2010年7月3日土曜日

勢い(2040)



― 今年の芝の王者の座を争う2人が遂に決定した。

― 第1試合では準々決勝でロジャー・フェデラーを破ったトマス・ベルディフが、その勢いのままに第3シードの ノヴァーク・ジョコビッチを撃破

― 10代の頃から高く評価されてきた才能が大きく開花し、遂にウィンブルドン決勝の舞台まで上り詰めた。

― もう一方の準決勝 では、第2シードのラファエル・ナダルが第3シードのアンディ・マレーにストレートで勝利、2年ぶりのタイトルに王手をかけた。

とも記事を目にしました。

この記事の中で目をひくのは、「勢い」と「大きく開花」という文です。

こういう事はよくあるので、新聞記事なんかでもよく目にしたり耳にします。

指導者として思うのは、

「なぜ勢いがつくのか」

「なぜ大きく開花するのか」

ということです。

いつも、そう願って指導しています。

そういう経験もあります。

自分の想像を超えて成果が出たり、びっくりするくらい急にうまくなったりします。

でも、残念ながらそれをコントロールすることはできません。

 なにがそのきっかけになるのかはよく分からないということですね。

ただ、ひとつだけ言えることは、心の純粋性が高いということだと思います。

負けてしまったらどうしよう、負けるのが怖い、など、心を惑わす思いはたくさんあります。

それにとらわれることなく、ただボールを打つことに、ただ相手と戦うことだけに気持ちを向けられることが、勢いをつけ、大きく才能を開花させるための条件であるように思います。

世界ランク1位は確かに強い。

でも、それを勢いで撃破し、さらに大きく才能を伸ばすことができた時、ベルディフは世界のトップ選手として活躍するようになると思います。

その過程を見ることができたらいいと思います。



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