トラブル(1930)

実はこの遠征で大きなトラブルがありました。

ブルネイから香港に着き、香港から名古屋行きの便のチェックインをしようとしたところ、席が取れていないという連絡を受けました。

何とかその日のうちに名古屋に着きたいと思っていましたが、関西空港行きの便しかなく、他の航空会社の便もなく、どうしようもない状態でした。

席はひとつだけが足りないので、誰か席を替ってくれる人を探して、フライトの締め切りまで頑張ってもらいましたが、結局だめでした。

列に並んでいる人の中に、この子たちが通う名古屋国際中学の校長先生がいたので、強引に頼めば良かったのかもしれませんが、時間的にも無理でしたね。

やむを得ないので、その日は香港に泊まることを了承しました。

航空会社のミスなので、すべてを手配してくれたのですが、空港に隣接する立派なホテルに泊まり、夕食も朝食も大変豪華で、その上、一人１０００香港ドルを支給され、次のフライトではビジネスクラスにアップグレードできる券までいただきました。

何だか得した気分で、時間も少しあったので、思いもかけない香港観光です。

すごい人ゴミの雑踏に圧倒されながらも楽しむことができました。

トラブルはないに越したことはないですが、回避できなものであるならば受け入れて、その時どうするかを考えるべきです。

いくつかの経験の中からそういう風に学びました。

そう考えるようになると、今回みたいにトラブルが思わぬラッキーを運んでくれたりします。

その瞬間は戸惑ったり、困惑したり、怒りがこみ上げてきたり、泣きそうになったりしますが、変えられないものを受け入れる勇気が必要だと思います。

これからの人生でもたくさんのトラブルはあるでしょうが、しっかりと受け入れ、前向きに対処していこうと思っています。

ああ・・・次はビジネスクラスか・・・、ラッキー！


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