2010年6月1日火曜日

全力を尽くす(2008)



「全力を尽くす」ことができない選手がいます。

「全力を尽くす」というのは、「全力でやる」よりももっと自分に厳しい姿勢を持っているということです。

その時にやれることをすべてやりきる「覚悟」のようなものが必要で、それをやり続ける強い意志がなくてはならないと考えます。

尽くしてしまうと、後のことができなくなるので、少しセーブしながらと考えるのが普通です。

その隙に自分の弱さを見せてしまいます。

こうした姿勢でしか練習できない選手にブレークスルーは起こりにくいですね。

錦織選手が、デ杯で戦う心意気を、

「日本を代表して戦うことを誇りに思います。」

と語っていました。

小さい頃から彼を知っていて、ウィンブルドンなどで実際の試合を見ていると、彼はまさに「全力を尽くす」才能を持っていると感じます。

いい意味で後先を考えず、その時に全力を尽くすことができるからこそ、大きく羽ばたいているのだと思います。

これがスポーツ選手にとって一番大切な才能です。

苦しい練習が終わって、立ち上がれないくらい頑張り続けることができる選手、そんな選手に成長してほしいと思います。


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