2009年9月30日水曜日

見えないのに見えてくるもの(1765)



<韓国遠征6日目>

今日は朝からあいにくの雨模様で、インドアコートに移動して本戦のみ行われることになり、志歩と都のダブルス以外はあすに順延になりました。

志歩と都のダブルスは、力強いストロークとまずまずのネットプレーで主導権を奪いファーストセットは簡単にとりますが、セカンドセットに入ると相手の粘りに単純なミスを繰り返してリードを許します。

そこから積極的なストロークで盛り返して接戦をものにして何とか勝ち上がりました。

ショットの威力は十分にありますが、相手の弱点を突くという最も基本的な戦術も実践することができません。

勝つためにどうすべきなのかを判断し、状況に応じて配球することが勝つためには必要であることをしっかりと学んでほしいと思います。

明日は順位戦が2試合組まれています。

自分自身で納得できる素晴らしい試合をしてほしいと思います。

「素晴らしい試合とは目を閉じていても、選手の動き、ショットの強さ、息使い、フットワーク、ガッツ、悔しさ、などが見ているかのように感じられる試合である。」

という文を読んだ記憶があります。

試しに遠征の初日の練習マッチを目を閉じて聞いてみました(決して眠ってはいませんよ)。

ミスをして悔しい時の声は聞こえてきます。

それ以外は、ボールを打つ音しか聞こえてはきません。

何も伝わってくるものがありません。

良い試合ではないということです。

「目で見なくても伝わっていくもの」、

きっとそれが強くなるためには必要なものだと思います。

誰かが強い選手の行動を見て「私にはできない」と言いました。

強くなることをあきらめたわけではないとは思いますが、「何が何でも」という強い気持ちではないということです。

それをうまく引き出すのがコーチの仕事ですが、大変難しいことです。

でも、厳しく叱った後の子どもたちの練習を見ていると、何となく「それ」が伝わってきます。

ある試合では、目を閉じていてもはっきりと「それ」を感じることができます。

「強くなるということがどういうことなのか」を少し理解したのかもしれません。

そうやって少しづつ成長していきます。

忍耐強く教えていこうと思います。

<試合結果>
志歩・都 6-2、6-4


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