2009年10月3日土曜日

チャレンジャーになれ(1768)



<韓国遠征を振り返って>

韓国遠征は雨で試合方法が変更になるなど少し残念なところもありましたが、高いレベルの大会に参加し、緊張感のある中で試合をするという経験はこれからの成長のきっかけになると思います。

試合を見ていて思うことは「チャレンジャー」になりきれていないということです。

この年齢の時期は、身体的にも精神的にも大きな変化があります。

また、ここまでに多くの経験を積んできているので、その経験が邪魔をして、過去の自分の成績と比較したり、親やコーチが成長における不安定性を理解しないで評価したりすることでプラトーの時期が長引いたり、スランプに陥ったりします。

そういう時に「チャレンジャー」になれる子は、比較的すぐに次のステップにブレークスルーしていきますが、残念ながらそれをうまく乗り切れない子も多いものです。

今回の遠征でも、私のアドバイスなどを聞いて、それを実際の試合で積極的に試していることがはっきりとわかる選手もいます。

テニスが変わって成長を確かに感じることができます。

私はよく「15、16歳ぐらいまでにテニスの基本的なことはできあがる」と言っています。

もちろん、その年齢からでも大きく伸びることはありますが、この時期に基本的な資質や考え方が備わっている選手でないとなかなか成長しないということです。

だから、この時期を中心に多くの遠征を企画し、成長のためのきっかけを与える努力をしています。

それを活かしてステップアップするためには常に「チャレンジャー」でいることが大切です。

そして、「チャレンジャー」になれる子は、「気づき」も多くあります。

そういう資質を磨いていかなくてはならないということです。

本人の自覚と努力はもちろん大切ですが、そういう資質がうまく身につくようにサポートしていかなくてはならないと思います。

今回の遠征に参加した選手は大変素直で、良い資質を持っていますが、まだ十分にそれを開花させているとは思えません。

どんなきっかけが成長に結びつくのかはよく分からないので辛抱強く教えていくことが私の仕事です。

今回の遠征がそのきっかけになればよいと思います。

みんなのこれからの成長を心から願っています。


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2 件のコメント:

  1. はじめまして。静岡県でテニスコーチをやっている柴山と申します。
    コーチを始めて5年目になりますが若輩者ですのでわからないことばかり、悩むことばかりです。
    こちらのブログをオーナーに教わりいろいろと勉強させていただいております。

    ウンノストロベリーテニスというテニススクールはご存知でしょうか?私の上司であるオーナーの海野広規コーチは大島さんを存じ上げてるようです。いろいろと昔話を聞かせてもらってます。

    これからもちょくちょくブログを拝見しにお邪魔させていただきます。

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  2. 柴山さん、コメントありがとうございます。
    海野コーチには、コーチを始めた時から大変お世話になり、コーチがいなかったらこういう仕事をしていなかったかもしれません。
    コーチという仕事は、これで良い、ということはないので、いつでも勉強の毎日ですね。
    でも、それを楽しむような気持ちでいれば、これほど楽しい仕事はないと思います。
    海野コーチは人柄も良く、面倒見の良い素晴らしいコーチだと思います。
    一生懸命に勉強し、楽しみながらコーチとして経験が積めるといいですね。
    名古屋に来た時には是非寄ってください。
    お待ちしています。

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