2010年3月31日水曜日

23回目(1946)



今日は23回目の結婚記念日です。

ほとんど喧嘩らしい喧嘩をすることもなく、無事に(?)23年経ちました。

もう2年すると「銀婚式」ですね。

考えたこともありませんが、それほど年月を重ねたということです。

たった23年(?)のことなので大きなことは言えませんが、やっぱりそれなりに秘訣はあると思います。

相手に対する思いやりであったり、忍耐力であったり、いろいろなことはありますが、私はお互いが「自分の道を生きる」ということではないかと思います。

私はテニスのコーチとして、カミさんはリズム体操の指導者として、自分の人生を生きています。

その生き方に賛同することも多いですね。

私のように好き勝手に生きている人間をだんなにもらうと苦労するだろうとは思いますが、自分も同じように生きているのであれば、「パートナー」としてうまく付き合っていくことができます。

結婚してアメリカに住むことを少しためらっていた人に、「大切なことはパートナーシップだよ」と言ったことがあります。

相手に依存することなく自分の人生を歩み、その人生を互いに尊重できる関係です。

これが長続きする秘訣かな、と思っています。

私だけが勝手に思っているだけかもしれませんが、これからも長くこの関係を続けていきたいと思っています。

そうそう、今年の結婚記念日は、子どもたちがアップルパイを作ってくれました。

見た目はあまり綺麗ではありませんが、とても美味しいパイでした。

素敵な結婚記念日をありがとう!


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2010年3月30日火曜日

三冠(1945)



東海毎日ジュニアが終わりました。

今大会は、16歳女子シングルス、16歳女子ダブルス、14歳女子ダブルスの三冠を達成し、大変充実した大会となりました。

その他にも、14歳女子シングルスで3位入賞を果たして全国大会の切符を手に入れ、初めての東海大会で準決勝に進むなどの好成績を残してくれました。

何大会か振りの優勝ということもありますが、ノーシードからの勝ち上がりも多く、今までとは一味違う喜びがあります。

試合も苦しい展開が多く、そこを凌いで勝ち上がる姿に確かな成長を感じます。

接戦になると気弱なショットでミスを待つような試合が多かったのに、そんな場面でも積極的に攻撃します。

子どもたちはこういう試合を通して成長するということを確信できました。

それが大きな喜びですね。

明日から中学生大会が始まります。

ゆっくりしている時間はありませんが、この大会を通して感じることができた成長を、次の大会でも見せてほしいと思います。

背中はバキバキ、腰は重く、日焼けした顔は痛いですが、子どもたちの試合を観るために明日も朝から頑張ります。


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2010年3月29日月曜日

「想像力のない奴は強くなれない」の法則(1944)



自分の成功をリアルにイメージできない人は成功しないと言われる。

スポーツではこれが顕著に現れる。

まったくの夢のようなイメージも必要であるが、具体的に自分の力量を把握しながら、今の自分が最大限に力を発揮したときにはどんなふうになることができるのかについて「想像力」を働かせることができる選手は強くなる。

これが法則である。

「想像力」を鍛えるには方法がある。

ひとつは強い選手の試合を「見る」ことだ。

この前、指導している子どもと一緒にある選手の試合を見た。

この子にとって「見る」必要があると強く思った選手の試合だ。

試合の後、その子は「試合を見るのって大変疲れますね。これなら試合をやっていた方がいいです。」と私に言った。

「ようやくわかってくれたか!」という思いである。

よく「コーチは試合を見ているだけだから疲れないでしょ。」と言われることがある。

「ふざけるなあ!」と言いたい気持ちをぐっと堪える場合も多く、「忍耐力」を発揮して「そうだね」とニコッと笑う自分を褒めていた。

実際に試合を「見る」というのは大変疲れる。

特に「この試合」という思いがあるときは感情移入の度合いも強いので、実際に試合をやったかのようにドッと疲れが出る。

しかし、そのような試合ほど自分にとっていろいろな「想像力」を駆り立ててくれる機会になる。

「どんな練習やトレーニングをすれば良いのか」
「この選手の優れたところや課題は何か」
「どのレベルにまで成長できるか」

など、頭の中に鮮明にイメージが沸いてくる。

下手な練習をするよりも、脳が活性化されているので、筋肉レベルの活性も高まって素晴らしい効果を生むことも多い。

しかし、日ごろから「想像力」を働かせていない人は、

「この試合、面白かったね」
「あのショットはすごいね」

などの感想しか記憶されない。

当然、脳の活性レベルも低いので、「見る」効果が十分に発揮されることもない。

是非、豊かな「想像力」を身につけていただきたい。

そのための具体的な方法を示しておこう。

1.本を読む

本を読む習慣は、自分を現実とは違う世界にいざなうことができるという意味で大変効果がある。

文章や絵から自分なりのイメージを膨らませ、主人公と同じように、「嘆き」、「悲しみ」、「怒り」、「喜び」、「涙する」ことが大切である。

ここで、「本を見て泣くなんてバカじゃないの」と少し覚めた目でみるのはやめましょう。

感動している自分を素直に表現できない人は強くはなれませんよ。

これは、映画やドラマを見たときでも同じ。

大いに泣きまくりましょう!(ちょっと違うかも)

2.素振りをする

脳の中に鮮明なイメージが描けているときは、実際に筋肉の活性レベルも上がっている。

その時に実際に筋肉を動かしておくのは大変効果的だ。

ボクサーがたくさんの時間をかけてシャドーボクシングをするのはその効果を狙っている。

その時のボクサーの頭の中は、自分のパンチが相手を確実にヒットした場面が鮮明に描かれている。

テニスも同じである。

しかし、なかなかそれを行う機会は少ないだろう。

そんな時は、順番待ちで打っている選手の後ろにいるときに、小さくでも良いから実際にスイングしてみることである。あなたが「想像力」豊かであれば効果はある。

3.記憶する

いい試合を見た後は、鮮明にイメージが浮かんでいるので、もちろん脳の活性レベルも高く、その機会を逃さず練習をすれば効果がある。

しかし、ちょっと時間が経つとイメージは薄れ、何が自分にとって良いと感じたことすら忘れてしまう。

実際には、このように「忘れては思い出す」を繰り返して、だんだんと「自分のもの」になっていくのであるが、もし「忘れる」ことが少なければもっと効果が上がるだろう。

本から鮮烈なヒントやイメージを受けたのであれば、その本を定期的に「みる」(読むというのではない)ことを薦める。

私もお気に入りの本を持ち歩きはしないが定期的に「みる」ようにしている。

そこには線が引いてあったり、いろいろなことを書き込んであるので、一目みただけで、その時の状況が浮かんできて、脳の中がリフレッシュされて、イメージがより強くわいてくる。

試合などの後にひらめきがあったのであれば、それをノートなどに書き残しておくと良いだろう。

文章の体裁などはどうでもよい。

感じるままの殴り書きの方が望ましいだろう。

きちんと整理しすぎると時間がかかり過ぎるという問題があり、パッとひらめいたのであれば、パッとその記憶を残すようにした方が良い。

何かうまくない時などがあったら、ときどきノートを開いて「みる」といいだろう。

その時に感じたひらめきやイメージがよみがえってきてあなたを救ってくれるかもしれない。

その時あなたは強くなる。


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2010年3月28日日曜日

金太郎のように生きる(1943)



私は、「変化を積極的に求める姿勢」を大切にしています。

そんな性格なので、常に前に進む人に引かれます。

苦しい時や、決断を迫られる時は、「サラリーマン金太郎」を読みます。

これだけ純粋に前に進む人を見たことありません。

もちろん漫画ですが、きっとそういう人はいます。

楽天の会長のドキュメンタリーを見たことがありますが、きっとそういう人です。

それほど大きな成功を望むものではありませんが、自分がしたいことがあって、それを実現する可能性が少しであるのならそれに向かって最大の努力をしようとすべきです。

自分自身が常に前に進んでいると感じられるように生きていこうと思います。



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2010年3月27日土曜日

ディープインパクト(1942)



ホテルで時間があったので久しぶりにテレビで映画を見ました。

「ディープインパクト」という映画です。

これは、大きな彗星が地球に激突し、人類が滅亡の危機に瀕する、というものです。

よくあるSFの映画で、それほど見入っていたというものではありませんが、その衝突する日が8月16日ということにちょっと驚きです。

私の誕生日です。

実はこの日はエルビス・プレスリーの命日なので、人類滅亡に掛けたのかもしれません。

どんな意図があってこの日に設定されたのかわかりませんが、8月16日には大きな衝撃(ディープインパクト)があるということだと勝手に解釈しています。

結構波乱を含んだ人生は、この誕生日に関係しているのかもしれませんね。

次の誕生日は節目の年になるので、何か衝撃的なことが起こるかもしれません。

期待半分、不安半分で心待ちにしたいと思います。

あと、関係ないことですが、この映画では地下の避難施設に選ばれた人が避難できることになっていますが、年齢50歳以上の人は対象から外れるそうです。

衝突の日にその年齢になる人は対象となるのかならないのか、ちょっと気になりました。

ま、どうでもいいことですがね・・・。


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2010年3月26日金曜日

マグロ(1941)



前に、ある方から「お前はマグロだ。止まる死ぬ。」と言われたことがあると書きました。

どうも当たっているようです。

自分では、あまり面倒なことをやろうとは思いませんが、状況が変わる時はできるだけドラスティックに変えていかなくてはならないと思っています。

変化を積極的に求める姿勢と言ってもいいかもしれません。

マグロという言葉は気に入りませんが、回遊魚とも言いますね。

遊び回る魚と書きますので、そんな感覚で生きていきたいですね。


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2010年3月25日木曜日

「自立できない奴は強くなれない」の法則(1940)



テニスは「孤独」なスポーツであると書いた。

プロでもコーチをつけてツアーを回るケースはほとんどない。

お金がないからだ。

だから、何から何まで自分でやらなければならない。

大会の申し込み、宿泊の確保、交通手段の確認などの事前の準備はもちろん、練習コートの確保、練習パートナーやダブルスパートナーの確保は言うに及ばす、食事や体調の管理も自分の責任で行うのが当たり前である。

こうしたことは大変なことであると思うかもしれないが、私が指導してきたプロやトップ選手は「たいしたことない」と平然と言ってのける。

小さい頃から「自分でやる」という意識が強いからこそ、プロやトップ選手になったのであるから、その意識が強ければ何でも「自分でやる」というのが当たり前の感覚なのだろう。

だから、どんな時でもその時「自分が何をすべきか」を総じて分かってることが多い。

それができる選手を「自立」できていると評する。

橋本治(「橋本治の男になるのだ」ごま書房)は、

「『戦いに勝つ』は、『なれあいの群れから離れて、自分の信念に従って生きる-そのことを押し通せる』です。このことこそが『自立』で、『自立』とは『戦い』が成り立たなくなった現代に唯一残された『戦い』なんです。」

と言っている。

そう「自立」とは「戦い」なんです。

テニスとはもちろん相手と戦うスポーツであるが、それ以外にもいっぱい闘わなくてはならない「もの」がある、ということだ。

それが「自立」するということであり、それなくして「強くなる」ことはできない。


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2010年3月24日水曜日

手をかける(1939)



昨日は大掃除でした。

といっても、寮や自宅のではなく(自宅の大掃除はまだ何日もかかりそうです・・・泣)、水槽の大掃除です。

今日から新しい寮生が来るので、少し整理をしようとあちこち点検していたら、水槽の汚れが気になりました。

別にどうでも良いことなんですが、気になるとそれを我慢できない性格なので、気を入れて大掃除です。

来週にはトヨタジュニアのために来名する子がいて、その子たちが泊る部屋に水槽があるのでやっぱりきれいな方がいいですね。

しかし、これがなかなか大変です。

まずは水のろ過機を掃除しましたが、フィルターはまっ黒けで、大きなタニシが生息していました。

そもそもフィルターを交換するなんてことはまったく気がつきませんでした。

ろ過機についた水垢もいらない歯ブラシでこすり落とします。

その他、水温調節機やガラスの掃除もしっかりやりました。

もちろん、余分な水草や藻も整理します。

見た目はびっくりするほど変わってはいませんが、心は晴れ晴れとすっきりと気持ちよさを味わっています。

今回の大掃除では、いろいろなことが分かりました。

生き物を飼うためには、フィルターの交換や、水草の手入れなど、しっかりと手を入れないといけないことがたくさんあるということです。

この水槽の導入をしてくれたのは、B型のテキトーな人です(「B型テキトー日記」というのを書いているから、多分・・・そうです)。

水槽の裏には見た目を良くする黒いフィルム用紙が貼ってありますが、実に適当に、ガタガタに切ってあるのでカッターできれいにそろえました。

テキトーなので、詳しくは何も教えてくれません。

実は、それは「自分でする意欲」を高めるためには必要なことです。

人に頼るのではなく、自分で手を入れることでいろいろなことが分かるし、それで成長することができます。

分からないことをやろうとすることは、要領も悪く、面倒くさいことですが、手を入れることで分かることはたくさんあるということですね。

これからも面倒くさがらずに前向きに手を入れていこうと思います。

ああ、良かった・・・初めにやってくれた人が、「テキトー」な人で・・・。


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2010年3月23日火曜日

逆転負けをしないための心得(1938)



合宿が終了しました。

今回の合宿は、初夏の陽気だったり、小雨と黄砂の混じった寒い日だったり、強風だったりと天候が大きく変わる中での合宿となりました。

中には体調を少し悪くした選手もいましたが、そういうコンディションでも試合は行われるので、いい訓練になったと前向きに捉える方がいいですね。

合宿のテーマは「実戦」です。

今週には大きな大会が続くので、その中で自分の力を発揮できるように訓練するということです。

何も特別な練習をするということではありません。

常に「相手と戦う」ということを意識して練習するということです。

簡単なことではありませんが、だからこそ訓練しなければなりません。

 ゲームイメージをしっかりと持つことと、ミスをした時のリアクションをコントロールすることである程度は実戦的な感覚を持って練習をすることができます。

 でも、練習を見ている限り、それを忍耐強く続けることはやはり難しいようです。

その忍耐力、継続性の低い選手は、ぎりぎりの勝負で力を発揮できなかったり、あと一歩のところまで追い込んでおきながら逆転負けを喫することが多くなります。

今回の合宿2日目のミーティングでは、この「逆転負けをしないための心得」について話をしました。

ひとつは、「ターニングポイント」を意識するということです。

3-0、4-1などのスコアから逆転されることが多いことが分かっています。

それは、「もう少しで勝てる」という意識が強く働くからです。

試合は大きなストレスです。

だから、早くそこから抜け出したいという気持ちの焦りや勝利するという欲を早く満たしたいという欲求が大きくなるからです。

でも、実際には試合は終わっていません。

そこで簡単なミスなどがあると、焦りや不安が大きくなって悔しい逆転負けということになります。

そういうゲームスコアには、大きな落とし穴があると認識してください。

ふたつめは、「ターニングポイント」で自分のすべきことに集中するということです。

深呼吸する、間を取る、足を動かす、気合を入れる、声を出すなど、自分が集中できる状態を作り出すことをいつも以上にしっかりとやるということです。

「ターニングポイント」では、焦りや不安、欲が大きくからまって自分のすべきことを忘れてしまいます。

そうすると、自分の「ルーティン(段取り)」を忘れて、動きが早くなったり、必要以上にリアクションしたりして自分のペースを乱していきます。

イチロー選手が、バッターボックスでの「ルーティン」を変えないのは、自分の状態を乱さないための工夫です。

それを見習うべきです。

そして、うまく「チェンジコート」を利用することです。

今の時代のジュニア選手は、ほとんどの試合が1セットマッチです。

3セットマッチであれば、6-0、0-6、6-0なんていうスコアがありますが(私も一度だけ経験があります)、1セットマッチでは、6-0でおしまいです。

セット間で大きく流れが変わるのは、気持ちが「リセット」できるからです。

よく「今までのことは忘れて」と言いますが、それができるということですね。

でも、1セットマッチでは、その「リセット」がむつかしいのです。


短期勝負ですから、すぐそこに勝ち負けが見えます。

だから気持ちをコントロールすることがむつかしくなります。

そんな時には、「チェンジコート」で「リセット」することを試みることです。

タオルを頭からかぶって集中したり、作戦を考えたり、氷で頭を冷やして冷静になるように心がけたり、足を小刻みに動かして気持ちを高めたり、「リセット」して戦いに臨むための工夫はいくつかやれることがあります。

そんな工夫をして、気持ちをコントロールすることができれば、逆転負けの悔しさを味わうことは少なくなりますね。

大きな大会になれば、どうしてもそれを手に入れたいという欲望は大きくなります。

でも、それを手に入れるためには、自分のすべきことをやりきることです。

この春の大会で、大きな喜びに満たされることを願っています。


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2010年3月22日月曜日

忍耐力のない奴は強くなれない(1937)



もっとも大切な法則、それは、「忍耐力のない奴は強くなれない」である。

テニスというスポーツは、プロスポーツとしては大変市場の狭いスポーツである。

ゴルフであれば、日本ツアー、アメリカツアー、ヨーロッパツアーなど、あるまとまったエリアでプロスポーツとして成り立っていて、多くのプロがそれで「食って」いる。

野球にしてもしかりである。

しかし、テニスは「ワールドツアー」しか存在しない。

そして、そのツアーでトップ100しか「食えない」という狭き市場なのである。

当然、そこに行き着き、生活をプロとして支えるためには、とてつもなく厳しい戦いを勝ち抜いていかなくてはならない。

当然、行き着くまでの間は「食う」ことはむつかしい。

それでも「そこ」に挑むには、並大抵の「忍耐力」では耐えられないことは想像に難くない。

また、テニスは一人で戦わなくてはならない。

ゴルフではキャディーというサポーターが近くにいるし、試合の最中にも声を掛けることができる。

野球やサッカーのような団体スポーツでは仲間とともに戦うので孤独感はないだろう。

試合に入ったらまったくの一人きり(団体戦を除いて)、何のアドバイスも、協力も求めることができないもっとも孤独なスポーツなのである。

だから、歌でも ♪コートではひとり、ひとりきり という歌がじ~んとこころに沁みて泣けてくるのである(えっ、私だけ?)。

それくらい孤独なスポーツなので、それに耐えられない選手はそもそもテニスには向かない。

これは相当に大変なことだ。

まだまだあるぞ。

テニスはもっとも「しんどい」スポーツだということだ。

試合時間は、長いときでは3時間や4時間以上にもなる。

大きな大会になれば、2週間も試合をし続けることになる。1週間は当たり前である。

しかも、その大会に向けて調整という意味で、少なくとも3、4日は試合会場で練習することになるし、今やっている大会と次に出場する大会でサーフェイスが違えば、調整期間はもっと長くなる。

野球やサッカーではサーフェイスが問題になることはほとんどないだろう。

気候の違いや時差などによる調整が必要ということはあるが、それとてテニスでも同様であるので、テニスは2重3重に苦しい思いをしなくてはならないということだ。「もう、やめだ!」と思いたくなる気持ちはよくわかる。

これはもちろんプロ、もしくはプロを目指している人のことであるが、ジュニアの選手でも同じような「忍耐力」が求められるのがテニスの世界である。

テニスではプロのツアーの仕組みもジュニアのツアーの仕組みもそれほど変わるわけではない。

ポイントを稼いでランキングをあげるために世界中の大会に参加し、グランドスラムを目指す。

プロとなんら変わることはない。

ということは、ジュニアのときからもの凄い「プロ意識」がなくては戦ってはいけない「舞台」なのである。

しかし!日本ではちょっと事情が違い、特殊なルールに則って試合が行われることが多い。

練習無し、ワンセットマッチ(私はノーアドバンテージの4ゲーム先取の試合を知っている)、休業中の過密日程などなど・・・。

世界から見れば「異様な世界」がそこには広がっている。

かくいう私も海外に出る前までは、「この世界」が当たり前であると思っていた。

そこでは本物の「世界」で戦う凄まじいまでの「忍耐力」を必要としない。

だからこそ「忍耐力」のある選手は素晴らしい成績を修めるチャンスが大きい。

まだあるぞ。

テニスでは多くの場合「セルフジャッジ」である。

もめごとがない・・・わけがない。

しかし、ルール上も、倫理上もネットを飛び越えて相手に殴りかかる、というわけにはいかない。

ひたすら「そのこと」を耐え忍ばなければならないのだ。

そんなときに人間としての「耐性」が試される。

現状が自分に不利に働いて、それをどうすることもできないとき人間は絶望する。

そんな機会がもっとも多いのがテニスというスポーツなのである。

いかに「忍耐力」が必要なのかは理解できるだろう。

これだけでは終わらない。

実はテニスは大変お金がかかる。

レッスン費、練習に通うための交通費、ガットはぶちぶち切れる。

強くなればなったで、遠征にかかる費用はばかにならない。

ツアーに出なければポイントを稼ぐことができないので、国内だけでの遠征では済まなくなる。

当然何万円ものお金がかかるのだ。

それを支えているのはもちろんほとんどの場合「親」だ。

お金を出すスポンサーだと考えても良い。

スポンサーであればいろいろなことに口出しをする。

その最たるものは「強くなれないんだったら、お金はださない」という「脅し」である。

これは結構「強力」である。

プロであったら、それを否定することはできず、ひたすらお願いしてお金を出してもらうか、他のスポンサーを探すことになる。

それが「強くなる」ためのモチベーションにもなっている。

しかし、親となると「うっとうしい」存在であると考えてしまうのが普通である。

いろいろといわれると「感情的」になるのが当たり前なのだ。

この「感情的」になった自分をコントロールするのは大変な「忍耐力」が必要とされる。

私に言わせれば、これは「訓練」としては良い機会だと思うのであるが、小さい頃から送り迎えが当たり前で、言うがままにお金を出してもらうのが当たり前で育ってきて、その成果が思うように出ないときにはお互いが「感情的」になることは避けられない。

ここに本当に必要な「忍耐力」の訓練の場があるのであるが、それに耐えられない子は(もちろん親も)大変多い。

テニスとはこんなスポーツである。

あらゆるスポーツの中でもっとも「忍耐力」が必要なスポーツのひとつであることは分かってもらえただろうか。

だからこそ大きな声で叫んでおきたいのである「忍耐力ない奴は強くなれない!」と。



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2010年3月21日日曜日

変わる(1936)



私はよく海外に遠征に出ます。

その時、よく思うことがあります。

それは、遠征でしっかりと身体表現ができ、うまく気持ちをコントロールできるようになっても、日本に帰るとそれを続けられなくなる、ということです。

なぜでしょうか。

それは、

「変ったね」とか、「何か違うね」と言われることに対して恥ずかしいような気持ちになるからです。


強くなるには「何かを変える」ことなのに、それを恥ずかしいと思ってしまう気質があると強くはなれません。


強くなるということは「変わる」というということだと強く自覚しなければなりません。

変なプライドやいらない羞恥心を捨てること、ここから強さが生まれるのだと思います。



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2010年3月20日土曜日

強さはどこから生まれてくるのか(1935)



本格的に「寮」の生活がスタートし、今年も新たに入寮者がいる。

管理する方は大変であるが、そこで生活する子ども達もそれなりに大変だと思う。

私が寮を作り、そこで生活しながらテニスをすることを薦めるのは、いろいろな理由があるが、何よりも「強くなるために」は「絶対に必要」だと強く思うからだ。

寮の生活は今の子ども達にとっては息苦しいだろう。

親の庇護の元でわがままに育ってきた子どもが、他人との共同生活を行うことは難しいことだと思う。

当然、寮の生活では制限は多い。

時間厳守、整理整頓、ごみの管理などをきちんと指導している。

徹底できているとは言えないところもあるが、子ども達は怒られながらそれなりに生活できているように思う。

新たに寮生になる選手は、それが「日常」になる、「ここ」が苦しいところだ。

トレーニングでも、1日か2日だけがんばれば良いと思うのであればなんとかがんばれるかもしれないが、それが毎日続くとなると気が滅入る。

苦しいと思う気持ちが強くなって、続かなくなる。

それが人間であり、弱いところだ。

しかし、それを乗り越えてなお「テニスが強くなりたい」という強い意志に支えられて行動できるものだけが強くなる。

これがスポーツの「本質」である。

だから寮生活を選んだ。

苦しいからだ。

嫌なことはいっぱいある。

掃除も面倒くさい、自炊も面倒くさい、好きなテレビも見られない、人間関係がうまくいかない、勉強に集中できない、ゆっくり寝られない、そんなことが当たり前の生活である。

それを乗り越えてくる「力」を持っているもの、その選手は間違いなく強くなる。

それを信じて疑わない。

私が愛工大名電高校野球部のコーチとなり、強くなるチームの過程を見てきて、一番感じたことが「それ」だった。

野球部は全寮制である。

しかも、全員が同じ大部屋に寝泊りする。

寮の管理も基本的には子ども達が分担して行う。

ハードな練習をして疲れていても、生活をするためにはそこを避けては通れない。

そんな生活の中で、朝早くから起きて素振りをする、就寝時間ぎりぎりまでトレーニングする、ちゃんと勉強する、そんなことが当たり前になってきている。

野球をすることが「生活」になっている強さを感じる。

強くなるに決まっているのだ。

私の大学時代の友人達にも、汚くて狭い寮(人間が住むことができるぎりぎりだと感じていた)でこき使わされながら、貧しい食事を我慢し、スポーツでも勉強でも立派な成績を修めた奴がいる。

これが「強さ」だ。

「人間の『強さ』はどこから生まれてくるのだろう」、と考えることがある。

それは「苦しさ」の中か生まれると思う。

どうしようもないほど悩み、苦しみ、逃げ出したくなる瞬間に「強さ」の原点がある。

私がアメリカに渡った時も大変苦しかった。

英語はうまくしゃべれない、知った人はいない、寮の生活に馴染めず、生活のリズムはうまく作れない、部屋に閉じこもっていることが多かった。

そして、「元大学教員である」という変なプライドが、一歩踏み出すことを拒んでいたように思う。

そんな中から、「どうしてもここで自分の仕事見つける」という強い意志が芽生えた。

そこから一歩踏み出すことができた。

一歩踏み出す「勇気」と「強さ」を自分の中に感じたとき、「これでこの世界でやっていける」という「自信」もついた。

自分が強くなった瞬間だと思う。

それ以降、あまり怖いもの、嫌なものはなくなった。

それはすべて自分にとって必要なことだと思えるようにもなった。

「強さ」はこうして生まれてくるものだと思う。

子ども達も親も、不安や恐れがあるだろう。

しかし、「強くなる」ためにはとても良い経験になる、それを信じてがんばってほしい。

心から・・・そう思う。


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2010年3月19日金曜日

リアクション(1934)



よく、「実戦を意識して練習しろ!」とか「試合のように練習しろ!」ということを言いますが、なかなか難しいことです。

ただ単に一生懸命だけでは「実戦」とは言えません。

そこに、緊張感やプレッシャーが存在しないからです。

それを引き出すためには、ゲームイメージは大切です。

自分がどういうプレーをしたいのか、ということをしっかり脳裏に描いて練習するということです。

これがしっかりとできれば十分実戦形式の練習になるのですが、それでも緊張感を自ら生み出すことは難しいようです。

一番簡単な方法は、厳しい罰ゲームを与えることです。

負けること、ミスをすることに対する恐怖心のようなものを導くからです。

でも、ぎりぎりの勝負で勝ちきるためには、自らそれを引き出さなくてはなりません。

外的なものではなく、内的なものから、自分にプレッシャーをかけることができる選手が強くなります。

そのために心掛けると良いことがあります。

それは、ミスをした時の「リアクション」を意識することです。

集中力が欠けていたり、プレッシャーを強くかけられていないと、ミスをした後に笑ったり、ふざけるような態度をとる選手は多いものです。

これは不快な状況を早く抜け出したいために、逃避する行動とみなされます。

強くなる選手は、ここをぐっと我慢します。

ミスを受け入れ、自分なりに消化し、次の行動に気持ちを切り替えます。

逃避せず、常に「戦う意識」を持っているということです。

簡単なことではありませんが、どんな時でも相手と戦うことを自分に言い聞かせるといいと思います。

その訓練によって、ギリギリの勝負でも自分の力を発揮できるようになります。

明日からの合宿では、「それ」を訓練したいと思います。




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