2009年10月22日木曜日

コーチの資質(1787)



「知識」は必要です。

「知識」を深めるためには、たくさん本読むことですね。

専門書なんかを面倒くさいと思うかもしれませんが、好奇心や興味が大きければ、それは楽しみになります。

好きなマンガに夢中になる、そんなふうに感情移入を伴ってのめり込むことができればいいと思います。

私の場合も、何か関心ごとがあって、それについて調べてみようと思うと、何時間も本を読みっ放し、なんてことがあります。

最近は、ネットで検索することも多くなってきました。

しかし、そこでは今一納得できない時、やはり本を読みます。

この前も、ネットで10冊ほど本を購入しました。

今、パソコンの横に積んであります。

そうやって「知識」を積み重ねることは大切ですが、もっとも大切なことは、それを活かす「知恵」です。

「知恵」は、「知識」によって積み重ねてきたものを「経験」によって磨いていくものです。

「対応力」といっても良いかもしれません。

コーチングの指導現場は、画一的な対応ではうまく対処できないことは多いものです。

そんな時は深く考えることです。

その時「知識」は役に立ちます。

「思考力」が深まるからです。

考えに考えて、その方法なりがどう功を奏するのかをイメージします。

この「想像力」がないと効果的な方法に結びつきません。

また、多くの「知識」があることで、「トータルデベロップメント」をサポートすることができます。

「トータルデベロップメント」とは、一人の選手に対して、技術指導だけではなく、メンタル、メディカル、進路に至るまで、総合的にサポートできる体制のことです。

トップ選手は、自分のチームを作って、多くの人間がサポートする体制を作っていますが、それは大変難しいことです。

多くの場合は、コーチがそれを一人でサポートします。

その時、技術だけに偏ることなく、幅広いサポートができる資質を身につけていなくてはなりません。

また、自分だけでうまく対処できないこともたくさんあります。

その時は、自分が信頼できる人に任せることも大切です。

そうしたネットワークを持っていることは、選手の能力を伸ばすための環境作りに役立ちます。

一人でできることは最大限やりきることは大切ですが、何でもかんでも自分ひとりで、という考えよりも、一番適した状況を作ってあげるという考え方が大切です。

また、コーチングにもっとも大切なコミュニケーションを作るために、「共感」できる感性を持っていなくてはなりません。

その選手の成長のために常に考え続け、多くのアイディアを持ち、ともに歩もうとする意志が必要です。

しかし、そうした思いがあっても、それが報われることは少ないものです。

思うように成果がでないと迷い、意欲も下がりますが、それを信念で支えなければなりません。

大きな「忍耐力」がいるということです。

そして、コーチは遠征や合宿などで選手と生活を共にします。

その時、「自己管理能力」が試されます。

大きな意味で「生活力」の乏しいコーチは、選手の管理は難しいということです。

まとめてみましょう。

コーチには多くの資質が必要ですが、

知識から導き出される「思考力」
知恵に裏付けられた「対応力」
成功への強い「想像力」
自己管理によって能力を引き出す「生活力」
揺らがない信念を持つための「忍耐力」
そして、深くまで洞察できる「観察力」

このような資質が高ければ、きっとコーチとして成功していきます。

強い信念を持ってチャレンジしてほしいと思います。


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