2009年12月31日木曜日

自(1857)



今年ももうすぐ終わろうとしています。

今年はみなさんにとってどんな年だったでしょうか?

今年の漢字は「新」だそうですが、新政権や新型ウィルスなど、確かに「新」に関係することが多かったような気がします。

私に関しては、寮に「新」人が入ってきたり、「新」しい家族が増えたりしました(「りょうた」と言います)が、何か特別に「新」しいことにチャレンジしたということはなく、今まで通りをやり通したという感じがしています。

何か一文字で表すとすれば、「自」ですね。

「自」とは、「自ら」という意味です。

昨年は多くの遠征をスタッフに任せたり、トップジュニア委員会の遠征もメンバーに帯同してもらったりしましたが、今年はすべての遠征を自分で行いました。

身体的にはしんどい思いをしましたが、いろいろな出会いや発見、再認識できたこともあり、意義深い年になりました。

そうやって自分ですべてのことをやってきて思うことは、ちゃんと「自分のチームを作る」ことができてきているという実感です。

民間クラブでコーチをしていて、自分のチームをしっかりと作っているという認識を持つことは難しいものです。

単なるレッスンに終始してしまうことも多いと思います。

進学や受験、その他いろいろな理由でチームを離れるケースも多くあります。

できるだけチームに愛着を持ってもらうことができるように努力をしますが、なかなか難しいですね。

そんな時はとても寂しい思いをしますが、仕方がないと割り切っています。

でも、今年は、大学に進学した選手がチームサポートに来てくれたり、練習に来てくれたり、一度チームを離れた選手が戻ってきてくれたりと、嬉しいことがたくさんありました。

そして、何よりも、来年卒業する寮生が、今までと変わらず練習に参加してくれることを素晴らしいと思います。

本来であれば引退して高校生活を楽しんでいるところです。

でも、今まで以上に高い意識を持って練習に臨んでいる姿を見る時、チームやクラブに対する愛情とテニス賭ける情熱を感じてうれしくなるのです。

こうした意識を持った選手が集まってチームが作られていく時、真のアカデミーに成長していきます。

今年一年、自ら積極的に動いて、ほとんどすべてのことを自分でやり通し、その基礎ができたのではないかと思っています。

まだまだ成長していかなくてはなりません。

石川遼プロの今年の漢字である「攻」を忘れないで、より良いチームになるように努力していこうと思います。

今年も本当にお世話になりました。

テニスのため、子どもたちの未来のために来年も頑張りますので、よろしくお願いします。

ありがとうございました。


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