2009年7月24日金曜日

最適なこころの状態を作る(1697)



試合前や試合中は、だれでも多少なりとも緊張するものです。

子供たちに、

「試合で勝つために、今、自分にとって必要なものは何か?」

と聞くと、

「自信」、

「勇気」、

「強い気持ち」

などメンタル的な要素を挙げることが多いものです。

なぜでしょうか。

それは「怖い」からです。

「勝てるだろうか」、

「良いプレーができるだろうか」、

「あの子には負けたくない」、

「勝てば全国大会にいける」、

そんな考えに捉われて「不安」や「恐怖」にかられるのです。

「不安」や「恐怖」は誰でも持っています。

人間である以上、この気持ちを抑えることは難しいものです。

大切なのは、それらに捉われないで、緊張しても自分のプレーに集中して、自分の「最高のプレー」ができるように訓練することです。

私は、試合の前には

「自信を持って試合に臨めるような練習をしなさい」、

「気迫と勇気を持ってボールを打ちなさい」、

「今、自分がやっていることに集中しなさい」

とだけ言います。

とても難しいことです。

それを実践するためにどのように練習に取り組めばよいのかのかがわかりません。

試合前には比較的単純な練習を行うことは効果的かもしれません。

単純な練習は大変高い集中力を必要とします。

普段の練習では技術の向上を目指す場合も多く、いろいろな練習パターンを組み入れてカリキュラムを作りますが、試合の前はメンタル面の充実が最大の目標なので、どうすれば

「最適なこころの状態を作ることができるか」

についてだけ考えるようにしています。

その成果が試合で発揮されれば良いと思います。


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