2010年4月25日日曜日

管理(1971)



寮の管理を始めて3年になります。

3年もやっていると要領も良くなって、比較的楽に管理ができるようになります。

寮生も、先輩が上手くリードをして、いろいろなことを早く覚えてくれるので管理が楽になりました。

生活面での管理は確かに楽になりました。

でも、管理する側にとって一番大変なのはそういうことではありません。

一番大変なのは、「管理する側」は「管理される側」でもあるということです。

この前、愛工大名電高校野球部の寮の管理をしているコーチともその点で意見は一致しました。

管理するためには、いろいろな規則を作り、それをきちんと守ってもらわなければなりません。

それが守れない時には厳しい態度で怒ります。

それが功を奏して管理がうまくいけば良いのですが、そのためには怒られたことを寮生が納得できなければなりません。

「これは・・・怒られるのは仕方ないなあ」と思ってもらわなければならないということです。

もし管理する側が、その規則を順守出来ていないとしたら、納得することはできません。

だから、管理する側は、そういう「すき」を見せないように心がけていなければなりません。

それが結構大変です。

私は3年間で、特別に早く起きて行かなければならない事情がある場合を除いて、生徒より遅く起きたことはありません。

起きてから布団を畳まなかったことはありません。

自分の机の周りを散らかしたことはありません。

そういう性格だというのもありますが、やはり、「管理する側」は「管理される側」でもあるということをいつも念頭に置いているからです。

出来る限り「すき」をみせないこと、それが管理者にとって一番大変なことだということを実感しています。

でも、そうやって「すき」をみせないように管理し、子どもたちが自主的に管理できるように指導することで、それがテニスのために役立つことを確信しています。

その確信がある限り、管理することを楽しめるような気がします。

さあ、明日も・・・早起きでですよ。


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