2010年1月14日木曜日

先達に学ぶ(1870)



悩んでいるときは、誰かにすがりたくなったり、話を聞いてほしいと思うこともあるだろう。

「悩み」や「葛藤」は、自分ひとりで解決できないことも多いし、落ち込みがひどく冷静に考えられないときや、自信が揺らいで「迷い」が生じるときには、「先達」の智恵に頼ることが良いと思う。

斎藤孝(「「できる人」はどこがちがうのか」ちくま新書)は、
「先達は、自分にとって道の方向を照らしてくれる存在である。そうした道案内がいるかどうかで、上達の速度は格段に変わってくる。よい先達を得る努力をせず、また自分自身の才覚で道へのヴィジョンを立てることもできなければ、上達をやめてしまうことにもなる。先達は、こうした思い上がりを防いでくれるだけには留まらず、上達への不要な不安をも取り除いてくれる。」
と言っている。

ひとりですべきことをきちんとすることはとても大切なことで、それなくして大成することはないのだが、ひとりでできることには限度があるのも事実だ。

限界を感じたとき、「先達に学ぶ」ことで、それを超えられることも多い。

私は今まで、フェド監督の小浦猛氏、元フェド監督の本井満氏、現フェド杯監督の植田実氏、安田女子大学教授の友末亮三氏、竹内庭球研究所の竹内映二氏、亜細亜大学テニス部監督の堀内昌一氏、名古屋高校テニス部監督の宮尾英俊氏、湘南スポーツセンターの笠原康樹氏など、多くの方から本当にたくさんのことを学ばせてもらった。

彼らの存在がなければ、きっと今コーチとしての道は歩んでなかったであろう。

それほど大きな影響を受け、自分の力となっているのだ。

これらの人たちに共通するのは強烈なリーダーシップを持っているということだ。

たとえて言うと、スタートレックのカーク船長のような存在だ(わかるかな?)。

まわりにいるものをぐいぐい引きつける強烈な個性と、強い信念に従って行動することができる。

自分にないもの、自分よりも優れたものを持っている人には惹きつけられるものだ。

一度会いに行き、話をするだけで良いだろう。

きっとその魅力のとりこになるに違いない。


人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!
Posted by Picasa

0 件のコメント:

コメントを投稿