2009年8月26日水曜日

人の見本になる(1730)



自分をコントロールすることは難しいと言われます。

それは、人間が本来怠惰な生き物だからです。

できるだけ楽したい、

面倒なことは避けたい、

と考えてしまいます。

でも、人を指導する立場にいると、その行動を評価してもらわなくてはなりません。

「自分ではやっているつもり」

は通用しません。

どれだけの人が集まり、その人がどう評価するのかがすべてです。

もちろん、その評価を得るために、表面的にだけ繕っても意味はありません。

それを「自己評価」として、客観的に評価できるかどうかが大切です。

難しいことではありません。

「人の見本となるように」行動することです。

私は寮で生活しています。

寮での生活を通して、子どもたちに「生活する力」を身につけてもらうことが大切だと考えています。

だから、子どもたちがいい加減な行動をすれば厳しく指導しなければなりません。

そのために、自分自身が子どもたちから非難されないように、つまり、「見本となるように」行動しなければなりません。

心がけていることはたくさんありますが、

子どもたちよりも早く起きること、

絶対に遅刻しないこと、

整理整頓をこころがけ決して散らかさないこと、

遠征から帰ってきたらすぐに洗濯し、荷物を整理すること、

ゴミが落ちていたら必ず拾って捨てること、

トイレや水回りが汚れていないかを常にチェックすること、

朝起きたら布団をあげること、

などなどです。

遠征ではもっと緻密に行動します。

ぱっと見ると大変そうですが、「見本となる」ことを心掛ければ、自然と「行動力」は高まります。

怠惰な動物であるだけに、いつも気持ちは「そちら」に流されます。

それを「コントロール」できて、はじめて指導することができる・・・そう考えています。

昨日、入寮した子のお母さんと、お父さんに、

「どうして子どもを私に預けようと思ったのですか?」

と率直に聞いてみました。

「この人なら、とそう感じたんです。」

と答えていただきました。

そんな雰囲気が自分にあるのかと、ちょっと嬉しく思いました。

その雰囲気は、やはり日常の生活から作られてきます。

より良い雰囲気を作るためにも、ちゃんと「見本となるように」行動していこうと思います。


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