2010年7月18日日曜日

基本のスイングとは(2054)



ボールに順回転をかける「ドライブボール」がより「自然」で「基本的」であるというなら、同じように順回転をかける「トップスピン」は「基本」ではないのか、という疑問があるだろう。

実際に「トップスピン」全盛の時代があった。

多くの選手が「トップスピン」を武器に戦っていた時代である。

もちろん今も「トップスピン」は大切な武器となっている。

そのことは否定しないが、より「自然」で「基本的」なスイングは「何か」というのであれば、「トップスピン」は「ドライブボール」ほど「自然」ではない。

「トップスピン」を打つためには、肩と前腕の強い捻りが必要である。

確かにこのような動きは力を抜いて振り切ることができれば「自然」と起こってくる。

だが、より強い順回転のボール(これを「トップスピン」という)を打つためには、それを意識的に強く大きく行うように訓練しなくてはならない。

「ドライブボール」から発展的に習得できる技術といってもよいだろう。

勘違いしないでほしいのは、「トップスピンを打つな」ということではなく、より「自然」なスイングを求めて練習する過程で、自分の体力や戦術に適した技術を身につけることが大切なのであって、なんでもかんでも「基本」にまとめてしまうことは大変危険である。

「基本」は「基」になるものであるが、そこから変化していく過程で自分に最も適した形へと進化していくと考えてほしい。


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