2009年9月21日月曜日

弱気な言葉を口にするな(1756)



一日中試合会場をうろついていると、いろいろな会話が聞こえてくる。

そのほとんどは「くだらねぇな。やっぱガキの会話だな。」という程度のものだ。

まだ会話があれば良いほうなのかもしれない。

あちこちでメールのやり取りをしている姿が、本当によく目につく。

メールは新しい時代のコミュニケーションの手段なのだろうが、私は「電話なんて話せりゃいいじゃん」と思う(ダウンタウンの松本仁志もそう思っている)。

ただ、テニスの話になると、特に試合前は、それなりの緊張感やけん制の入り混じった、なんとなく堅苦しい会話になるようだ。

そんな会話の中にも強い者とそうでない者を明確に隔てる法則が存在しているのだが、あなたにはお分かりであろうか。

それは、ずばり!「強い選手は弱気な言葉を吐かない」というものだ。

もちろん、単に強気な言葉を口にするというのとは違う。

弱気な自分をごまかしたり、奮い立たせるために「俺が絶対に勝つ」と言い張るのは単なるツッパリだ(いまどきこんな言葉を使って意味が通じるのかなあ)。

また、「絶対負けないよ」とか「負けるはずないじゃん」と、自分の強さを過信し、慢心しているときにでてくる言葉でもない(宇宙戦艦ヤマトで、宿敵デスラーが「ヤマトの諸君、私に勝てるかな?」と嘲笑するように見下して言う言葉のようだといえばわかりやすいか)。

そうではなく、

「確かに厳しいけれど、集中力が切れなければ大丈夫」、

「相手のフォアの攻撃を防ぐことができれば勝てる」

など、相手の観察と自己分析によって、戦うためにどうすればよいのかが明確になっており、それを実践しようとする意志をはっきりと口にできる奴が強い選手だ。

それに対して、弱い選手は、

「もう無理、無理」、

「多分負ける」、

「どうしようもない」

などという弱気な言葉を平気で吐く。

心理的には「弱気な言葉を吐いて、負けたときの言い訳を用意する」ことを意味している。

強い奴がこういう気持ちで向かってくるのに、それに怯んでいたら勝ち目は100%ない。

どうすれば勝つチャンスが生まれるか、そのために自分のすべきことはなにかついて焦点をきっちりと向けられる奴でなければ、可能性は開けない。

ヤマトは圧倒的に不利な状況でも決してあきらめなかった。

常にそのときにできる最善策を模索しながら、なにがなんでもイスカンダルにたどり着くのだという強い意志に支えられて行動した。

だから、絶対の力に慢心していたデスラーは敗れ去ったのだ。君はヤマトになれるのか!!!(すみません。なにしろ最も好きなアニメなので、興奮してしまった)。


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