今日で前期の授業が終了しました。
前期は、「コーチング論」と「トレーニング科学」を担当しましたが、私にとってはどちらも自分の知識や経験をまとめるのにも役立つ有意義なものでした。
学生さんにどれだけのものを伝えられたのかはわかりませんが、とりあえず精一杯教えたつもりです。
コーチという人はたくさんいますが、「コーチという存在」になりうる人は少ないと思います。
コーチングとは「人の能力を引き出す」ことです。
もっとも大切なことは「観ること」と「コミュニケーション」であり、ただ教えるのではなく、「相互理解」と「相互選択」の考え方を持って、「より良い感情を伴う関係」がなければコーチングは成り立たないからです。
私は多くの子どもたちを教えているので、「コーチ」と呼ばれています。
しかし、子どもたちが本当に求めるものを提供し、良好なコミュニケーションを構築できている「コーチ」であるかどうかは分かりません。
そうあろうと努力しています。
実は、コーチの資質とは、それを身につけていることも大切ですが、いつもそれを高く身につけようと絶えず努力する姿勢を持っているということが大切です。
そういう姿勢でいることはコーチとしての価値を高めますが、何よりも自分自身の人生をより有意義なものにしてくれます。
私は「コーチング論」をそういう学問だと捉え、できるだけ学生さんの人生に役立つ講義にしようとしたつもりです。
講義をしながら思うことは、まだまだ「足りない」ということです。
でも、「足りていないから努力する」、この姿勢だけは崩さないようにしようと思います。
講義も終わり、もちろん試験があります。
私の試験は、どうしても覚えてほしいことをまとめるためにする、というふうに考えていますので、基本的に出題するところは教えました。
これだけ覚えれば試験に受かるというのではなく、きっとこれから役立つことがある、そう考えて勉強してほしいと思います。
そして、また後期にお会いしましょう!

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