やる気を出させるにはどうしたら良いか?
コーチングにおいてこの問題はもっとも重要な課題になります。
「やる気を出せ!」
と何度も言いますが、どうやって出せば良いのか分からなかったり、自分では出しているつもりでもそうではなかったり、計ることができないのでやっかいです。
やる気度数のようなものが簡単に計ることができて、それを見ながら指導ができればどんなに楽だろうかとは思います。
でも、そうはいかないので、あの手この手でやる気を引き出すために工夫します。
一般論では、
・賞罰
・競争意識
・仲間意識
・成功感・失敗感
がやる気を引き出すために大切だと言われます。
基本的には、こうした方法を用いてやる気を引き出すことができます。
しかし、そのような方法ではうまく対処できない時に、本当のコーチングの意味が問われます。
私は、そういう時には原則論に戻ります。
トレーニングの原則には、
過負荷(オーバーロード)の原則
漸進性の原則
反復性の原則
全面性の原則
自覚性の原則
個別性の原則
の基本原則があります。
その他に、
意識性の原則
特異性の原則
多様性の原則
の原則もあります。
これらの原則は、「人間の能力を引き出すために大切なこと」として、トレーニングの世界では一般化しています。
それを基本的な考えとして、コーチングにも当てはめて考えてみるということです。
ある選手を指導する時、その時の指導内容は負荷が強すぎはしないか、追い込みすぎてはいないか、ひとつの側面だけを強調しすぎてはいないか、など、これらの原則に照らし合わせて考えます。
特に、中高生の多感な時期の子どもたちをに接しているので、思春期における特徴などには配慮します、
それでもうまくいかない時も多いものです。
しかし、多くの経験を積んできて、いろいろなアプローチの方法をアレンジする能力が付いてきます。
コーチングにおいて、コーチに最も必要な能力は、こうしたアレンジして対応する能力、「対応力」だと考えます。
人を扱うということは、多様性に対処するということです。
ひとつの方法で対応できることは多くはありません。
問題が起きた時に、それに真剣に向かい合い、思案し、自分なりの対応法を身につけていく、こうしてコーチの能力を高めていきます。
それがコーチという仕事の魅力でもあります。

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