2009年9月29日火曜日

勝負強さを身につける(1764)



<韓国遠征5日目>

今日は雨模様の天気予報でしたが、何とか無事に本日の日程を消化しました。

大斗は不安定なショットに加え、持ってきたラケットすべてのガットを午前中の練習と試合中に切り、借り物のラケットで戦ったこともあってなかなかリズムに乗れませんでしたが、うまくネットプレーでしのいで辛勝です。

ストロークの安定感を高めなくては勝ち進むことは難しいと思います。

フットワークの充実とコントロール精度を高める必要があります。

大貴は、大柄な対戦相手の強いスピンボールの対応に苦しみ、返球するのがやっとの状態でしたが、ファーストセットの後半から回り込みのフォアハンドと中ロブでうまくつないで互角の展開に持ち込みます。

最後は積極的な攻撃に振り切られましたが、ボールに対する高い執着心を見せた良い試合だったと思います。

雄太は相手選手の早いミスに助けられ、終始リードを奪う展開でしたが、ここというポイントで凡ミスを繰り返して劣勢に追い込まれる場面もありました。

勝負弱さはまだ克服できていないようです。

ペースを乱した時にどう対処するのかということを学んで勝負強さを身につけてほしいと思います。

慎也の相手もストロークの安定性に欠け、比較的楽な展開でしたが、ショットの変化に対応できずに凡ミスをする場面も多く、より高い精度のストローク能力を身につけなくてはなりません。

女子では、志歩が初戦を戦いました。

粘り強いストロークが持ち味の選手との対戦でしたが、力強いショットで相手を追い込み、ファーストセットを奪います。

セカンドセットに入ると、相手選手の対応力が上がり、粘り強さが増してきます。

それにプレッシャーを受けてミスが目立つようになり、大切なポイントでの打ち込みをことごとくミスをしてセカンドセットを奪われ、ファイナルセットも同じような展開で惜しい敗戦となりました。

ショットの威力は十分あるので、精度を高めることと苦手のバックハンドの技術の向上を目指してほしいと思います。

しかし、今までの戦いに比べ、声を出し、ガッツポーズで気持ちを高め、うなだれる場面も少なく、戦うための基本的なことを高いレベルでできていたと思います。

これを続けることで技術レベルの向上も早くなります。

高い目標を持って頑張ってほしいと思います。

遥佳も惜しい敗戦となりました。

大柄な対戦相手の角度のあるボールの返球に苦しみ、粘り強さを発揮することができずにファーストセットを奪われます。

セカンドセットに入ると、中ロブや緩急を使って相手のリズムを崩し、ミスを誘ってリードを奪いますが、大切なポイントでの消極的なプレーが響いて逆転で落として敗れました。

ディフェンスは高いレベルでできていますので、より積極的な攻撃を心がけて、チャンスで相手に大きなプレッシャーをかけることができるようになれば良いと思います。

都は昨日までの強引な攻撃を抑え、相手をよく見て配球し、チャンスボールを思い切って打ちこむという自分が目指すプレースタイルで戦うことができました。

相手のショットのレベルが高くはないので、比較的余裕を持って戦うことができましたが、相手のレベルが上がっても同じようなプレーを心掛けて辛抱強く戦ってほしいと思います。

詩菜は安定したストロークで相手に付け入るすきを与えずに完勝です。

自分のリズムでラリーできている時は思い切りの良いショットもきちんとコントロールできます。

その安定感を生み出すのはコートカバーリングの素早さです。

練習では常にその意識を持って取り組むことで能力は向上してきます。

高い意識を持って練習してほしいと思います。

今日からダブルスも行われました。

シードされた志歩と都の組以外はすべて対戦がありましたが、残念ながらすべて敗退となりました。

大貴と慎也の組は、相手の強いストローク追い込まれる場面が多く、守備的なボールをうまく配球できずに打ち込まれて敗退しました。

ショットの強さと切り返しの精度を上げなくてはならないと思います。

雄太と大斗の組は、相手選手の力強いストロークに押されてミスを繰り返しファーストセットを落としますが、セカンドセットからはIフォーメーションを取り入れるなど積極的なプレーで押し、タイブレークで奪い返します。

ファイナルセットのスーパータイブレークも互角の展開ですが、大切なポイントでネットプレーのミスが出て惜敗です。

大切なポイントでのミスショットを少なくし、より積極的なプレーをするように心がけてほしいと思います。

遥佳と詩菜の組も惜敗です。

ファーストセット序盤はリードを奪われますが、徐々に押し返し、後半はリードを奪い優勢に立ちます。

ここで降雨による中断があり、インドアコートに移動しての戦いになりました。

うまく気持ちの高まりは維持できていたと思いますが、大切なポイントでの思い切りが足りずにポイントを失いファーストセットを落としました。

セカンドセットも互角の展開ですが、大切なポイントでのダブルフォールトやネットプレーのミスが出て惜しくも落として敗れました。

やはりここ一番での思い切り、勝負強さが必要だと感じます。

大切なポイントでより積極的なプレーを心掛け、勇気を持って打ち込み、ポイントを奪いきるという経験が必要です。

この大会でそれを訓練できれば良いと思います。

勝負強さを身につけるには練習を頑張るだけではだめです。

試合の大切なポイントで、どれくらいの勇気を持って打ち込めるかどうかが鍵です。

今回の遠征はその訓練のつもりでいます。

明日からの試合でみんなの勇気を見たいと思います。

<大会結果>
大斗 6-7(7)、6-3、(10-4)
大貴 4-6、2-6
雄太 6-3、6-3
慎也 6-4、6-3
都  6-1、6-2
志歩 6-4、3-6、3-6
遥佳 2-6、5-7
詩菜 6-1、6-2
大貴・慎也 1-6、3-6
雄太・大斗 3-6、7-6(2)、(8-10)
遥佳・詩菜 6-7(4)、4-6


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