2010年2月8日月曜日

マナーの良い選手になれ(1895)



「マナー」についても同様に、多くの誤解があるように思う。

「マナー」とは、単に礼儀正しいということではない。

対戦した相手に、「この子と試合をして良かった」と思わせることができるような態度で試合に臨むということだ。

普通なら相手の嫌がる派手なガッツポーズや大声を出しても、相手が「こいつ、真剣勝負でやっているな。よおし、負けてなるものか。」という気合いが生じてくるような雰囲気を作り出すことができる態度や振る舞いを総じて「マナー」と考えたい。

武士道では、死を賭けた戦いの場でも礼節を重んじるのは、どちらが死することになっても未練なく死んでいくことができるように、敗れたほうにあっても「良い戦いであった」と思うことができるようにするためだ。

単にきちんと挨拶できたからといって、このような気持ちで死んでいくことはむつかしいだろう。

実際の試合では、セルフジャッジであれば大きな声でジャッジする、そして、できるだけ感情のぶつかり合いが起こらないように毅然とした態度で試合を行うことが最も大切である。

また、間を取り、きちんと構え、リズミカルに体を動かすなど、集中して試合を行うことができるような行動を「一定のリズム」でとるように心がけることだ。

心がけて訓練を積んでいけば、感情を大きく乱すことなく、毅然とした態度で、集中して試合に臨むことができるようになる。

自然とマナーの良い素晴らしい選手に成長していくにちがいない。


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