほど大きな違いは見られない。

これについては、関節の角度とパワーとの関係を調べた研究がひとつの示唆を与えてくれる。

これらの研究では、すべての関節において、ある関節の角度でもっともパワーが高くなることが知られている。

特に上腕と肩のなす角度は体幹のパワーを上腕に伝達するために大変に重要である。

そこで、上級者のレベルになると、たとえグリップが違っても、もっともパワーの出やすい角度を身体が覚えていて、無意識のうちにその角度になるように調節するのである。

卓球においても、持ち方の違いがこの角度に影響を及ぼさないことが確認されている。

ただ、ウェスタン系のグリップでは肩が大きく傾く(下がる)ことが観察されている。

これもトップスピンをかけようとして下から上へのスイングを意識するからである。
   
3.インパクトでの手首や肘の角度が変わる

これらの関節角度については、グリップの違いが直接的に影響を及ぼすので、少なからず違いが見られる。

特にウェスタン系のグリップでは脇が締まり、肘や手首が強く曲がる傾向が見られている。
   
4.スイングの方向が変わる

ウェスタン系のグリップではスイングの方向は下から上になる。

トップスピンを打とうとして、手首や肘を強く曲げ、無意識的に身体を動かした結果である。


このようにグリップが全身の動きに及ぼす影響を見てくると、少なからず影響を及ぼすものの指導書にあるような大きな違いは見られない。

ゴルフの実験結果でも3種類のグリップ(オーバーラッピング、インターロッキング、テンフィンガーグリッピ)について検討した結果、クラブフェースの方向性やスピードなどに対する影響は観察されず、グリップの形は問題でないように考えられている。

しかし、同じようなグリップに見えても、個人個人で違う微妙な差が大切なのである。

その微妙な差は、個人の骨格や体格、筋力等の身体的な要素のみならず、考え方や好みといったメンタル的な要素をも含んで、感覚を頼りに形成されてくるものである(だから一概にどのグリップが良いとは言えない)。

また、上級者はグリップの違いがあっても自分がもっともうまく打球することができるように身体の動きを調節している。

このような自動化(無意識化)された動きが優れたパフォーマンスには必要で、グリップの形だけにとらわれるのではなく、全体の動作がスムースに連動するようにトレーニングする必要があるだろう。

「人間にとってもっとも自然なグリップとは何か?」という問いに対して、今回の調査だけで断定できるものではないが、初心者であっても自分の感覚にしたがってグリップを握るので、それをはじめから矯正するべきではないということは間違いない。

ただ、これは観察だけの結果であるが、幼児に異なるグリップでボールを打球させてみると、意外にもフルウェスタングリップがもっともスイング動作がスムースで安定しており、その結果良いボールが打球できる確率が高いことが確認されている。

これは、コンチネンタル系のグリップは前腕の回内動作が必要となるが、この動作は後天的に獲得される動作なので、その動作が獲得されていない、もしくは未熟な幼児ではそうした回内動作を伴わないウェスタン系のグリップのほうが自然だということができるかもしれない。

最近のプレーヤーは小さい頃からテニスを始めるケースが圧倒的に多く、その時、「何も考えずに」ラケットを握っていたのがそのまま「自分のグリップ」となったというケースは多い。

そう考えると、フルウェスタンのグリップは決して特別なグリップではなく、実は最も自然なグリップかもしれない。


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2010年6月21日月曜日

シンプル(2028)



私が関連する5つの団体のホームページのリニューアルがとりあえず終わりました。

この2週間ぐらいは、ずっとこの作業でした。

今回は、今までひとつにまとまっていたものを、それぞれ独立した形でのページを作って、アドレスも変更しました。

ページデザインもそれぞれに変えてみました。

ひとつにまとまっていると、あまり情報量が多いと分かりにくいということもあり、またいろいろとシステムも変わったので、これを機にページも一新しようと思ったからです。

何年かに1回、ページの更新をしています。

それは、気分を一新するという思いが強いからです。

何かをやり遂げようとするとき、一番大切なことは「変える」ということを怖がらず、むしろ積極的に「変わろう」とすることです。

それがないと、「いつでも同じ」から抜け出せなくなります。

過去の実績や名誉に囚われて、現状から抜け出せないでもがいている人がいます。

それでも新しいことにチャレンジしないのは、結局のところ面倒くさいからです。

その気持ちは良く分かります。

できれば、何を変えないでも良い状態がずっと続いてほしいと願うからです。

でも現実はなかなかそうはいかないので、どこかで思い切って変えていく必要があります。

私の場合は、そのひとつの現われがホームページのリニューアルにあります。

変えることに対する不安もありますが、変えなくてはならないという気持ちがあります。

私の好きな歌「それが大事」の中に、

「ここにないものを信じれるかどうかにある」

歌詞があります。

自分が「それ」を信じられるかどうかが大事だということです。

これからどうなるのかなんてことは誰にも分かりません。

だから自分を信じることが何よりも大切だということですね。

今回のリニューアルのテーマは「シンプル」です。


あまりページが煩雑にならないように、シンプルな構成を心がけました。

ある子を指導していて、

「もっとシンプルにスイングしてごらん」

とアドバイスした時にひらめきました。

自分が進めようとするプロジェクトも、やはり「シンプル」な考え方に基づいたものにしていこうと思っています。

ページをリニューアルし、多くの方が見てくれるようになれば良いと思います。

よろしくお願いします。


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2010年6月20日日曜日

父の日(2027)



今日は「父の日」で、子どもたちが「バナナマロンパイ」なるものを作ってくれました。

3月の結婚記念日にも写真のようなパイを作ってくれて、とても嬉しい思いをしました。

しかも、今回は自分たちでレシピを見つけてきて、それに合わせて買い物をし、おばあちゃんやママの手を一切に借りずに作ったそうです。


パイが美味しかったこともそうですが、子どもたちが大きく成長したことを感じられることが何よりも嬉しいですね。

まあ、材料費に3000円以上かかったそうで、まだまだ要領よくとはいきませんが、一生懸命に作ったことが素晴らしいと思います。

来月の検診に向けてダイエット続行中でしたが、今日はさすがに無理でした。

明日からのリバウンドに気をつけていきたいと思います。

今まであまり気にしたことのない「父の日」ですが、今年の「父の日」は心に残るとても良い日になりました。

美味しいパイをありがとう!ごちそうさまでした!


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2010年6月19日土曜日

基本のグリップとは何か(2026)



グリップについては指導書やコーチによって指導する内容が大きく異なる。

名前だけ取り上げてみても、「コンチネンタル」、「イースタン」、「セミウェスタン」、「フルウェスタン」などがあり、オリジナルグリップを提唱する人までいる。

そして、どれを推奨するのかについては、まさにコーチの気持ちひとつというところだ。

そこで、実際にたくさんの指導書を調べて(めちゃめちゃ本読みました!)、グリップの違いによってどのような違いが生じるのかについて整理してみると、

1.インパクト位置が違う
2.身体の向きが変わる
3.スイングの方向が変わる
4.インパクトでの手首や肘の角度が変わる

が代表的なところである。

そして、それらの指導書では、おおむねトップスピンにはセミウェスタンやフルウェスタン(ウェスタン系)が適しており、フラットやスライス、ボレーなどのショットにはコンチネンタルやイースタン(コンチネンタル系)が適しているという解説が多い。

なので、グリップの種類としては、このウェスタン系とコンチネンタル系の2種類であると言っても良い。

しかし、グリップによって動きが変わることには間違い無いのだが、トップスピンを打つにはセミウェスタンかフルウェスタンでなければならいことも無いだろうし、実際にグラフやサンプラスは、それほど厚くないグリップでトップスピンを打っているように思う。

好意的に解釈すれば、スペインや南米の選手によくみられる、いわゆるハードトップスピンを打つにはウェスタン系のグリップがもっとも適しているということであろう。

確かに最近のテニスでは、ヘビーなトップスピンを自在にコントロールすることはトッププレーヤーにとって必須の技術であるように思う。

それが自分のベースのストロークとなるかどうかは別として、少なくともパッシングショットや攻撃的なトップスピンロブなどでポイントをとるか、有利な展開に持ち込むには、「ここぞ」というところでハードなトップスピンが打てなくてはトップになれないであろう。

では、そのようなトップスピンの技術が必須であるならば、初心者やジュニアにもその技術は教えなくてはならないはずである。

しかし、初心者やジュニアのスクールで厚いウェスタン系のグリップを指導する場面はあまりみたことがない。

その理由をさきほどの指導書に探してみると、「初心者(ジュニア)は、基本であるフラットから教えるべきである。そのためには正しいコンチネンタルグリップ(イースタングリップ)を指導することが望ましい」と解説してある場合が多く、その理由として、

1.インパクトの感覚を覚えやすい
2.グリップに無理が無く、もっとも自然なグリップである
3.他の技術に応用がしやすい
4.早くラリーができるようになる

などとしている。

果たしてそれは本当なのだろうか。

インパクトの感覚は、それぞれに適したグリップがあり、初心者であっても無意識的に自分の感覚に従って、自分がもっとも握りやすいように握るわけで、それをはじめから矯正するべきではないと考える。

ましてやコンチネンタル系のグリップがその人にとって良いグリップかどうかはわからないし、多くの人にあてはまるかどうかも定かではない。

それが自然かどうかなどどうやってわかるのだろうか。

「基本がコンチネンタルグリップである」というのは納得いかないし、「早くラリーができるようになる」というのもかなり怪しい説のようにも思える。

しかし、「どのグリップが人間にとって自然なのか?」と問われると、返答に困ってしまうのも事実である。

そこで、グリップの違いがどう人間の全身運動にどう影響を及ぼすのかについて整理しながら、この難解な問題に私なりの解答を導きだしていこうと思う。


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2010年6月18日金曜日

こころのプロ意識(2025)



よく、「どうしたら強くなれますか?」と質問されることがある。

もし特効薬のようなものがあれば、きっと私は大金持ちになっているだろう。

でも、現状そうではない(まあ、それほど貧乏でもないので良しとしましょう)。

そんなとき多くの人は何を期待しているのかというと、「こうすればいいんですよ」という衝撃的なアドバイスである。

でも、結局はこれを「期待」する人は、強くはなれない。

愛工大名電高校野球部の寮には、「野球は生活だ。生活が野球だ。」という標語がかかっている。

私は、それを見るたびにこれが真実だと思う。

強くなりたかったら、いつでも強くなることを考え、強くなるための訓練をし、生活の全てをそのために費やす覚悟が必要である。

昔の剣豪は「いつ何時でも刀が抜けるように意識を配りながら歩く」ことを日常の訓練として行っていたそうである。

「そんなこと無理だ!」と思ってしまう人は、そもそも強くなることは難しい。

食べること、寝ること、歩くこと、その全てが強くなるために必要なことであるとは考えない。

だから、「特効薬」を求めるのである。

前に遠藤愛選手のコラムを紹介したことがある。

「その時、私はプロではありませんでしたが、プロとして意識を持っていました」と、「心のプロ意識」について書いていた。

誰もがプロになれるわけではないが、「プロとしての意識」を持つことはできる。

これが唯一の方法だと信じている。

質問する前に、どれだけテニスのことを真剣に考えているのかを考えてほしい。

自分の甘さに気づいたのなら、あなたはもっと強くなれるかもしれない。

そして、たった今からその訓練を始めたものだけが強くなれる。


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2010年6月17日木曜日

自分の「頑張り度」を測る(2024)



自分はどれだけ頑張っているのだろうかを考える時があります。

基本的にはいつでも子どもたちのことを考えています。

大会やイベントはとりあえず続いています。

遠征や海外へのチャレンジもサポートしています。

時間の許す限り試合を観に行っています。

今年の春休みは皆勤で頑張りました。

一応、毎日ブログを書いています。

大学の授業を一生懸命にやっています。

今も真っ黒です。

ん~、良く分からないけれど結構頑張っている方かな?

でも、他の人の頑張りを見ると、「もっとやれる」と思います。

自分の「頑張り度」は、自分でしか測ることはできません。

だからこそ「もう、これでいい」はないのだと思います。

今よりも、もうちょっと頑張ってみようと思います。

・・・ダイエットは停滞気味(泣)


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2010年6月16日水曜日

さあ、はじめよう!ランニング(2023)



障害予防のためにもシューズを選ぼう。

良いシューズは、歩行や「ランニング」のときの動きや姿勢のサポートしてくれるだけではなく、効率的に推進力を高めてくれる。

最近は、マイクロチップを埋め込んだシューズも開発されていて、圧力によってマイクロチップが空気圧を調整し、最適な状態を作り出すという。

まあ、びっくりな発明であるが、こうした科学の恩恵を受けることで効率の良いトレーニングを行うことができるのなら、積極的に活用するほうが良いだろう。

イメージとしては、やはりトップランナーの走っている姿を見るということが大切だ。

マラソンのテレビ中継なんて退屈だと思っていたが、観点を変えてみると、「このフォームには少し無理があるな」、「筋的に厳しい状況になってきたな」、「今この選手はこんなことを考えながら走っているんだろうな」とかが何となくわかってきて楽しくなってくる。

そうしてじっと見ているうちに、体がもぞもぞと動き出したくなってくるだろう。

そんなときは躊躇せずに外に飛び出してみよう。

きっと、今までよりも自分のイメージ通りのフォームで「ランニング」できるようになっているはずだ。

さあ「ランニング」だ!でも、いったいどれくらい走ればよいのだろう?

2時間走れといわれてもきついよな。

10分では効果なさそうだし、などといろいろと考えてしまう。

心配いらない、時間はずばり20分だ。

「ランニング」によるトレーニング効果が引き出されるために必要な時間がちゃんと科学的に証明されている。

もちろん、20分以上でも良いのだが、毎日のコンディショニングとして「ランニング」を行うことを考えれば、20分程度の「ランニング」を毎日行うことがもっとも望ましい。

しかし、それほどトレーニングをする時間がない人は、1週間に2度ほど40分程度の「ランニング」を行ってほしい。

他のトレーニングを規則的に行っている人であれば、同じような効果が得られるはずだ。

ただし、どのような「ランニング」を行うにせよ、LSDが効果的である。

LSDとは、「ロング・スロー・ディスタンス」の頭文字をとったものである。

何か麻薬の名前みたいであるが、力を抜いて、ゆっくりと、長い時間走ることが大切であるという考え方に基づいて提案されているトレーニング方法である。

実際に効果は高い。お試しあれ。


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2010年6月15日火曜日

天才の定義(2022)



ある本に、

「天才はしなければならぬことをする。才人はできることをする」

と書いてあります。

自分を天才とも思わないし、どんな才能がるのはよく分かりません。

でも、「これをしなければ」を思ったことを、できるかぎりやってみようとこころがけることは才能を磨くためにはとても大切な事です。

自分にできることを精一杯にやる、ということはもちろん大切なことですが、自分にできる枠を超えてやろうとする意志がある時に思いがけない力を発揮したり、自分でも知らなかったような力が湧いてくるものです。

天才になることを目指すわけでないですが、「しなければならないこと」をやる、それを大切にしていこうと思います。


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2010年6月14日月曜日

善人(2021)



昨日は、いつものコーチ会(?)で飲み(食べに?)に行きました。

私の高校からの友人がやっている焼肉屋(ホルモン屋?)です。

彼はいろいろな商売をやってきましたが、昨年、この店をオープンしたそうです。

10人ほどでいっぱいになるお店ですが、日曜日の夜なのに満席なるほどで、忙しそうに働いていました。

少し時間が空いた時には、やはり昔話になりますね。

彼は人が良いので、それが災いして(?)、よく練習と称するいじめの対象になっていました。

池に打ち込まれたボール(池ですよ!池!)を一生懸命に拾いに行っていた彼の姿が鮮明に思い出されます。

今時、こんな仕打ちをされたら大問題ですが、その頃はそれが当たり前でした。

でも、彼はそんなことにめげることなく、懸命にやってました。

そんな話をすると、

「人生はさあ、どこに行ったって、何したって苦しいことがいっぱいあるじゃないか。」

「あの時、苦しかったことが今を支えてくれるんだよなあ。」

「あれがあったから今がんばれるんだよ。」

 と飄々と語ります。

決して人の悪口は言いません。

嫌な事、苦しいことに対して前向きです。

つくづく「善人やなあ」と思います。

私の周りには、そうした善人がいっぱいいます。

この店の大将の大山、衣浦マリンの渡辺、IWAMOTOインドアの岩本・・・みんな善人です。

だから、一緒にいると「ほっ」とした気持ちになります。

私自身は「悪人」とは言いませんが、「善人」にはなりきれていない、そう思います。

彼らの「善」を見習わなくてはならない、そう思います。

これはなかなかに難しいことです。


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