2009年12月23日水曜日

忍耐力(1849)



「強くなるためにもっとも大切なものは何か?」と問われれば、それは「忍耐力」であると答えます。

スポーツは「がまん」、「がまん」の連続です。

その果てにあるほんの少しの「栄光」のために多くのアスリートは今日も「がまん」しています。

スポーツの世界では、強くなれば楽しいことが多くなるのかというとそうではありません。

むしろ苦しいこと、悲しいことのほうが多くなるのです。

当然、プレッシャーは大きくなります。

それに「耐える力」を持っていなくては、いくら身体的な資質に恵まれようともトップ選手になることは難しいものです


・・・何に耐えるのか。

・・・勝てなくなる不安
「前はあいつに勝っていたのに、最近だんだん勝てなくなってきた」
「このまま勝てなくなったらどうしよう」

・・・練習やトレーニングのつらさ
「練習しても強くなれなかったらどうしよう」
「こんなにつらいトレーニングなら強くなれなくてもいいや」

・・・親やコーチからのプレッシャー
「何で勝てないの」
「今まで何やっていたんだ」
「今までいくらかかっていると思っているんだ」

・・・試合でのストレス
「今のは絶対入っていたのになんでアウトなんだ」
「こんなにうまくいかないなんてどうしたらいいんだ」

などです。すべてはがまん、「忍耐力」が必要です。

高岸知代プロのドキュメンタリー番組の中で私が話したこと・・・。

「僕はいろんなプロ選手をトレーニングしてきてるんですが、この選手は必ずそこそこのレベルまで行くだろうなって思えるのは、努力する才能があるかどうかなんですね。

普通は途中しんどいものですから、自分の中でこのへんでいいだろう、とブレーキをかけてしまうんです。

彼女の場合はトレーニングに対する意識が非常に高くて、努力する才能があるものですから、自分の限界まで追い込めるわけですよ。

そうすると、もうトレーニングが厳しいものですから、泣きながらトレーニングをするんですね。

彼女の一番の凄さ、素晴らしさっていうのは、まさしく自分を追い込む力、それに耐えられる力じゃないかなと思います」

・・・多くの子ども達に「耐える力」があればいいなあ、と思います。


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