2009年10月15日木曜日

変化を恐れない(1780)



「変化ほど安定したものはない」と何度も書きましたが、これはテニスの技術にも当てはまります。

上達するということは「何かが変わる」ということですが、そのことを「恐れる」人がいます。

例えばラケットやストリングを変えることを恐れます。

もちろん、技術的にフォームを変えたりすることに対してはかたくなに拒むこともあります。

はたしてこういう感性(考え方)の人は上達するでしょうか?

もちろん、たくさん練習すれば上達しますが、いろいろとトライして考える方が早道だと思います。

「そんなことは分かっている」

と言う人は多いものですが、変わることを恐れる人は、実際に練習で何か違うことにトライさせると、始めのうちはがんばってトライしていますが、すぐに元に戻ります。

あっという間です。

指導者から見て、今の時点で強制したり覚えなくてはならない感覚やフォームというのはあります。

それを効率的に指導するために、今までのやり方を極端に変える場合もあります。

そのことを当たり前のようにトライして、自分なりの考えをきちんと主張し、気がついたら修正できて、すっかり自分のものにしてしまう、そんな選手が強くなっていくと思います。

変化は確かに一時的な後退を生むことがあります。

でも、その「変化が新しい何かを生み出す」のです。

こうした後退を「積極的後退」と呼びます。

一旦、引いたように見せて陣形を立て直し、再度攻勢をかけたときには敵を完膚なきまでに粉砕することができる優れた作戦に例えられます。

そうした変化が「絶対に自分を強くする!」、そう確信している選手は強い!そのことを忘れないでほしいと思います。


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