2009年6月10日水曜日

予選大会?(1653)



先週の土日に東海小学生大会が開催されました。

小学生大会は私が最も好きな大会の一つです。

以前、全国小学生大会のレポートとして、こんなことを書きました。

<純粋な戦い@全国小学生大会>
やっぱ、この大会はいいなあ!ここに来るといつもそう思う。
都会の中のオアシス的な雰囲気がある。
石垣に囲まれたコートと古き日本の風情が残る会場は、熱き戦いを演出するのに十分であるだけではなく、森林浴で癒される自分もそこにいる。
そして、小学生にとって不純物(?)である中学生がいないことで生まれる親近感と同世代のライバルの誕生は、純粋に闘う場であることをより強く印象付ける。
そして、この大会は、以前はファイナルセットになると10分間の休憩とコーチングがオーケーだった(今は実施されていないようだ)。
コーチや親と一体になって、ともに戦うということを意識できる唯一の大会である。
そんな雰囲気の中、多くの熱き戦いが繰り広げられた。
中学生の大会に比べて、純粋に戦っているとは思うが、やはり「ファイターであること」が強くなるためにもっとも大切な資質であることを強く感じる。
強い選手は、試合においてファイトするだけではない。
本物の「ファイター」とは、試合で自分の力を最大に出すことができるように常に「準備できる」奴のことだ。
「試合前に仲間とつるまない」、「相手に対して礼節をわきまえる」などの態度、振る舞い、行動が自然とできている。
よくジャッジに対して、相手から文句を言われるやつはそのジャッジそのものが悪いのではなく(もちろんそうである場合もある)、そのときの振る舞いに問題がある場合が多い。
相手に対して「失礼な奴だ!」と思わせるような態度でジャッジを行うので、つい感情的になってしまうのだ。
本当に強い奴は、毅然とした態度で、正確にジャッジすることができるので、相手に付け入る隙を与えにくい。
そんな雰囲気を持っている選手も何人かいた。
「きっと、こういう選手は強くなるだろうな」と感じることができるが、多くの選手は、優れてできているとは言いがたい。
ここはやはり「訓練の場」である。
私が知る限り日本では最高の大会であり、子どもたちには最高の「訓練の場」であると自覚して臨んでほしいと思う。
苦言を呈してはいるが、低い年齢のうちから「雰囲気」を持つことができれば、強くなることは間違いないので、自覚を持って訓練を続けてほしいと思うのである。
私自身は、今年もこの大会に参加できて、ここで闘える選手を育成したいという夢は大きくなるばか
りだ。
いつでも「ここ」に来ることができるように、より良い環境を作る努力を続けなければならない、今は「純粋に」そう思っている。

その大会の予選として位置付けられているこの大会ですが、本戦はクレーコートで行われます。

もちろん、1回戦から3セットマッチで行われます。

でも、この大会はオムニコートで、決勝戦も8ゲームマッチで行われます。

会場の確保が難しいこと、運営の人手が足りないこと、日程の調整が難しいこと、ちゃんと理解しています。

でも、この戦いを勝ち上がった選手が戦う場とあまりにも違っていて良いのだろうか、という疑問は強くなります。

関東小学生大会は、クレーコートで、3セットマッチで行われます。

「本戦がそうだからあたりまでえしょ!」という声が聞こえてきそうです。

この大会は単なる予選会ではない、そう思っています。

この大会を勝ち上がった選手が、この地域の代表として本戦で活躍できるような意識を強く持ってもらうことは大変大切なことです。

子どもたちの純粋な戦いをもっと真剣に応援しなくてはならない、そんなことを考えた大会でした。

まだ力がなくて、意見も言えるような立場ではありませんが、そうした構想はしっかりと持って時期を待ちたいと思います。


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