2009年9月14日月曜日

戦うための準備(1749)




<大会2日目>

大会会場が2つに分かれたため、私はもうひとつの会場に勇太と健生と一緒に移動しました。

初め、一人だけ違う会場に行くと知らされていた健生のほっとした安堵の表情が印象的です。

初めにプレーした会場は、街中にある4面ほどのクラブですが、別会場は高台にあって、モーレア島を望む高級リゾートクラブといった感じです。

山の中腹にあって素晴らしい景色の会場は、まさに南国のクラブといった様相です。

その中で2回戦(正式には3回戦から登場しているので4回戦で、ベスト8をかけた戦いとなります)を戦った勇太と健生ですが、さすがに14歳以下の強いストロークとスピンに対する対応が苦しいようで、コントロールミスを繰り返して追い込まれます。

勇太はそれをうまくかわしながら最終セットのスーパータイブレークに持ち込み、ここで粘り強さを発揮して、13-11での接戦をものにして準々決勝に勝ち上がりました。

健生は、序盤こそリードを奪いますが、深くて弾むボールに徐々に劣勢に追い込まれ、最後はやや集中力を欠いたプレーになって敗退しました。

動きも悪くありませんが、闘争心を最後まで失わない強さを身につけてほしいと思います。

同時刻に初めの会場で行われた昇平、織部、南穂の試合は見ることができませんでした。

南穂は12歳以下の戦いでしたが、力の差を見せつけ、相手に全く隙を与えずに完勝です。

明日からの戦いが楽しみです。

昇平と織部は、と同じく14歳の強いショットに対応できずに苦労したようです。

それでも昇平は、最終セットのスーパータイブレークを10-7で振り切って準々決勝に進出です。

この勝負強さをもっともっと伸ばしていきたいですね。

織部は、まだまだショットが不安定なようで、対応できずに3-6、1-6で敗退です。

この悔しさを12歳以下の戦いに活かしてほしいと思います。

休む間もなく始まった男子の12歳以下の戦いですが、思っていた以上の苦戦が続きます。

トップシードをもらったというプレッシャーか、疲れもあるのか、動きの切れがなく簡単にショットをミスします。

ちょっと集中力が緩んでいるのかもしれません。

そうした状況にあっても、地力のある昇平と勇太は、それぞれある程度の余裕を持って勝ち上がります。

健生は、ちょっと雑に見えるプレーで凡ミスを繰り返し、最終セットまで追い込まれますが、10-10の苦しい場面で果敢に攻めて、12-10で振り切り、明日の準々決勝にコマを進めました。

織部は、ここという場面でショットの正確さを欠き、ボールに対する執着心も薄れ、いい所なく0-6、2-6で完敗です。

戦うために自分のすべきことができていないように思います。

ただ勝ち負けにこだわるのではなく、すべきことを貫く強い精神力が必要です。

明日からのダブルスでそれを発揮してほしいと思います。

今日の最終マッチとなった彩子の試合は、フォアハンドの不安定さを突かれて何度か苦しい場面もありましたが、ショットの威力で上回り、明日に勝ち上がりました。

南穂と同様に十分に練習できていないところもあるので、良い調整になったと思います。

今日の戦いを振り返って、まだ十分に「戦うための準備」ができていないと感じます。

比較的気軽に参加できる大会ではありますが、自分たちがここに来て「すべきことは何か」をしっかりと意識して臨んでほしいと思います。

明日からはダブルスも始まります。

一日中試合を見ていると大変ですが、思いのほか涼しく、素晴らしい景色に魅了されて、それほど疲れを感じません。

今日は少し早めに試合が終わったので、港にある公園内に広がるルロットと呼ばれる屋台に食べに行きました。

ここは、中華からステーキ、ピザ、クレープと何でも食べることができます。

値段も比較的安いので毎日通う常連になりそうです。

そんな些細な楽しみも遠征の魅力ですね。

今日も満足してゆっくり寝られそうです。

<大会結果>
勇太 6-3、4-6、(13-11)(U14)
健生 5-7、1-6(U14)
昇平 6-3、4-6、(10-7)(U14)
織部 3-6、1-6
勇太 6-3、6-1(U12)
健生 6-4、5-7、(12-10)(U12)
昇平 6-2、6-2(U12)
織部 0-6、2-6(U12)
南穂 6-0、6-0
彩子 6-1、6-1


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