2010年5月17日月曜日

ものの考え方が少し変わった(1993)



私のものの考え方は少し変わりました。

アカデミ-を始めた頃は、やはり目指すはウィンブルドンという感じでしたね。

でも、進学などによってテニスを続けられなくなったり、悲しい思いを持ってテニスを辞めていく子を何人も見てきました。

競技スポーツの世界なので、淘汰されていくのはある程度仕方ありません。

しかし、意に反してテニスを自分の思う場所で続けられなくなることは多いものです。

それを少しでもなくしたい、今はそう思っています。

そう思ってはいても、私にできることは大したことではありません。

子どもたちが私を信頼して、私のもとでテニスを続けてくれるのなら、できるだ混乱しないで済むようにするということです。

だから学校との関わりを強く持つようになりました。

監督という仕事も、幸運だったにせよ、自ら進んでなりました。

テニスのコーチ、指導者が一元化できるからです。

外国人のコーチが、「日本はいっぱいコーチがいる」と驚いていました。

試合が終わると、テニス部の監督にアドバイスをもらいに行き、次は部のコーチ、そして民間クラブのコーチと続きます。

その延々とアドバイスを聞き続ける姿を素直に「おかしい」と感じたのです。

それは私も同感ですが、インターハイ予選が終わって、その感じは少し変わりました。

今年は監督という立場でもあるし、チームとしての活動が少しできてきたところなので、いろいろな立場も理解できるるようになったということです。

でも、「テニスをずっと続けてくれて、テニスを通して豊かな人生を送ってほしい」という気持ちに変わりはありません。

できるだけ沢山実現出来るように頑張っていこうと思います。


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2 件のコメント:

  1. 確かにそうですね!
    特に現代は
    インターネットの普及も進み情報が氾濫しています。

    その中で
    選手が情報の取捨選択するには難しいモノもありますし
    素直な子は全てを受け入れようとして難しくなったりするのでしょうね。

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  2. スポーツ応援団団長さん、コメントありがとうございます。

    スポーツは出来る限り子どもたちの純粋性を伸ばすものであってほしいと多くの指導者は望んでいます。

    でも、それが現実にはなかなか叶わないものであることも実感としてあります。

    そのひとつの要因が情報の氾濫ですね。

    あまりに多くの情報があって、より良いものをと欲してしまいます。

    でも、きちんと取捨選択できる力がないと混乱するということです。

    できるだけ混乱しないように、きちんとした情報を提供するようにしていきたいと思っています。

    なかなか難しいですが・・・。

    返信削除