2009年5月27日水曜日

フレンチオープン(1639)



フレンチオープンが開幕しました。

日本人選手のシングルスは、残念ながらすべて敗退してしまいましたが、ダブルスでがんばってほしいと思います。

それと、錦織選手の骨折は気になりますね。

彼は、痛みとかを集中力で越えていってしまうタイプの選手なので怪我が心配です。

この機会にしっかりとメンテナンスして、次の戦いに向かってほしいと思います。

私のフレンチオープンの思い出は、添田選手のサポートで行った、2002年のフレンチオープンです。

まだジュニアでの戦いでしたが、世界最高峰の舞台での戦いに興奮しました。

そんな戦いの中で、些細なハプニングがありました。

雨が降って、予定していた試合が順延になり、練習コートも変更になりました。

練習開始の30分ぐらい前にコートまで行って、入念にアップを指導し、準備も整い、「さあ、練習だ!」と意気込んだのですが、練習コートが突然キャンセルされました。

大事な試合なのに、「そんなことがあるか!」とちょっと憤慨し、笠原コーチと確認に向かおうとしましたが、なんと、その練習コートに入ってきたのはアンドレ・アガシ選手でした。

練習コートは、一般選手の優先使用となっているようで、それも世界ナンバーワン選手が使うとなれば、そこは譲るしかないですね。

しかし、試合は組まれているので、アガシ選手の練習を見ながら、さらに入念にアップを繰り返しました。

アップの指導をしていたので、じっと練習を見続けることはありませんでしたが、耳に響く打球音は、乾いた感じで、そのスピードに圧倒されます。

この世界で戦うためには、このスピードで打ち合う必要があるのかと思うと、実に大変な世界だと思わずにはいられませんでした。

打球音と言えば、コートの横を通った時に、他の選手とは違う打球音を響かせている選手がいたので、のぞいてみました。

ガスケ選手です。

独特のフォームから繰り出される、素晴らしいボールにしばし見とれていました。

「天才!」、その時の感想はまさに「それ」です。

その時は途方もない世界だと感じてたはずの添田選手も、もう少しでそこに手が届く場所まで来ています。

錦織選手も、怪我を克服して、きっとこの舞台に帰ってきます。

私も、またいつの日か、この舞台で、素晴らしいプレーを見ることを夢見て、毎日のレッスンを頑張っていこうと思います。


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