2010年4月30日金曜日

左手をうまく使う(1976)



左手はバランスをとるのが役目だとよく言われます(もちろん右利きの場合)。

確かに、ラケットを持っているわけではないので(片手打ちの場合)、スイング動作がスムースに行われるようにバランスをとることは大変重要な役目です。

しかし、左手にはもっと大切な働きがあるのです。

この機能を生かせば、もっと楽にボールが打てるようになります。

多くの人はボールを打つとき、左手を前に差し出すでしょう。

「左手でボールを指差せ!」とよく言われたものです。

中には、左手を上に上げて打つ人もいますが(実際にいたので、笑ってしまいました)、普通は前に差し出すはずです。

このとき左手の前腕を少し内側に捻ってみましょう。

どんな違いがありますか。

それに気づくことができれば、あなたの身体感覚はかなり向上しています。

実は、左手を内側に捻ると、背中の筋肉が緊張して、胸を張ることができるようになるのです。

そうすると、ラケットをより後方に楽に準備することができ、体も捻りやすくなるので、そのパワーを利用してスイング動作を速くすることができるのです。

野球のピッチャーが、前に差し出したグローブを内側に捻りながら投げていることに気づいていましたか。

これは、胸を張って速いボールを投げるための工夫なのです。

捻りやすい角度に左手を差し出すことも、もちろん大切です。

肘を伸ばして、ボールを指差してはいけません(ちょっとかっこ悪いかも)。

この姿勢は、最も左手を捻りにくい形だからです。

軽く肘を曲げ、手首の力も抜いて軽く内側に捻る、これだけでスイングスピードは速くなるのです。

決して左手を上にあげないでくださいね。


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Posted by Picasa

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