2010年5月21日金曜日

得意なパターンを練習する(1997)



それで、ある程度ショットに「自信のようなもの」(自信ではない)が出てきたのなら、そのショットを使ったパターン練習をお勧めする。

パターン練習とは、例えば、フォアの回り込みの逆クロスが得意であれば(私のこと?)、

1球めに回り込みの逆クロス、
2球めにフォアのワイドボールに対するクロスコート、
3球めにもう一度回り込みの逆クロス、
4球めにフォアのワイドボールに対するダウンザライン、
5球めに回り込みのダウンザライン、
6球めにフォアのチャンスボールの打ち込み、

というようなパターンを決めて実戦形式のドリル練習を行うことだ。

この練習では、何よりも、「得意なショットを使って相手を攻める」ということをイメージしながら行うことが大切である。

この練習を繰り返し行って、実際の試合でそのパターンでポイントを取ることができると、「よしっ!」という強い気持ちになれるものだ。

何よりも、自分の得意なショットが相手にとって有効だと思えることは、失いかけた自信を取り戻すきっかけになるだろう。

調子の崩れを取り戻すことは容易ではない。

ましてやメンタル的なことが原因で崩れたものを立て直すのは本当に難しい。

しかし、何もしないで、マイナスに向く意識をさらに助長するような環境を作ってはいけないと思う。

そのためには、できるだけ自分が心地良く感じることができるような練習の方法を工夫することは大切な対処法である。

コーチも「人間は弱い」、そのことを常に頭において練習の方法を考えるようにしたい。


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