2009年12月22日火曜日

敗戦から学ぶ(1848)



高いレベルの選手を目指す方はもうすでに計画を実行されているにちがいない。

しかし、いくらしっかりと計画を立ててもすべてがうまくいくとは限らない。

計画が間違っていることもあるだろうし、成長のタイミングが思い通りにいかないこともある。

だから、目標とする試合で負けることも多い。

しかし、真に強くなるものは、この敗戦を次のステップにできるということを忘れないでほしい。

敗戦から学ぶ」ことができれば、次の計画を立てることにも大いに役立つ。

では、敗戦から何を学べばよいのだろうか。

負けることで、自分に足りないことや変えていかなくてはならないことが明確になる。

また、悔しい思いを持ち続けることで苦しい練習に耐えるモチベーションも高まるはずだす。

そう考えれば、「敗戦から学ぶ」ことがいかに大切であり、そこに成長のための大きなきっかけがあることがわかる。

しかし、「敗戦から学ぶ」ためには「2つの条件」がある。

ひとつは、この試合までにはこの課題を克服するとか、対戦相手を想定して戦術を立てながら練習するとか、明確な目標に向けて「ひたむきに努力すること」ができていたかどうか、ということだ。

意識を高く持って試合の臨むことができなくては、敗戦から何かを学び取ることはできない。

もうひとつは、「心の底から悔しいと思う」ことだ。

勝負に賭ける気持ちが強ければ強いほど、負けたときの悔しさは大きいものだ。

気持ちが高まっての敗戦は、冷静に物事を考えるまでに時間がかかるだろうし、場合によってはテニスを辞めてしまうかもしれない。

これはつらいことではあるが、それくらいの悔しい思いを持てなくては強くはなれないということだ。

私は、敗戦によってテニスに対する情熱をなくしてしまった選手やテニスをやめていった選手を何人も見てきた。

そんな選手を見るとき、冷静を装ってはみても私の心は大きく動揺する。

そこまで追い込まなくても良かったのではないか、と自問することもある。

なにも悲しむのは選手だけではない。

「強く思えば、強く悲しむ」、これは表裏一体ではあるが、どこまで求めるのかは、結局自分で決めるしかない。


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