2009年9月27日日曜日

自分流では戦えない(1762)



<韓国遠征3日目>

予選の決勝を戦った慎也は、昨日に比べて高い集中力と闘争心を持って戦いましたが、大切なポイントでのダブルフォールトや打ち込みのミスが多く、うまく流れに乗れないまま敗退です。

セカンドサービスの精度と威力を高めること、バックハンドを打った後のコートカバーを早くすること、ネットへの攻撃のパターンを作ることをアドバイスしました。

意識を高めて練習し、ショットの精度を高め、戦術面の強化に取り組んでほしいと思います。

残念ながら予選での敗退ですが、ラッキールーザーでの本戦インになりそうです。

勝つために自分がしなければならないことは何かをよく考えて戦ってほしいと思います。

この遠征に参加している選手も大変よく練習します。

「自分なりに一生懸命」は大切なことです。

でも、それだけでは戦えないように思います。

戦うことに必要なことに「気づく」ことができる選手は、戦いを通して強く成長していきますが、なかなか「気づく」ことができない選手は、「何が足りないのか」、「どうすれば良いのか」を教えてもらって、しっかりと記憶し、変えていくための努力が必要です。

こうした遠征を通して学ぶ機会もありますが、強い「自覚」や「忍耐力」が必要で、なかなか面倒なことです。

もっと簡単な方法はないかと考えてみました。

それは、自分の好きなプレーヤー、憧れのプレーヤーの「マネ」をすることです。

劣等生が一念発起して東大を目指す「ドラゴン桜」、という漫画の作者は、成功者の「マネ」をすることの重要性を説いています。

そこから始めていろいろな経験を積み、「自分流」が出来上がってきます。

イチローも始めから個性豊かな選手ではなかったはずです。

でも、多くの子どもたちは自分がやっていることにうまく気づけない「自分流」になっているような気がします。

この「気づき」があるかどうかで強くなれるかどうかが決まってしまいます。

誰かのプレーを見て、

「こんなプレーはいいなあ」、

「こういうふうにプレーしてみたい」

と思ったら実践してみることです。

思い切ってトライしてみることです。

そうやって「個性」は磨かれ、「自分流」で戦うことができるようになってきます。

昨日、子どもたちを厳しく叱った後、そんなことを考えていました。

うまく伝えることができればいいなと思います。

朝の練習では、女の子たちは気合の入った練習ができていたと思います。

まだまだ満点というわけにはいきませんが、ほんの少しの意識の変化で大きくプレーが変わるということを実感できたのではないでしょうか。

明日からの試合でさらに意識を高めて臨むことができることを期待します。

<大会結果>
慎也 2-6、1-6


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