2009年12月1日火曜日

ゲームの流れをつかむ(1827)



試合には「流れ」があり、その「流れ」を変える「ターニングポイント」がある。

もちろん、誰でもその「流れ」にうまく乗りたいと思っているが、ちょっとした油断やあせり、体力的な問題や意識の変化などで相手に押し込まれることもある。

そのようなときに「勝つことばかりを考えるな」とか「先をみるな」と言い聞かせてみてもあまり効果は無いだろう。

そのようなことは十分理解しているが、コントロールできないからこそターニングポイントで流れが変わったとき、その流れを食い止めることができずに苦しい思いをするのである。

流れをうまく引き寄せるにはいくつか方法がある。

まず、「強気のプレー」を心がけること。試合は、押し合いなので「強気のプレー」はあたりまえのことであるが、ちょっとしたことで弱気になるのも人間である。これは常に心がけて試合を経験していくしか克服の道はない。

次に、自分の流れが悪いときには「間を取る」こと、インジュリータイムをそのような目的で使うのはほめられることではないが、「間を取る」ことによる効果は期待できる。

そして、「作戦を立てる」こと、じつはこれが「流れを作る」うえでもっとも大切なことである。

流れが相手にあるときには、あせりや不安、恐怖などで、冷静な判断ができなくなっているはずだ。

そんなときに、ただ「がんばろう!」とか、「強気で攻めるぞ!」と言ってみたところで、何をがんばるのか、何をどう強気で攻めるのかが明確ではないので、思ってみても、そうならない自分に苛立つだけであまり効果は期待できない。

自分の現状を冷静に分析して、相手の流れをくずすための具体的な作戦を少なくとも一つは明確に立てなくてはならない。

作戦がうまくいくケースばかりではないだろうが、少なくとも作戦を立てることで冷静にものごとを考える時間は増える。

やみくもにプレーをして、相手の流れにさらに深く引きずり込まれることは少なくなるだろう。


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