2009年10月5日月曜日

書くこと(1770)



以前は試合の感想や反省などをノートに書いてもらって、それを見ながらアドバイスしていましたが、人数も多くなってノートをチェックすることがむつかしくなりました。

今はメールで試合後の感想、反省と課題、課題克服のアイディアを送ってもらうようにしました。

これならいつでもチェックできるので、とても良いアイディアだと思います。

レポートを読んでいると試合の様子が浮かんできて、しばしキーボードを打つ手が止まって、そのイメージに浸ります。

「書くこと」は大きな「力」になります。

以前、こんなことを書きました。

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「ひらめき」のためには「書く」ことが大切です。

私はノートに、それこそ何でも書きます。

トレーニングや練習のアイディア、文章、ゲーム分析した内容、遠征や大会の計画書の草案も書き込んであります。

きちんと整理もできていなければ、字もめちゃくちゃです。

多分、私以外の人は読むことができないと思います。

人に見せるために書いているのではないのでそれでいいのです。

大切なのは、体裁や文体などを気にするのではなく、思いつくままに「書く」という行為そのものです。

子どもたちにはノートを書かせていますが、決まって「うまく書けない」とか「何を書いていいのか分からない」という答えが返ってきます。

私が求めているのは、かっこ良い文章でも優れた内容でもありません。

まずは何でも良いから思いつくままに「書く」という習慣を身につけるということ、そして、何かを「書こう」という意志を持つことで少し「見方が変わる」、ということを経験してほしいのです。

ある風景を見たとします。

ある人はそのままの風景を描きとろうとしますが、感性豊かな人は、その風景の奥にあるものを感じ取り、それを描こうとします。

森林伐採によって森が死にゆく憂いを感じ取るのか、大地からの力強いエネルギーを感じ取るのかはその人の感性によりますが、その風景を見たときに「おっ」と何かを感じる感性を磨くことは豊かな人生を送るためには大切なことだと思います。

そのための道具というかアイテムが「読む」「書く」という行為です。

私は「書く」ことが得意ではありません。

でも、「書く」ということを続けてきたことで、いろいろと感じ方や見方が変わって、いろいろなことを深く洞察できるようになってきました。

「書く」という訓練が、感性を高めるためには最も良い方法であると確信を持って言うことができます。

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子ども達は「書く」ことによって、何かを感じるでしょうか?

よくはわかりませんが、その「力」によって何かが少しでも変われば良いですね。

そして、「何か」が「ひらめいた」とき、きっと今より強くなっている、そのことを信じてほしいと思います。


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