2010年4月16日金曜日

骨で立つ(1962)



中心位置で立つことができるようになったら、この位置でできるだけリラックスすることを覚えなければなりません。

一度立ってみてください。

太もも前部の筋肉の力を抜いてみましょう。

次はふくらはぎの筋肉の力を抜いてみましょう。

どうです、力が抜けましたか。

「力が抜けた!」と言う人は、それまでは、余分な力が入って立っていたわけです。

力が入っていると、力の感覚が伝わりにくいことは書きました。

スポーツでは「下半身のそなえ」が大切なことはわかっていても、それを見ながら修正することはできません。

感覚を頼りに修正するしかないのです。

その感覚が鈍くなっていてはうまく情報をキャッチすることはできません。

リラックスして立つ訓練をしてください。

まず中心位置で立ちます。

もちろんできるだけリラックスしてください。

そうしたら、かかとを浮かさないように軽く、本当に軽く上下に体を動かします。

いいですか、ふくらはぎの筋肉のトレーニングではありませんので、大きく体を動かしてはいけません。

何度も繰り返してみましょう。

かかとの骨が地面にあたる感覚(といっても微妙ですが)が頭の先まで伝わりますか。

伝わらない人は、どこかの筋肉が強く緊張して感覚を遮断しています。

過度に緊張している筋肉がないか探してみましょう。

衝撃が「骨」を伝わっていくような感覚を感じることができれば最高で~す(ちょっとあぶないなぁ)。

これを私は「骨で立つ」と表現します。

決して筋肉の力で立つのではありません。

この感覚をつかむことができたら、次にトランポリンを使って、大きなジャンプでも「骨で立つ」感覚がつかめるように訓練してください。

腰痛や背筋痛の改善にも効果があります。

いつも地べたに座り込んでしまう人(最近の若い人は多いですねぇ)は、筋肉の力が弱いのではなく、バランスの悪い筋肉の使い方をしているからすぐに疲れてしまうのです。

テニスを愛する人は、こうあってほしくないものです。


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Posted by Picasa

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