2011年1月10日月曜日

リセット(2100)



スポーツの世界でも、「リセット」することの大切さが説かれます。

「もう一度原点に戻って」

というのが「それ」です。

ものすごく難しいことで、面倒で、それがプラスになるのかどうかもわからないので不安になります。

でも、だからこそトライする価値がある、そう考えてはどうでしょうか。

この前、試合に負けて、落ち込んで、泣きながら電話をしてきた子がいます。

「もう、どうしていいかわからない」

複雑にプログラムが入り混じって、動作が不安定になったパソコンのようです。

パソコンのようにリセットできればいいのですが、なかなか簡単にはいきません。

思い切って練習環境を変えてみる

コーチを変えてみる

開き直って多くに試合に出場する

いったんそのスポーツをやめてみる

いろいろな方法がありますが、どれがいいのかは分かりません。

ただ、

「やめないでほしい」

そう願います。

年齢の低いときに勝っていた子が、だんだんと勝てなくなってくると苦しくなります。

体格差がなくなって、周りの子の技術レベルも上がってきて、それまでのアドバンテージがなくなってきます。

でも、

「前は勝っていた」

というプライドはなくなりません。

「いつでも挑戦者の気持ちで!」

といいますが、簡単ではありません。

自分だけが取り残されていく、そんな気持ちになります。

こんな時、巷のメンタルトレーニングはあまりあてにはなりません。

親やコーチのなぐさめや激励も皮肉に聞こえます。

だから、ただ見守るしかない・・・そう思います。

今は、苦しくても耐えてください。

がまんして、がまんしてテニスを続けてください。

きっとテニスの素晴らしさに気づきます。

テニスを始めたころの喜びや感動がよみがえってきます。

そう感じることができたとき、テニスを続けてきたことに感謝します。

私たちコーチは、そう願うしかありません。

でも、いつでも手を差し伸べる準備はしています。

それを信じてください。

君が立ち上がって、前を向いて歩き始めるのを待っています。


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Posted by Picasa

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